1980年代の映画1981年の映画映画

白いドレスの女

4.0
キャスリーン・ターナー(白いドレスの女) 1980年代の映画
キャスリーン・ターナー(白いドレスの女)
『白いドレスの女』(原題: Body Heat)は、1981年製作のアメリカ映画。ローレンス・カスダン監督作品。

『白いドレスの女』ってどんな映画?

『スター・ウォーズ/帝国の逆襲』や『レイダース/失われたアーク《聖櫃》』の脚本家として知られるローレンス・カスダンの監督デビュー作。1940年代のフィルム・ノワールの雰囲気を現代(当時)に蘇らせた「ネオ・ノワール」の傑作。
フロリダの熱帯夜の湿り気が伝わってくるような映像の中で、欲望に溺れていく弁護士を演じたウィリアム・ハートと、圧倒的なファム・ファタール(運命の女)を体現したキャスリーン・ターナーのコンビが鮮烈な色気と緊張感を放つ。爆弾づくりの名人として、若き日のミッキー・ロークが端役ながら強烈な印象を残しているのが見どころ。

あらすじ

弁護士のネッドは、白いドレスを着た美しい女性マティから夫のエドムンドを殺害する計画に誘われ事件へと巻き込まれてゆく。

キャスト

ネッド・ラシーン – ウィリアム・ハート
マティ・ウォーカー – キャスリーン・ターナー
エドマンド・ウォーカー – リチャード・クレンナ
ピーター・ローレンスティーン – テッド・ダンソン
オスカー・グレイス – J・A・プレストン
テディ・ルイス – ミッキー・ローク
メアリー・アン – キム・ジマー
ローズ・クラフト – ラナ・サウンダース
ヘザー・クラフト – カローラ・マクギニス
マイルズ・ハーディン – マイケル・ライアン
マイケル・グレン – トム・シャープ

まさに火照っているかのような、キャスリーン・ターナーの絶望的なまでに淫蕩な肉体。

ローレンス・カスダンはなかなか良い仕事をする人だ。この人はハイスクールの頃からシナリオを書いていて、大学卒業後も仕事をしながら書き続け、ついに仕事をやめてスピルバーグに目をとめられて、ルーカスに紹介され、「レイダース/失われたアーク《聖櫃》」「スター・ウォーズ/帝国の逆襲」などのシナリオを書いて一気にメジャーになった才人。本作は監督デビュー作である。

うだるようなフロリダの猛暑の夜、遠くの火事をぼうっと眺めている冒頭のシーンがとてもいい。言うまでもなく、これは40年代フィルムノワール(ワイルダーの「深夜の告白」や、やはり白いトップスとショートパンツ、白い水着を身につけたラナ・ターナーの「郵便配達は二度ベルを鳴らす」)への入り口なのである。監督としての趣味を思いきって前面に出した冒険というべきか。だから夜のシーンが多いし、昼のシークエンス(まだブレイク前のミッキー・ロークが出てくる)は、なんだかぼやけている印象で、あまりよく覚えていない。

今ではみるかげもなくなってしまっているのだが(!)──と今さらのように驚いたりするのは、「ローズ家の戦争」を最後に筆者が90年代の映画に疎いからで、彼女はコンスタントに出演し続けている。「ヴァージン・スーサイズ」の母親役だって、言われるまで気がつかなかった(汗)──この映画における、キャスリーン・ターナーの絶望的なまでに淫蕩な肉体は、まさに火照っているようである。こんな女に出会ったが最後、男はひとたまりもないのである。上記にかかわらず、今でもKathleen Turnerで検索すれば多数のポルノサイトがヒットするという事態は、すべての男に破滅願望が潜在していることを如実に示すものである。

『白いドレスの女』を観るには?

『白いドレスの女』作品情報

監督 – ローレンス・カスダン
脚本 – ローレンス・カスダン
製作 – フレッド・T・ギャロ
製作総指揮 – ジョージ・ルーカス
音楽 – ジョン・バリー
撮影 – リチャード・H・クライン
編集 – キャロル・リトルトン
配給 – ワーナー・ブラザース
公開 – アメリカ:1981年8月28日、日本:1982年2月20日
上映時間 – 113分

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