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パズル

パス・ヴェガ(パズル) 映画
パス・ヴェガ(パズル)
『パズル』(原題: Nadie conoce a nadie)は、1999年公開のスペイン映画。監督はマテオ・ヒル、フアン・ボニージャの同名の小説(1996年出版)に基づいている。

『パズル』ってどんな映画?

セビリアの聖週間を舞台に、パズル作家の主人公が謎の脅迫状を受け取り、街全体を巻き込んだ巨大な「リアル・ロールプレイング・ゲーム」のような陰謀に巻き込まれていくサスペンス・スリラー。
スタッフ・キャスト陣は当時のスペイン映画界の「ドリームチーム」。監督のマテオ・ヒルは、アレハンドロ・アメナーバルの右腕として『オープン・ユア・アイズ』等の脚本を手がけた才人。そして音楽を担当しているのは、その盟友アレハンドロ・アメナーバル本人という贅沢な構成。主演のエドゥアルド・ノリエガの端正な顔立ちが恐怖に歪む様や、パス・ヴェガの初期の瑞々しい演技、そしてジョルディ・モリャの怪演など、迷宮のようなストーリーを彩る俳優陣の魅力が詰まった映画。
セビリアの狭い路地裏で繰り広げられる、パズルのピースを埋めるようなスリリングな一作。

あらすじ

新聞社でクロスワードパズルの作成を担当する青年サマール(エドゥアルド・ノリエガ)が、ある日突然、街中を巻き込んだ殺人パズルに巻き込まれるミステリー作品。サマールが作成するクロスワードに、「Nadie conoce a nadie(誰も誰も知らない)」という不穏な言葉が隠されていることに気づいた何者かが、パズルの答えに従って街で爆弾テロや殺人を引き起こしていく。殺人ゲームの挑戦を受けたサマールは、何が真実で誰が敵か分からない状況の中で、パズルに隠された謎を解き明かそうと奔走する。

キャスト

オモチャの光線銃のシーンにのみ、奇妙な映画的空間が出現する。

サリンを使ったテロがモチーフなのだが、“東京の事件で使われた有毒ガス”と説明されている。

アメナーバルの片腕といわれるマテオ・ヒルの初長編、主役はノリエガ君、音楽はもちろんアメナーバル。
聖週間直前に沸き立つセビリアを舞台に、パズルをもとにした殺人ゲームが起こるというストーリー。
思わず期待せざるを得ない映画なのだが、空中分解もいいところなのだった。

セビリアの路地で、ナタリアとノリエガが逃げながらオモチャの光線銃で銃撃戦を展開するくだりなど、ちょっと面白いのだが、それだけに終わっている。
なんとなく深読みを誘うような設定も散見されるのだが、魅力に欠けるといったところか。
たぶん原作小説のほうが面白いのでは。「20世紀少年」に似ていると思う。

ノリエガの恋人はパス・ヴェガで、バールの女給なのだが、美人記者という設定のナタリア・ベルベケよりもよほど美しい。

『パズル』を観るには?

『パズル』作品情報

監督 – マテオ・ヒル
製作 – ソゲテル・マエストランサ・フィルムズ
脚本 – マテオ・ヒル
原作 – フアン・ボニージャ
音楽 – アレハンドロ・アメナーバル
撮影 – ハビエル・サルモネス
製作会社 – ソジェシネ、マエストランサ・フィルムズ
公開 – 1999年
上映時間 – 108分

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