1995年7月7日~9月22日の毎週金曜22:00-22:54にTBS系「金曜ドラマ」枠で放送。主演は豊川悦司と常盤貴子。聴覚障害者の画家と女優の卵が、障害を乗り越えながら愛を深める。第33回ギャラクシー賞テレビ部門大賞受賞、常盤は1995年度のエランドール賞新人大賞を受賞。当時16歳だった矢田亜希子のデビュー作。平均視聴率は21.3%、最終話の最高視聴率は28.1%。主題歌の「LOVE LOVE LOVE」(DREAMS COME TRUE)は売上が約250万枚の大ヒットとなりこの年のオリコン年間第1位となる。
愛していると言ってくれの感想
95年の北川悦吏子作品で、平均視聴率は21.3%だが、ドリカムの主題歌が大ヒットした。
23歳の常盤貴子は、頭が弱い、聾唖のトヨエツより可哀想な子に見えるほどムダな動きが多く、眩しすぎる(最終回近くにそれを常盤自身が述懐するのだが)。パンツも見えそうだ。対するトヨエツ(すばらしい長身だ)にとっても、95年は本作と映画「Love Letter」、ドラマ「この愛に生きて」がヒットした転機の年だったと思われる。
ラスト近く、常盤とトヨエツはそれぞれ「愛していると言ってほしい」と互いに求める。しかし聾唖の人には言えないし、聞こえないというよくできた脚本である。
愛していると言ってくれのキャスト
主要人物
榊晃次(30) – 豊川悦司
水野紘子(23) – 常盤貴子
紘子の関係者
矢部健一 – 岡田浩暉
吉田マキ – 鈴木蘭々(第1話 – 塩見三省(第1話、第3話、第6話)
鷺沢緑 – 高橋理恵子(第1話、第2話、第4話)
小柴力 – 甲本雅裕(第5話、第6話)
晃次の関係者
神崎薫 – 余貴美子(第1話 – 第4話、第6話 – 第9話)
藪下清 – 北川悦吏子
音楽 – 中村正人(DREAMS COME TRUE)
演出 – 生野慈朗、土井裕泰、福澤克雄
制作補 – 北川雅一
プロデューサー – 貴島誠一郎
愛していると言ってくれを観る
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