ドラゴン・タトゥーの女

ルーニー・マーラ(ドラゴンタトゥーの女)
ルーニー・マーラ(ドラゴンタトゥーの女)

『ドラゴン・タトゥーの女』(原題:The Girl with the Dragon Tattoo)は、2011年のアメリカのミステリー映画。2009年に公開されたスウェーデン版映画『ミレニアム ドラゴン・タトゥーの女』に次ぐハリウッド映画化である。
原作はスウェーデンの作家スティーグ・ラーソンの『ミレニアム』(Millennium)の第1部。『ミレニアム』は全10部という構想だったが、作者は2004年11月、第1部の出版を待たずして心筋梗塞で死亡。その後、2005年に『ミレニアム1 ドラゴン・タトゥーの女』、2006年に『ミレニアム2 火と戯れる女』、2007年に『ミレニアム3 眠れる女と狂卓の騎士』が出版され、世界的大ヒットとなった。その後、ダヴィド・ラーゲルクランツ (en:David Lagercrantz) が続編として3作書き、2015年に『ミレニアム4 蜘蛛の巣を払う女』、2017年に『ミレニアム5 復讐の炎を吐く女』、2019年に『ミレニアム6 死すべき女』が出版されている。

2011年公開だから、10年以上も遅れて「そういえば見ていなかった」と鑑賞。

後半になると眉毛がうっすらと生えてくるルーニー・マーラは有能すぎ、恰好良すぎである。
続編はキャスト交代したそうだが(もう子どももいるし無理と断ったそうだ)、このリスベットを超えるのは難しいのでは。

ブルムクヴィストとかヴェンネルストレムとか、字幕で覚えられないようなスウェーデン人の名前が並ぶややこしい原作を、フィンチャーはおそろしく手際よく撮っている。

原作のテーマはミソジニーということらしいが、リスビットのパートも含めて、非常によくできているのではないか。40年前の連続レイプ事件の最中に失踪した少女が最後に現れるというストーリーを文字通りロス・マクドナルド的に撮っているのが心地よかった。

ミレニアム1 ドラゴン・タトゥーの女 (上) (ハヤカワ・ミステリ文庫)

ミレニアム1 ドラゴン・タトゥーの女 (上) (ハヤカワ・ミステリ文庫)

キャスト

ダニエル・クレイグ
ルーニー・マーラ
クリストファー・プラマー
ステラン・スカルスガルド
スティーヴン・バーコフ
ロビン・ライト
ヨリック・ヴァン・ヴァーヘニンゲン
ジョエリー・リチャードソン

スタッフ

監督:デヴィッド・フィンチャー
脚本:スティーヴン・ザイリアン
原作:スティーグ・ラーソン
製作:ソロン・スターモス、オーレ・センドベリ、スコット・ルーディン、セアン・チャフィン
製作総指揮:アンニ・ファウルビエ・フェルナンデス、ミカエル・ヴァレン、スティーヴン・ザイリアン

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