IS 〜男でも女でもない性〜

福田沙紀(IS 〜男でも女でもない性〜)
福田沙紀(IS 〜男でも女でもない性〜)

六花チヨの漫画(One more Kiss2003年3月号・4月号に掲載後、Kiss2004年5月10日~2009年7月25日まで、長編「春」連載、単行本全17巻、2007年第31回講談社漫画賞少女漫画部門受賞)を原作として、2011年7月18日から9月19日の毎週月曜22:00-22:54にテレビ東京系列で放送。主演は福田沙紀と剛力彩芽。ドラマの途中で、映画『モテキ』のコラボレーションが入る。キャッチコピーは「人はひとりひとり、違っていいんだ。」。

IS 〜男でも女でもない性〜の原作


「IS(インターセクシャル)」確率として、2000人に1人。「性」というデリケートな壁を前に、声も出せず震えている“私たち”を知ってください――。《CASE 1:ヒロミ》 戸籍の性別は空欄のまま。女として育ったけれど、“フツウ”と違う身体。「一生恋愛できない」と思っていたヒロミに、同僚から突然の告白が。身体のこと、好きな人に知られたら……!? /《CASE 2:竜馬(りょうま)》 17歳の夏、僕の身体は“女性化”しはじめた――。自分らしく生きるため、カミングアウトをするのだが……!?

IS 〜男でも女でもない性〜の原作あらすじ

CASE 1:ヒロミ
性別空欄のまま、女性として育てられたヒロミは身体に悩み、必死に女性らしく振舞いつつも、一生恋愛は出来ないと思っていたが、突然男性の同僚から愛を告白される。

CASE 2:竜馬
生まれたときはフツウの男の子だった竜馬は「女」だと感じる心を抑え、「男」を演じ続けてきた。しかし17歳を過ぎた頃から胸が膨らみ、身体が女性化。成人後に染色体検査で「IS」と告知された。「男」であり続けることに限界を感じ、自分らしく生きたいと「IS」だとカミングアウトし「どちらかといえば女」としての生活を始めるが……。

CASE 3:春
タロウ・陽子夫妻の第1子は、生まれてすぐ「IS」と宣告される。医師に性別を決めるよう迫られるが、若い両親は苦悩の末この子・「春(ハル)」を一応「女」として届け出ながらも「IS」として育てることを決意。春はISのまま両親に愛され、妹の夏と秋(双子)・弟の冬と共に愛情ある家庭で育つが、成長するにつれて性自認は「男」に、だが思春期以降身体は女性化。本人は悩み周囲は戸惑うが、それでも中学までは「IS」であることを隠さず「男子」として過ごしてきた。
将来は父と同じ「パティシエ」になる夢を抱き、調理科のある離れた街の高校に進学。だが高校では「男子」として受け入れられず、「女子」として入学し、事実を隠して生活することに。数人の女子の同級生は、春が「IS」と知った上で受け入れてくれた。だが、春が生まれて初めて恋心を抱いた相手は、「男」である伊吹だった……。
春は「IS」であることをカミングアウトし、学校側にも男子制服での通学を認めさせる。一方で医師からは早期の女性ホルモン治療を勧告される。葛藤の末、男女を超えて春と伊吹は両想いの仲になるが……。

IS 〜男でも女でもない性〜の原作を読んだ人の感想

ドラマ IS 〜男でも女でもない性〜

感想

いやー、これは…
りの君も、美男ですねも、こういうドラマが出てしまうと、赤面だろう。
なぜか夏ドラマでかぶることになった、性の異なる環境に性を偽って潜入するという設定に、最もまともに取り組んでいるのは本作であると言えるからだ。

福田沙紀の中性感は飛び抜けていて、メイクや衣装もじつに巧妙である。
ミステリアスな存在感は元々であろう剛力彩芽もIS的だし、幼稚園の親友もそうなのかもしれない。4500人に一人というのはそういうことだ。
たいへん深刻な題材であるが、演出も脚本も、福田沙紀の演技も明るい。
南果歩はそこそこだが、高橋ジョージがいい演技を見せてくれそうだ。

キャスト

主要人物
 星野 春 – 福田沙紀(幼少期:大下聖織 / 幼稚園時代:君野夢真
 相原 美和子 – 剛力彩芽(幼少期:奥森皐月
 伊吹 憲次 – 井上正大(少年期(写真 / 回想):大橋律
 齋藤 礼音 – 入江甚儀(幼稚園時代:多田煌琉
星野家
 星野 太郎 – 高橋ジョージ
 星野 陽子 – 南果歩
 星野 夏 – 山谷花純(幼少期:栗野莉子
 星野 武雄 – 勝部演之
 星野 節子 – 泉晶子
 宮原 和江 – 丘みつ子
相原家
 相原 賢一 – 西村雅彦
 相原 直子 – 西田尚美伊吹家
 伊吹 宗一 – 大杉漣
 伊吹 由紀 – 北原佐和子(第8 – 9話)
 伊吹 葵 – 近藤里沙(少女期(写真 / 回想)第3・8 – 9話)
緑が丘総合病院
 岡村 郁夫 – 山本圭
 長倉 真希 – 小林綾子
 医師 – 市川勇
学校法人宮里学園白咲高等学校
 宇佐美 はじめ – 武田梨奈
 長谷川 マキ – 藤原令子
 畑野 よし子 – 尾崎千瑛
 山田 樹里亜 – 趣里
 錦 耕介 – 小林正寛
 水沢 加奈子 – 鹿沼憂妃
 江藤 次男 – まいど豊
 小宮山 啓二 – 森下哲夫
 学校保健師 – 建みさと
横浜あゆむ幼稚園
 先生 – 二宮直子
 幼稚園児 – 大西翼山田蓮二相澤直也
その他
 乾 しず江 – 堀田貴子(第5-7話)
 高桑 – 久保貫太郎
 田口 – 織田和晃
 戸田 美代子 ‐ 和泉ちぬ
 主婦 – 春風ひとみ小柳友貴美奥田由美

スタッフ

脚本 – 寺田敏雄岩村匡子
演出 – 藤尾隆池澤辰也森田昇
音楽 – 白石めぐみ
選曲 – 石井和之
技術協力 – ビデオフォーカス
美術協力 – 山崎美術
カースタント – タカハシレーシング
スタジオ – 東京メディアシティ
医事指導 – 堀エリカ
医療監修 – 長谷川行洋
取材協力 – 黒岩龍太郎
チーフプロデューサー – 岡部紳二
プロデューサー – 中川順平森田昇(テレビ東京)、山田大作(オスカープロ)
企画 – 古賀誠一
制作 – テレビ東京、オスカープロモーション
制作著作 – 「IS」製作委員会

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