『君が教えてくれたことの感想』ってどんなドラマ?
自閉症(高機能自閉症)の女性と、彼女の才能を見出した気象予報士。
二人が心の扉を開き、互いを慈しみ育てていく感動のヒューマン・ラブストーリー!
ともさかりえが自閉症の一種(高機能自閉症/アスペルガー症候群)という難しい役に体当たりで挑み、絶賛されたTBS名作ドラマ。
驚異的な記憶力と計算能力を持つヒロインと、傷を抱えた元精神科医の気象予報士が言葉や障害の壁を越えて心を通わせていく姿を描く。千住明の美しい音楽とshelaの主題歌「Love Again〜永遠の世界〜」も話題を呼んだ涙と希望の傑作。
あらすじ
高機能自閉症の障害を持つ雨宮繭子(ともさかりえ)は、両親と弟と暮らしながら趣味で日々の気象観測をして自身のウェブサイトに天気予報を載せていた。両親からできるだけ家で過ごすよう言われていた繭子は、社会との繋がりを願う弟の紹介で元精神科医の予備校講師・狭山慎一(上川隆也)と出会う。対人関係が苦手な繭子は、健常者が日常的にする仕草の意味や感情表現の方法などを狭山から徐々に教わり始める。
そんな中繭子のブログがテレビのお天気コーナーで取り上げられ、それが転機となって彼女は気象会社で働くことに。慎一の支えを受けて様々な問題を乗り越え、いつしか彼に恋心を抱くようになった。一方慎一には恋人を亡くした過去を心の中で引きずっており、新しい恋愛に踏み出せずにいた…。
キャスト
狭山慎一 – 上川隆也
雨宮潤 – 藤原竜也
雨宮亜希子 – 真行寺君枝
雨宮洋平 – 加藤茶
矢口リナ – 椋木美羽
佐久間稔 – 斎藤洋介
矢口有希 – 森下涼子
西崎千尋 – 初音映莉子
水島賢吾 – 宅麻伸
篠田一之 – 甲本雅裕
井沢圭介 – 田付貴彦
森田正光 – 森田正光
森朗 – 森朗
真壁京子 – 真壁京子
三好刑事 – 真実一路
長田 – 船越英一郎
見どころ
- 「高機能自閉症」をテーマにした人間ドラマ
当時のドラマとしては珍しく、高機能自閉症という障害を持つ主人公の視点から、社会との関わり方、コミュニケーションの難しさ、そしてそれでも他者と心を通わせようとする懸命な姿が描かれている。繭子が、狭山から様々なことを「教えてもらい」、成長していく過程が見どころ。 - ともさかりえの繊細な演技
ともさかりえが、高機能自閉症を持つ繭子の内面を、非常に繊細な表情や佇まいで表現。対人関係の苦手さや、感情の表現の難しさ、そして新しい世界に触れることで生まれる戸惑いや喜びといった、複雑な心理が丁寧に描かれている。 - 上川隆也とともさかりえの関係性
上川隆也演じる元精神科医の狭山は、繭子の理解者として彼女の成長を導く存在。彼が繭子に接する際の優しさや、自身の過去との葛藤が、ドラマに深みを与える。二人の間に育まれる、純粋で温かい関係性が中心。 - 藤原竜也の若き日の演技
すでに注目を集めていた藤原竜也が、繭子の弟・潤役として出演。姉を思いやり、社会との繋がりを願う弟の姿が、物語に温かい光を灯す。 - 「社会との共生」と「多様性」
障害を持つ人々が社会の中でどのように生きていくのか、そして周囲の人々が彼らとどう向き合うべきかという、普遍的で重要なテーマが描かれた。多様な人々が共に生きる社会のあり方について考えさせられるドラマ。
感想
12歳で芸能界に入ったともさかりえは本作の放映当時21歳だったが、その前年の雑誌インタビューで過去の拒食症や精神不安状態について語っている。たとえばこの3年後の「すいか」でのともさかの演技は、たしかにそのような素地を感じさせるものだった。
ただ、その後の在り方は、本作を見てそのような演技が懐かしいと思えるほど変化している(本作は、「おかえりモネ」の清原伽耶に先立ち、高機能うつ病の少女が気象予報会社(清原が入社するのはウェザーニュース社だが、ここで出てくるのはウェザーマップ社)で働くことになるドラマである)。

椋木美羽(君が教えてくれたこと)
相手役の上川隆也の死んだ元カノの妹という役で、最近見ない椋木美羽という女優が出ている。またともさかの父親が加藤茶、弟が藤原竜也なのも時代を感じさせる。上川も藤原も大変若い。




