Believe-君にかける橋-

うわぁなまぐさい…（Believe-君にかける橋-の感想）

1話目を視聴。まず、キムタクの妻が天海祐希らしいので、思わず両者の年齢を調べてしまったのだが、5歳上の姉さん女房としてありえないこともないと知る。
しかし、朝の掛け合いを楽しみながらキムタクが軽く天海の腰を引き寄せ、「…痩せた？」と聞くシーンの生臭さに思わずのけぞってしまった。

実は天海が痩せたのは癌で余命1年だからという伏線なのだが、それを獄中で知って（それにしても、何の癌なのかも聞かない夫がいるだろうか）、なんとか刑務所を出る決意をする夫婦愛の物語ということになるらしい。

天海は嫌いな女優ではないが、ますますもって、なぜ天海なのか、ミスキャストではないのかと思わせる。キムタクもそういう歳だということか（？）。

大規模な橋の崩落事故が起こり（例によってCGがしょぼい）、ゼネコンの設計部長（これがキムタク）が業務過失で逮捕、実刑判決を受けるのだが、実は下請けが耐久性の劣る指定外の材料を使用していたのが原因と知りつつ、社長に「君のせいだということにしてくれ」と土下座されて刑に服すという荒唐無稽なストーリーで、一体どんな裁判だったのか。「虎に翼」のほうがずっとまともな法廷に見えてしまう。

と、そういうツッコミをしながら楽しむドラマという気がする。

Believe-君にかける橋-　見どころ

橋づくりに情熱を注ぐ主人公が、設計した橋の崩落事故で逮捕され、その裏に隠された陰謀や、彼を取り巻く人間模様が描かれる。

1. 木村拓哉の新たな挑戦
   主人公の狩山陸を演じる木村拓哉さんが苦悩と葛藤を抱える等身大の人物を演じる。逮捕され、収監されるという展開から始まり、絶望の中で真実を追い求め、希望を見出していく。
2. 先の読めないサスペンス展開
   橋の崩落事故の真相、狩山陸を陥れた人物の正体、そして彼を取り巻く様々な人物の思惑が複雑に絡み合うサスペンス。次々と明らかになる新事実。
3. 豪華キャスト陣の競演
   木村拓哉の妻役を演じる天海祐希をはじめ、竹内涼真、山本舞香、一ノ瀬颯、北大路欣也、上川隆也、斎藤工、小日向文世など、ベテランから若手まで実力派の豪華キャスト。木村と天海夫婦役のやり取りは、見応えがある。
4. 「橋」という象徴
   「橋」はただの構造物ではなく、人々の生活や未来を繋ぐ希望の象徴。崩落事故は人生が崩れ落ちる主人公の姿と重ね合わせられた。
5. 壮大なスケールと映像美
   テレビ朝日開局65周年記念作品。崩落事故のシーンや刑務所の様子などスケール感のある映像。

トリビア・撮影裏話

• 「龍神大橋」は架空の橋だが、三重県志摩市にある「志摩大橋（パールブリッジ）」で撮影された。群馬県と長野県の県境にあるレンガ製の鉄道橋遺構「めがね橋（碓氷第三橋梁）」も、狩山陸が橋の素晴らしさを語るシーンなどで登場。
• 橋崩落シーンは、2019年に台湾で崩落した橋を参考にしているらしい。
• 竹内涼真は一人二役を演じ、初めてホクロを消して役作りに臨んだ。
• 撮影協力に「日大理工学部土木工学科」がクレジット。木村拓哉の背後に映っていた橋の模型などを製作した。刑務所のシーンでは平塚市民病院などがロケ地として使用された。
• 小日向文世は木村拓哉と23年前に初めて共演して以来、敵対する役は今回が初めて。

Believe-君にかける橋-の人物相関図

Believe-君にかける橋-　あらすじ

大手ゼネコン「帝和建設」の土木設計部長・狩山陸（木村拓哉）は、東京都の一大プロジェクト「龍神大橋」の完成に情熱を注いできた。しかし、建設現場で大事故が発生し、狩山は言葉を失う。警視庁捜査一課の刑事・黒木正興（竹内涼真）は事故の真相を追い、狩山とその妻・玲子（天海祐希）のすれ違った夫婦関係にも非情な運命が迫る。事故の裏には得体の知れない“何か”が絡み、狩山は激動の渦に巻き込まれる。それでも、彼は希望と再生の道を見つけ出し、最終的に新たな場所へとたどりつく。この物語は、事故の真相と人間関係の再生を描くサスペンスドラマである。

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