『北の零年』ってどんな映画?
明治初期、淡路島から北海道・静内へと移住を命じられた稲田家家臣たちの過酷な運命と、不毛の地を切り拓こうとする人々の力強い生き様を描いた大作。行定勲による圧倒的なスケールの映像と、那須真知子の脚本が描く「再生」の物語。吉永小百合の出演111本目の記念碑的作品でもある。
吉永小百合を支える渡辺謙、豊川悦司、柳葉敏郎、石橋蓮司といった布陣に加え、期待の若手だった石原さとみ、物語のアクセントとなる阿部サダヲなどキャストは日本映画界の至宝が集結したような豪華さ。
あらすじ
明治4年(1871年)、小松原志乃は稲田家の家臣一同と先遣隊として静内にいる夫・英明のもとへと向かった。その数は546人。静内の地を開墾すれば稲田家の領地となるという政府の言葉を信じ、一同はみな希望に満ちていた。厳しい冬に苦しむ一同に救いの手をさしのべたのは、アイヌのモノクテとアシリカだった。
第2便の船は紀州沖で遭難し83名が死亡。最初の冬を越え、第三便としてようやく稲田家当主が到着するが、廃藩置県によって移住命令が反故になったことだけを告げ、そのまま帰国してしまう。置き去りにされた一同は、それでも英明の檄のもと開拓に夢を託すが、作物はなかなか根づかない。状況を打開するため札幌へと向かった英明は消息を絶ってしまい、残された一同にも過酷な運命が待ち受けていた。
キャスト
アシリカ(会津藩士・高津政之) – 豊川悦司
馬宮伝蔵 – 柳葉敏郎
小松原多恵 – 石原さとみ、大後寿々花(少女時代)
長谷慶一郎 – 吹越満
内田 – 中原丈雄
長谷さと – 奥貫薫
友成洋平 – 田中義剛
窪平 – モロ師岡
高岡 – 榊英雄
中野又十郎 – 阿部サダヲ
中野亀次郎 – 藤木悠
長谷すえ – 馬渕晴子
川久保栄太 – 平田満
川久保平太 – 金井勇太
馬宮雄之介 – 大高力也
花村莞爾 – 寺島進
モノクテ – 大口広司
エドウィン・ダン – アリステア・ダグラス
殿 – 忍成修吾
おつる – 鶴田真由
堀部賀兵衛 – 石橋蓮司
馬宮加代 – 石田ゆり子
持田倉蔵 – 香川照之
小松原英明 – 渡辺謙
木下ほうか、戸田昌宏、山田明郷、大口広司、及森玲子、岡元夕紀子、所博昭 ほか
文芸大作にばかり出る吉永小百合は、日本映画の古い体質に殺されているのではないか。
テレビで放映されたのを見たのだが、ひと昔前のテレビドラマみたいである。花登筺みたいな(笑)。
予算をかけただけあって、ラストの馬の群れが疾走するシーンなど大がかりなシーンも多いものの、あまりに子供だましな展開の連続で、なんだかしらけるなあ。
吉永小百合が香川照之に手籠めにされそうになったりするのは、さすがに、いくらなんでも無理がありすぎだろう。渡辺謙と夫婦というのもぴんとこない(濃厚キスシーンあり)。
吉永小百合は吹雪のシーンあり、走ったり馬に乗ったり、なんだか足元が危なげで、見ていてはらはらしてしまう。
『北の零年』を観るには?
『北の零年』作品情報
脚本 – 那須真知子
製作総指揮 – 岡田裕介、坂本眞一
音楽 – 大島ミチル
撮影 – 北信康
編集 – 今井剛
照明 – 中村裕樹
美術 – 部谷京子
録音 – 伊藤裕規
装飾 – 大庭信正
音響効果 – 柴崎憲治、齋藤昌利
アクションコーディネーター – 二家本辰巳
技斗・所作指導 – 所博昭
ガンエフェクト – 唐沢裕一(BIGSHOT)
VFXプロデューサー – 尾上克郎
VFXスーパーバイザー – 道木伸隆
CG – デジタルメディアラボ、マリンポスト、ハンマーヘッド、東映ラボ・テック
題字 – 武田双雲
和楽振り付け – ラッキィ池田
スコティッシュダンス振り付け – 竹内ヒロ子
撮影協力:北海道ロケーションサービス、さっぽろフィルムコミッション、北海道大学静内研究牧場、日高育成牧場、浦幌町 ほか
制作会社 – 東映東京撮影所
製作会社 – 「北の零年」製作委員会
配給 – 東映
公開 – 2005年1月15日
上映時間 – 168分




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