「見えないスイング」に球場がざわつく中、星一徹が冷酷かつ大胆な心理戦を仕掛ける。王・長嶋を翻弄し、バットを粉々に砕きながら場外へぶち込むオズマの超人パワーは?
いよいよ飛雄馬の再デビュー戦。
相手は広島カープだったが、飛雄馬は大リーグボールであっという間に試合を終わらせてしまう。
勝利インタビューで、川上に促されて、あらためて伴に礼をいう飛雄馬。
和む雰囲気の中、他球場の試合結果が入ってくる。
中日-大洋戦は3-0で、3点はもちろんオズマのホームラン。
そして巨人勝利の感想を訊かれた一徹からの伝言が読み上げられる――
『飛雄馬よ、わしたちに蹴落とされるためにおめおめと出てきたようなものだ。今日の勝利は明日の敗北だ。大リーグボールはすでに敗れたも同然なり』
それを聞いて、ぎょっとした飛雄馬だったが、翌日のアトムズ戦も無事完封することができた。
気になる中日は、10-2の完勝だったという。
きたる見えないスイングとの対決について放送席で話してくれと依頼された伴は、例によって考えなしで、飛雄馬と二人での出演を承諾してしまった。

アナウンサーが考えた見えないスイングの活用法は3つあった。
- バットに当たった大リーグボールを強引に打つ花形方式
- バットに当たる前にボールを狙い打つ
- バットを狙えないようにメチャクチャにスイングする
呵々と笑い飛ばした伴の対抗策は次の通り。
- 改造式大リーグボール(グリップヘッドを狙う)なら大丈夫
- 大リーグボールは超内角なので打ってもファウルにしかならない
- それはただの空振りww(ごもっとも)
しかし、黙って聞いていた飛雄馬は、「だめだ、そんなことでは・・・」
テレビでこれを聞いていた一徹も「当然じゃ、ふっふっふ・・・」
「それじゃ星! お前の考えを聞かせてくれ!」
伴は放送中であることも忘れて聞き返す。
「今のところは・・・何もない」
「考えられんと正直に言うたらどうじゃ、飛雄馬」
画面に向かって一徹はネチネチと意地悪く言う。
「しかしですねえ・・・」
そこにアナウンサーが割り込むが、
「もう勘弁してください、考えたくない」
と飛雄馬は俯いてしまう(放送事故である)。
――もうたくさん!と明子はテレビのスイッチを切った。
ついとベランダに立ち、となりのマンションの茶の間を団欒を見下ろす。

ああいう親子もあるんだわ

誰か教えてちょうだい・・・
アトムズ第2戦、今日も飛雄馬は好投。
飛雄馬の内心→(球が走れば走るほど、俺の心は鉛のように沈んでいく・・・)
アトムズの打者にオズマを重ねて大リーグボールを投げ、今日も完封である。
翌朝、新聞を見ていた明子が「飛雄馬!」と呼んで、見えないスイングの分解写真を見せた。

「バ、バットが・・・消えている!」
1/1000秒の微速度カメラでもバットの影を捉えられないような神技に、どんな対策を考えればいいのか・・・
同じ新聞を見た伴も心配してやってきたが、
「対策はない。俺にどうしろというんだ!」
と飛雄馬は逆ギレ気味に叫ぶ。
こうなったら恥を偲んで、敵味方を問わず対抗策を聞いてみるんじゃ!と伴は言うが・・・

川上「そんな便利なものがあれば私が聞きたいね」(ひとごと)
「それに私の予感では、星は敗れるね」
「それがわかっていて、どうして星に投げさせるのですか!」
「そりゃあ・・・星が打たれる前に、勝ち星を稼いでいるのさ」
(要するに「オズマに壊される前に、今のうちに使い倒して勝てるだけ勝っとくわww」という宣言であり、監督として正論すぎてぐうの音も出ない)
血迷った伴はさらに1軍のベンチを空け、新幹線に乗って大阪へ。

うどん屋で花形に頼み込む

「宿命のライバルなればこそ!(サッ)

――断る!」
「それを教えてしまったら、僕はライバルの資格を失ってしまうんだ」
かつて手紙で教えてくれたじゃないのww
「僕は用事がある!」
花形はうどんを食わずに出ていってしまう。

ヤケ食い
うどん屋のテレビに映るは、アトムズ第3戦の中継。今日も飛雄馬は好投。
同じ頃、オズマも見えないスイングで打ちまくり・・・
同じようなシーンがもう何回も続いており、じらされる一方である
精神は完全に詰んでいる飛雄馬。伴の必死の暴走も実らず、花形にも断られ、川上監督にも見放された(稼げるだけ稼がされる)状態で、いよいよ一徹&オズマとの直接対決のときが刻一刻と近づいてくる――
阪神戦で花形が二段階スイングを見せ、大リーグボールをただの「ど真ん中」に狂わせる。ショックで守備ボイコット&フリーズした飛雄馬だが、川上監督のみぞおちパンチで正気を取り戻し辛勝。ついに満身創痍のまま中日3連戦へ……!(第117回|不気味な予感)




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