『Shrink〜精神科医ヨワイ〜』(シュリンク せいしんかいヨワイ)は、:七海仁原作・月子漫画の漫画(集英社グランドジャンプ2019年13号から連載中、2021年12月第5回さいとう・たかを賞受賞。2024年8月時点で110万部突破)を原作として、2024年8月31日~9月14日に「土曜ドラマ」枠にてNHK総合・BSプレミアム4Kで放送。主演は中村倫也。
Shrink〜精神科医ヨワイ〜の原作
Shrink〜精神科医ヨワイ〜を読んだ人の感想
ドラマ Shrink〜精神科医ヨワイ〜
あらすじ
弱井幸之助は、新宿の下町の路地裏で小さな精神科医院を経営している。弱井は、患者たちの声を丁寧に聞き、症状に根気よく向き合うことで、他の医者が見抜けなかった病名を探り当て、どの患者にも希望を与えてくれる。患者は弱井に出会うことで、“自分なりの生きやすい生き方”に巡り会うのだ。初めて精神科で働くことになった看護師・雨宮有里は、患者と真剣に向き合う弱井の姿を見つめ続けることで、精神科診療の奥深さに魅入られていく。しかし、弱井は、雨宮が知らない悲壮な過去を抱えていた――
感想
精神疾患をモチーフとしては、すでに中園ミホの佳作「Dr.倫太郎」(2015)があり、3話というのはいかにも物足りない(原作単行本は既刊13巻もある)。続編を作れる視聴率を残せただろうか。
序盤で疾患名を明らかにする作りなのは原作通りのようなのだが、そのためNHKらしい啓蒙的なドラマとなっている。1話は夏帆のパニック障害、2話は松浦慎一郎の双極症、3話は白石聖のパーソナリティ症。
中村倫也は「Dr.倫太郎」の堺雅人をうまくトレースしているように見えるが、やはり堺のほうが一枚上手。せっかくの土屋太鳳は出番が少なすぎた。
キャスト
弱井幸之助 – 中村倫也
雨宮有里 – 土屋太鳳(高校生時代:嶋貫妃夏)
綿矢陽美 – 井桁弘恵
松野裕樹 – 三浦貴大
早乙女瞬 – 竹財輝之助
岩国真紀 – 酒井若菜
スタッフ
原作 – 七海仁(原作)、月子(漫画)『Shrink~精神科医ヨワイ~』
脚本 – 大山淳子
音楽 – 富貴晴美
音楽プロデュース – 福島節
演出 – 中江和仁
制作統括 – 樋口俊一(NHK)、阿利極(AX-ON)
プロデューサー – 久保田傑(オフィス・シロウズ)、齋藤大輔
観た人の感想やレビュー記事
- 「心の病」を扱いながら決してヘビーではない「Shrink」。至るところに癒やしのムードが感じられる理由(ステラnet)
- ドラマ「Shrink ~精神科医ヨワイ~」第3話(七海仁)
- 〖Shrink ―精神科医ヨワイ―〗全3話あらすじ・感想!中村倫也、土屋太鳳(たたらワークス★漫画・ドラマ・小説のネタバレ感想)