『ソナチネ』ってどんな映画?
北野武の最高傑作の一つとして、日本国内のみならず世界的な評価を決定づけた伝説的バイオレンス・サスペンス。沖縄の青い海を背景に死を予感したヤクザたちの「無邪気な遊び」と「唐突な暴力」が久石譲さんのミニマルな旋律と共に描かれる。
寺島進、大杉漣、渡辺哲といった「北野組」の顔ぶれはもちろん、端役として津田寛治や森下能幸、木下ほうかなど実力派俳優たちの宝庫。
砂浜での紙相撲やロシアンルーレット、そしてエレベーター内の銃撃戦。「あんまり死ぬのを怖がると、死にたくなっちゃうんだよ」というセリフに象徴される、乾いた虚無感と圧倒的な映像美は今も色褪せていない。
あらすじ
広域暴力団・北嶋組の友好団体である中松組が、沖縄の阿南組と抗争になった。北嶋組傘下の村川組組長・村川は助っ人を命じられ、手下たちを連れて沖縄へ向かう。しかし彼らの加勢をきっかけに抗争はますます激化し、手下たちが次々と命を落としていく。海辺の廃屋に身を隠した村川たちは、少年時代に戻ったかのように無邪気に遊んで過ごすが……。
キャスト
幸 – 国舞亜矢
上地(中松組幹部) – 渡辺哲
良二(中松組組員) – 勝村政信
ケン(北島組村川組組員) – 寺島進
片桐(北島組村川組幹部) – 大杉漣
高橋(北島組幹部) – 矢島健一
殺し屋 – 南方英二
北島(北島組組長) – 逗子とんぼ
中松(中松組組長) – 小池幸次
幸の恋人 – 松岡一開
金本(マージャン店店主) – 水森コウ太
津田(喫茶店のウェイター) – 津田寛治
強姦魔 (幸の亭主)- 神田瀧夢
北島組組員 – 木下ほうか
中松組組員 – 関根大学
広瀬(村川組助っ人) – 北村晃一
奥村(村川組助っ人) – 十三豊
酒井(村川組助っ人) – 深沢猛
伊藤(村川組助っ人) – 安藤裕
前田(北島組助っ人) – 森下能幸
大野(北島組助っ人) – 永井洋一
シャブ中(中松組組員) – 伊藤季久男
岸博之、渡辺妙子、船場牡丹、木村栄、掛田誠、日埜洋人、亀石太夏匡、鈴木隆仁 ほか
言葉をすべて無力化する無人の浜辺の、なんと饒舌なことか。
今でも、ほぼ完璧な映画なんじゃないかとすら思えてしまう。
好きなシーンをあげても、クレーンで男を沈めるシーン、人間紙相撲、花火の打ち合い、落とし穴、ロシアンルーレットとことかかないのだが、それについて語るべき言葉が端から失われていくのを感じる。「Takeshis’」で繰り返されていた(引用されていた)悪夢のような浜辺は、この沖縄の浜辺と似て非なるものではないのか。

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