2026年のドラマドラマ2020年代のドラマ

多すぎる恋と殺人

3.5
森カンナ(多すぎる恋と殺人) 2026年のドラマ
森カンナ(多すぎる恋と殺人)
『多すぎる恋と殺人』は、2026年4月7日(6日深夜)から日本テレビ系列『プラチナイト』の第2部『ドラマDEEP』枠にて放送。主演は森カンナ。恋人が50人いる女刑事と関係した男性たちが次々と殺害されるブラックコメディサスペンス。原作なしの完全オリジナル作品

『多すぎる恋と殺人』ってどんなドラマ?

あらすじ

警視庁捜査一課刑事・谷崎真奈美(森カンナ)は、ラブホテルで発見された刺殺体に頭を抱える。数時間前に真奈美と愛し合った男・縣智也(増子敦貴)、真奈美の恋人=マイラブの中の1人だったのだ。本命をつくらず多重恋愛を楽しむ真奈美のマイラブ数はざっと50人。後輩刑事・黒岩壮馬(西垣匠)は、「それって幸せなんですか?」と訝りつつ、ひそかに真奈美に片思いしている。
マイラブの無念を晴らすために犯人捜しに乗り出す真奈美。遊び人だった智也は心を軽くしてくれる『チャラ枠』だった。真奈美以外にも女がいたはず…。
この事件を発端に、真奈美のマイラブたちの奇妙な連続殺人事件が発生! 偶然か!? 陰謀か!? 超・刺激的なノンストップ・ラブサスペンスが幕を開ける!!

ファーストインプレッション

あれっ、これアシュレイ・ジャッドの「ツイステッド」(2004年)の翻案じゃないの? ジャッドが(ポリアモリーというより単なる大酒飲みで)酔っ払って寝た男が次々と殺され、殺人課に引き上げてくれた本部長の顔を潰し、気まずい思いをするという映画で、それに倣うと黒幕は星田秀利(いつのまにかほっしゃん。ではなくなっていたのね)ということになるが、ここでは「マイラブ苑」の共同計画者らしき堀内敬子が怪しい。

ポリアモリーというと、このモチーフの入門ドラマだった「彼女がそれも愛と呼ぶなら」(2025年4月期)を思い出す人が多いだろう。ただし、あれは中でも社会的に理解されにくいトライアドを描いたものだった。本作で森カンナが実践しているのは単なるノン・モノガミー(それも50人という極端なもの)で、西垣匠が訝しむように、セフレとどう違うのかという疑問が視聴者の頭にも浮かぶはずだが、森カンナはそこで(ロボット三原則ならぬ)「マイラブ三原則」を提示し、誠実さをしつこくを強調する。

  1. 特定の人を作らない
  2. 相手の生活に干渉しない(干渉させない)
  3. 心からの愛は求めない

誠実さを性的排他性と捉えず、関係性についての約束や合意を誠実に守るのがポリアモリーだという点で、その結果、さまざまな関係性が実践されることになり、そのひとつが「彼女がそれも」で描かれたトライアドであった。

森カンナが堀内敬子と計画している「マイラブ苑」はポリアモリーに基づくコミュニティとしての老人ホームだが、私の経験では、20代にそうしたユートピアを夢想する女性が多かったように思う。女性は潜在的にポリアモリーに親近なのだ。

本作の黒幕が堀内だと予想するのは、キャスティングの重みづけだけでなく、ポリアモリーとしての森カンナの実践がどこかで破綻することになるプロットになるのではないかと思うからだ。

多すぎる恋と殺人を観るには?

多すぎる恋と殺人 作品情報

キャスト

谷崎真奈美(警視庁捜査一課刑事) – 森カンナ
黒岩壮馬(後輩刑事) – 西垣匠
豊橋衣織(警視庁暴力団対策課刑事) – 大沢あかね
清住五郎(上司) – 星田英利
高峰綾乃(管理官) – 桜井玲香
桐生徹(私立探偵で真奈美の元夫) – 青柳翔
小野由利子(警視庁鑑識課鑑識官) – 堀内敬子
江本健 / えもっさん(元暴力団若頭) – 小出恵介
神木譲(精神科医) – 前田公輝

スタッフ

脚本 – 澤田航太
演出 – 大谷健太郎林雅貴兵藤和宏
音楽 – 日向萌
主題歌 – セブンス・ベガ「魔法がとける前に」(7V)
制作 – 関根龍太郎
プロデュース – 小林拓弘
プロデューサー – 榊原真由子馬場三輝(ケイファクトリー)
制作協力 – ケイファクトリー
製作著作 – 日本テレビ
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