多摩川で球拾い生活を続けていた飛雄馬は美奈の幻影に諭され、「太陽と月が同時に輝く空」を見て覚悟を決め、「美奈さんは月、俺は太陽だ!」と叫んで走り出す。
いきなり飛雄馬の投球練習が始まったので、みんな目を丸くする。
中尾二軍監督とコーチ陣もガン見。
飛雄馬「今の俺にできることは、投げて投げて投げまくることだ!」
伴「一球ごとに脳天にじいんと響いてくるぜ!」
だが中尾は不安げだ。
「俺はかえって心配だ、二軍でよく見る“例のケース”があるじゃないか」
雨が降りはじめ、中尾が練習中止を叫んでも、飛雄馬は投球をやめない。
体を冷やすから、と引き揚げようとする伴に投げ続ける。
伴は思わずしゃがんで取り、
「う、うっかり返球してしまった…」www
「これはやっぱり例のケースのようですね・・・」
とコーチたちは頷きあう
風呂あがりに、二軍の仲間たちが飛雄馬の噂話。
給料をもらっているからポーズつけてるんだよ、というのだった。

よせ伴!
喧嘩になりかかったところを、通りかかった中尾監督に呼び出される。
「東京フライヤーズにいた中原コウタローというピッチャーを知っているか?」

ググっても出てこない、架空のピッチャーか?
この中原は、彗星のように現れたサウスポーだったが、2年でダメになった。
スランプになり2軍に落ちてのんべんだらりと過ごした挙句、ある日急にやる気を出して猛練習を始めて一軍に復帰、しかし復帰第1戦でめった打ちにされてグラウンドを降り、永遠に消えたのだという。
「今日のお前の姿は、あれにそっくりだ、じっくりと再出発をはかるんだ」
と中尾は親身になってアドバイスする。
「しかし監督、あらためてお願いがあります。明日僕に千本投球をお許しください。お願いします!」
聞いてなかったのかよwww
普通の練習で投げる数は300球、大ハッスルしても500球だという。
「はっきりという! 無理な練習がたたって、自滅するのがオチだ」
俺はダテに二軍監督をしておらん、と中尾が例に上げたのは、
国鉄 半沢
阪神 きむち?
西鉄 枝川
南海 谷村
大洋 垣野内、三島
巨人 松岡、伊藤
国鉄の半沢ぐらいしか実在を確認できないんだが・・・
「僕は一度は野球を捨てた体! プロ野球に未練があるわけではありません」
飛雄馬も必死になって食い下がる。
「千本投球は、俺にとって大リーグボール養成ギブスなんです!」
「そこまで言うなら好きなようにせい!」
中尾は突き放すが、
「ロウソクは燃え尽きる目にいちだんと明るくなるということを忘れるな!」

燃え尽きる前のロウソク、デター
そして翌日、千本投球が始まる――
「たとえ腕がちぎれてもやり抜く!」
飛雄馬は張りきっているが、こりゃ伴のほうが大変だよね、地獄である。
正午で500、夕方で860――球威はさすがに落ちている。

ついによろける
しかし飛雄馬の脳裏に、花形、左門の姿がちらつく。
止めようとするコーチを、中尾が静かに止める。

とうとうボールはゴロに(伴の返球もゴロである)

最後の1球「だああ~」
二人ともバスに急げ!と中尾監督。
伴のミットを外した先輩は「ミットの中にミットがある!」とびっくり。

飛雄馬「伴、明日も、これからもずっと、千本投球に付き合ってくれるな」

「ええっ、俺は明日はちょっと・・・」

ゴゴーン
伴の献身により「千本投球」を終えた飛雄馬。しかし、伴の手は骨折寸前に腫れ上がっていた。手の感覚を失った伴は、一軍の試合で落球を防ぐためにミットの「パンヤ」を抜くという暴挙に。これが消音効果を生み、飛雄馬は「自分の球威が落ちた」と錯覚。さらに必死で投げ込んだ結果、知らぬ間に球速が爆発的に進化し、最後は両手がボロボロの伴が、片手一本で劇的な決勝打を放ち、二人の固い絆が巨人を勝利へと導くのだった。(第111話|命がけのキャッチ)




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