『地球防衛未亡人』ってどんな映画?
突如として日本に襲来した超巨大怪獣。国家存亡のパニックのなか、政府や防衛軍が繰り出すのは、お馴染みの超兵器……ではなく、まさかの「巨大化した美女」!? バカ映画・特撮パロディの巨匠河崎実が、右田昌万とともに放った、特撮への愛とブラックユーモアがこれでもかと炸裂する異色の巨大ヒロイン・特撮パニックコメディ。昭和特撮へのオマージュと現代社会への風刺がブレンドされ、観る者の五感をあらぬ方向へと刺激するカルト的怪獣パロディ映画。
見どころは、国家の命運を託されたヒロインが、怪獣と対峙するなかでなぜか「官能的な快感」に目覚めてパニックに陥っていく、前代未聞の戦闘&お色気のコメディ。
ダン(壇蜜)はJAPの秘密兵器によって巨大化を遂げるが、怪獣の攻撃を受けるたびにエクスタシーを感じてしまうという、嘘のような絶望的状況に直面。その様子を週刊誌の記者や編集長、テレビキャスターやリポーターたちがこぞって煽り立て、さらに政治の舞台では、頼りない総理や大臣、総理秘書らがパニックを爆発させ、都知事や米大統領、大統領夫人らの国際的な思惑も交錯。宮司の祈りや、野次馬たちが右往左往する市井の混沌の中で、ベムラスと巨大未亡人の怪しい戦いは孤立無援の最終局面へ突入する。
壇蜜の妖艶な存在感と、森次晃嗣、古谷敏らレジェンド特撮俳優の起用という河崎実監督ならではの力技が奇跡の融合を果たした傑作ナンセンスだ。
あらすじ
地球防衛軍JAPの元エースパイロットでありながら、現在は気鋭の芸者として生きる天野ダン(壇蜜)。彼女は、かつて婚約者を怪獣に殺されたという、胸をえぐる激しい焦燥感と悲しい過去を抱えていた。そんななか、宇宙から飛来した怪獣ベムラスが日本に襲来。JAPのタマオカ長官(森次晃嗣)やトビヤマ参謀、イワムラ博士らが防衛隊員たちを指揮して迎撃するも、ベムラスは東都電力の浜浦発電所が放つ核廃棄物のエネルギーを吸収し、ますます凶暴化していく。
キャスト
■JAP
天野ダン - 壇蜜
愛川ワコ - 大野未来
カミゴウミツヲ - 福田佑亮
トビヤマ参謀 - 沖田駿一
大伴医師 - モト冬樹
イワムラ博士 - 堀内正美
タマオカ長官 - 森次晃嗣
防衛隊員1 - 田原照久
防衛隊員2 - 山下敢示
防衛隊員3 - 穴原辰宣
防衛隊員4 - 陰地貴博
防衛隊員5 - 塩野勝美
防衛隊員6 - 宮本利彦
防衛軍幹部1 - 遠藤秀紀
防衛軍幹部2 - 喜多村武
■政治家
宇部総理 - 福本ヒデ
矢住大臣 - なべやかん
石倉元東京都知事 - TABO
総理の秘書 - 岩井ジョニ男
オズマ米国大統領 - マーク・チネリー
オズマ大統領夫人 - ネジャット・シャニーノ
■マスコミ
●週刊サースデー
犬神記者 - 元気屋エイジ
編集長 - 黒田浩史
●テレビ関係者
キャスター - 古谷敏
リポーター1 - 湯川舞
リポーター2 - ペルビー貴子
リポーター3 - 森田亜紀
山口博士 - 山口敏太郎
■東都電力株式会社本店浜浦発電所担当者
電力会社社員1 - 阿部能丸
電力会社社員2 - 岡村洋一
電力会社社員3 - 原武昭彦
■市井の人々
おかみ - 色羽紫
野次馬1 - リカヤ・スプナー
野次馬2 - サン・ジュナ
野次馬3 - Theかれー王
野次馬4 - 友坂日香
宮司 - きくち英一
■その他関係者
神の踊り子1 - 藤崎祥子
礼次郎 - 森まさひろ
■スーツアクター
ベムラス - 破李拳竜
電エース - 岡田ゆういち
感想
河原実の映画はなぜか意外と何本も見ている。
新春にふさわしい脱力映画で、森次晃嗣に、壇蜜(この人もまたミューズと言っていい)を「ダン隊員!」と呼ばせたいがために作ったのではないかと思わせる。

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