『search/#サーチ2』ってどんな映画?
母が消えた。手がかりは、すべてネットの中——。
全編、PCやスマホ、防犯カメラ等のスクリーンなどの画面のみでストーリーが進行する革新的スリラー『search/サーチ』のスタッフが手掛けたシリーズ第2弾。
コロンビア旅行中に突如消息を絶った母親を救うため、ロサンゼルスにいるデジタルネイティブの少女が、あらゆるネットツールを駆使して失踪の真相に迫る怒涛のサスペンス・スリラー!
あらすじ
ロサンゼルスに住む高校生のジューン(ストーム・リード)は、恋人ケヴィン(ケン・レオン)とコロンビア旅行に行った母グレイス(ニア・ロング)の帰りを待っていたが、約束の日に空港へ迎えに行ったのに母は現れなかった。
警察や現地の大使館に助けを求めるが、国境の壁に阻まれ捜査は難航。しびれを切らしたジューンは、現地で雇ったギグワーカーのハビエル(ジョアキム・デ・アルメイダ)の協力を得ながら、Googleマップや検索エンジン、SNSなどありとあらゆるデジタルツールを駆使して独自に母の足取りを捜索し始める。その結果、グレイスの恋人ケヴィンに犯罪歴があったことが判明。ケヴィンのアカウントにログインし、さまざまな情報を探っていくにつれて、徐々に事件の全貌が明らかになっていく——。
キャスト
ジューン・アレン(LAの女子高生) - ストーム・リード
グレイス・アレン(ジューンの母) - ニア・ロング
ハビエル・ラモス(コロンビアのギグワーカー) - ジョアキム・デ・アルメイダ
ケヴィン・リン(グレイスの恋人) - ケン・レオン
ヘザー・ダモア(弁護士) - エイミー・ランデッカー
イライジャ・パーク(FBI捜査官) - ダニエル・ヘニー
ヴィーナ(ジューンの友人) - ミーガン・スリ
ジェームズ(ジューンの父) - ティム・グリフィン
感想
変わり種映画の続編は失敗作が多いが、本作は前作より面白いという声も多い。監督・脚本のウィル・メリック、ニック・ジョンソンの名を前作のスタッフリストに探すと、編集担当であることがわかる。つまりこうした「スクリーンライフ・スリラー」は何より編集の映画なのだ。
演技は主にカーソルとポインタの動きに代替される。具体的には、入力しかけて取り消される文字(これをさらにパンで捉える)、画面をさまようポインタ、躊躇したのちに閉じられるウインドウなどによって、葛藤やパニック、恐怖といった微妙な感情が表現されている。膨大な情報のどれを優先的に見せ、どのタイミングでズームするか、ポップアップ通知を何秒表示するかということを緻密に設計しているのは、編集マンならではと言える。
さらに本作では、主人公がZ世代のハイティーンだという設定のもと、これらのテンポが前作よりも全体にスピードアップしており、デバイスもスマートウォッチや監視カメラ、音声認識アシスタント(Siri)など種類が増えて、膨大なカットを爆速の細かさで繋ぐ神技のような仕事である。
それに加えて、前作同様、さまざまな伏線(冒頭の動画の作成日や更新日、件名だけが舐められるケビンやグレイスのメール履歴など)が画面に埋め込まれており、その手間のかけ方には感動すらおぼえる。
新しい彼氏とコロンビア旅行に行ったまま帰ってこないママを探す話で、コロンビアというと物騒なイメージだが、二人が訪れたカルタヘナは旧市街が世界遺産に登録されている観光都市らしい。といっても、実はママはLAから一歩も出ていなかったというところがミソである。
『search/#サーチ2』を観るには?
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『search/#サーチ2』作品情報
監督 – ウィル・メリック、ニック・ジョンソン
脚本 – ウィル・メリック、ニック・ジョンソン
原案 – セヴ・オハニアン、アニーシュ・チャガンティ
製作 – ナタリー・カサビアン、セヴ・オハニアン、アニーシュ・チャガンティ
製作総指揮 – ティムール・ベクマンベトフ、アダム・シドマン、ジョー・ヘンリケス
音楽 – ジュリアン・シャーラー
撮影 – スティーブン・ホールラン
編集 – オースティン・キーリング、アリエル・ザコウスキー
製作会社 – Stage 6 Films、スクリーン ジェムズ、Bazelevs Company、Search Party
配給 – アメリカ: ソニー・ピクチャーズ リリーシング、日本: ソニー・ピクチャーズ エンタテインメント
公開 – 2023年1月19日 (サンダンス映画祭 2023)、2023年1月20日 (アメリカ)、2023年4月14日 (日本)
上映時間 – 111分


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