招かれざる客

キャサリン・ヘップバーン(招かれざる客)
キャサリン・ヘップバーン(招かれざる客)
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『招かれざる客』(原題: Guess Who's Coming to Dinner)は、1967年のアメリカ合衆国のドラマ映画。監督はスタンリー・クレイマー、出演はスペンサー・トレイシー、シドニー・ポワチエ、キャサリン・ヘプバーンなど。黒人青年と白人女性の結婚を巡る双方の家族の葛藤を描いている。

『招かれざる客』ってどんな映画?

格式高いリベラルな家庭に突如として現れた「予期せぬ来訪者」。それは近代的な倫理観と平穏な日常の裏に潜む偏見をあぶり出す心理戦の始まりだった──。社会派の0巨匠スタンリー・クレイマー監督が脚本家ウィリアム・ローズとともに放った不朽の名作。1967年に公開され、アカデミー賞を震撼させた至高の会話劇だ。

見どころは、夕食会までのわずか数時間というタイムリミットの中で、登場人物たちの「本音と嘘」が激しく交錯するサスペンスだ。
ジョン(シドニー・ポワチエ)は「両親が一人でも反対すれば結婚は諦める」という誠実な条件を提示し、夫妻の旧知の友人・ライアン司教(セシル・ケラウェイ)が事態を見守る。さらにジョンの実直な父親(ロイ・グレン)と母親(ベア・リチャーズ)がドレイトン家に到着し、事態は両家を巻き込んで加速。ディナーが近づく中で、追いつめられた父親たちが下す結論は?
スペンサー・トレイシーの遺作となった圧倒的な演技、キャサリン・ヘプバーンの涙の演技、シドニー・ポワチエが魅せる気品が調和した第一級のヒューマンドラマ)の最高峰。

あらすじ

新聞社経営者のマット・ドレイトン(スペンサー・トレイシー)と、画廊を営む妻のクリスティーナ(キャサリン・ヘプバーン)は、愛娘ジョーイ(キャサリン・ホートン)を「人種偏見のないリベラルな人間」として育て上げてきた。しかしある日、娘が旅先で恋に落ち、婚約者として連れてきたのは、高邁な理想を持つ高名な黒人医師ジョン・プレンティス(シドニー・ポワチエ)だった。夫妻の胸中に激しいパニックと焦燥感が去来し、サンフランシスコ高台の平穏な家庭は孤立無援の心理的戦場と化す…。

キャスト

マット・ドレイトン(新聞社社長) - スペンサー・トレイシー
ジョン・プレンティス(黒人医師) - シドニー・ポワチエ
クリスティーナ・ドレイトン(マットの妻) - キャサリン・ヘプバーン
ジョアンナ(ジョーイ)・ドレイトン(ドレイトン夫妻の娘) - キャサリン・ホートン
ライアン神父(ドレイトン夫妻の友人) - セシル・ケラウェイ
ジョンの母親 - ビア・リチャーズ
ジョンの父親 - ロイ・グレン
ティリー(黒人家政婦) - イザベル・サンフォード

感想

ゲット・アウトゲット・アウト」の元ネタと言われており、あのおぞましい描写を思い浮かべながら観ると、かなり緊迫する(反感剥き出しの黒人家政婦とか)。

スペンサー・トレイシー本作公開の半年前までは異人種結婚は17の州で違法であり、「ラヴィング対ヴァージニア州裁判」という有名な裁判が結審する直前に撮影されたという。スペンサー・トレーシーロイ・グレンの悩みが深いのも当然と言える。その悩みを深く理解しながら涙ぐんで事態を見守る二人の妻の演技も泣かせる。

キャサリン・ヘップバーンンとキャサリン・ホートンキャサリン・ホートンはそんな旧世代の悩みをじつに軽く考えているイマドキ娘を演じているが、実はキャサリン・ヘップバーンの姪。そして本作はヘップバーンとトレーシーの最後の共演作である。愛情の深さが伝わってくるような良い映画だった。

『招かれざる客』を観るには?

『招かれざる客』作品情報

監督 – スタンリー・クレイマー
脚本 – ウィリアム・ローズ
製作 – スタンリー・クレイマー
音楽 – フランク・デ・ヴォール
撮影 – サム・リーヴィット
編集 – ロバート・C・ジョーンズ
製作会社 – コロンビア ピクチャーズ
配給 – コロンビア映画
公開 – アメリカ: 1967年12月12日、日本: 1968年4月6日
上映時間 – 108分

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