『泉京香は黙らない』ってどんなドラマ?
「岸辺露伴は動かない」シリーズ初となるオリジナルストーリー。露伴に代わり泉京香が主人公を務める。これまでシリーズの演出・脚本を担当してきた渡辺一貴、小林靖子に代わり、テレビドラマ『災』で知られる監督集団「5月」の関友太郎と平瀬謙太朗が新たに演出・脚本を務める。また、原作の荒木飛呂彦が初めて「脚本協力」としてクレジットされている。
あらすじ
漫画編集の泉京香が連載を立ち上げた新人漫画家・西恩ミカが100万部の大ヒットを記録。得意がる京香だったが、「会話は強烈だが、絵やストーリーは平凡でアンバランス。この漫画家、なにかがおかしい」と露伴は痛烈批判。京香は「そんな言い方、ひどいじゃないですか!」と腹を立てるが、じつは京香自身もミカに違和感を覚えていた。打ち合わせはいつも電話で会ったことがなく、どうやって描いているかも分からない。不安に駆られた京香は西恩邸へ赴にき強引に西恩ミカに対面。しかしいくら話しかけてもミカは何も答えず、ミカの傍らにピッタリと控える兄の奏士が答えるのだった。
キャスト
感想
ついにシリーズ初のオリジナル。荒木飛呂彦は脚本協力とクレジットされているが、結構な実験が試みられていると思った。
シリーズが始まって7年、すでに高橋一生の岸田露伴は確立されており、さらに原作での扱いを大きく超えて確立されている泉京香(飯豊まりえ)を主人公に据えたのは狙いとして堅い。
大まかに言うと、本作は謎の漫画家・西恩ミカ(堀田真由だが、ちょっと誰だかわからない)の謎めいた屋敷で危地に陥るというホラー展開なのだが、これまでの泉京香は、露伴のヘブンズ・ドアーの存在も知らず、これまでさまざまな怪異をうまく回避してきた最強のキャラクターであるからして、初めてスタンドの怪異と対峙してどう切り抜けるのかが見どころだ。飯豊まりえ鑑賞回とも言え、くるくる変わる表情が魅力的。
西恩ミカのスタンドは、映画のDVDやビデオテープ、レコードなど声に関係する物を舐めてその声を奪い、さらに使用人や双子の兄・奏士(寛一郎)の舌を食うことで身体をも支配するというものである。これにより西恩は漫画家としてリアルな会話劇を生み出していた。奪った声で七色に喋る堀田の演技も奇妙な味で怖かったのだが(西恩ミカは自分の声を持っていない)、何よりもこれは漫画では表現しにくい話であり、オリジナルならではと言える。
『泉京香は黙らない』を観るには?
2026年5月12日よりPrime Videoで配信開始予定。



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