『最終兵器彼女』(実写版)ってどんな映画?
高橋しんのヒット漫画を原作に、北海道の小樽を舞台に、ごく普通の高校生の初々しい恋模様と、世界の終わりをもたらす過酷な戦争に兵器として改造されてしまった少女の運命を描いた、全編に切なさが横たわるSF映画。日常が少しずつ戦火に侵食されていく恐怖と、極限状態に置かれた少年少女の純粋な愛と葛藤が描かれている。
監督を務めたのは『BUNNY BOY』などで知られ、独自の映像センスを持つ須賀大観。脚本の清水友佳子とともに、原作の持つ叙情的な空気感を大切にしながら、世界の崩壊という壮大なサスペンスを等身大の群像劇を展開した。小樽のノスタルジックで美しい街並みや、対照的に殺伐とした戦場の風景が活かされている。
主演の窪塚俊介は、変わり果てていく恋人に戸惑いながらも愛し抜こうとする少年の不器用な情熱を演じ、最終兵器となってしまったヒロイン役の前田亜季も、普通の女の子でありたいと願う脆さと哀しい覚悟を演じた。ほか、渋川清彦や酒井美紀、貫地谷しほりといった実力派が脇を固め、残酷な現実に直面しながらも居場所を守ろうとする若者たちどドラマを作り上げた。
「世界の終末を前に、人は誰とどう生きるか」という究極の状況下における人間の内面を描いた一作。
あらすじ
北海道のある街で暮らすシュウジとちせ。ちせは以前から好意を抱いていたシュウジに告白、そのぎこちない交際は交換日記から始まり、二人は静かに愛を深めていく。しかし、ある日、謎の「敵」に街が空襲される。戦火から逃げるシュウジが見たのは、腕を巨大な武器に変え、背から鋼鉄の羽根を生やし「最終兵器」と化して敵と戦うちせの姿であった。戦争が激化していくにつれ、ちせは力が暴走していき、肉体も精神も人間とはほど遠いものとなっていく。一方、シュウジの周りでは親友や女友人、先輩たちが次々に戦禍で故人となっていく。壊れていく世界。壊れていく愛。シュウジはちせを連れて街を出る。
キャスト
ちせ(シュウジの交際相手) – 前田亜季
テツ(ふゆみの夫) – 渋川清彦
ふゆみ(陸上部の先輩) – 酒井美紀
アケミ(元陸上部のクラスメイト) – 貫地谷しほり
アツシ(シュウジのクラスメイト) – 木村了
セカイ系という言葉を初めて知る。
原作ファンにはすべてにおいてコテンパンのようだが、筆者は知らないので、そこそこの出来ではないかと最初思った。もっとも、映画を見ながら、きっとここは原作やアニメではもっと気持ちのよい描写になっているのだろうなー、などと思った個所はいくつもあったのだが。
そこそこ、と最初思ったのは、恋愛部分の描写が妙にこまやかだったからで、手がかかっているのはわかったので、あとは全体に長すぎなのをなんとかしてほしかった。90分でじゅうぶんである。当然のことながら原作を激しくはしょってるらしいが、それでいてこの均質な120分はあまりに芸がない。
原作は北海道訛りらしい。それは、そっちのほうが良かったに決まっている。そんな計算もできなかったのか、それとも役者の大根ぶりにやる気をなくしたか。
さて、映画を見終わってから、筆者はセカイ系という言葉をはじめて知ることになったのだが、なるほど、ではこの映画は、構造からしてまるで別モノになっているわけだとようやくわかった。
『最終兵器彼女』(実写版)を観るには?
『最終兵器彼女』(実写版)スタッフ
企画 – 森下孝三、黒澤満、坂上順
企画協力 – 遠藤茂行
監督 – 須賀大観
プロデューサー – 北﨑広実、松井俊之、竹本克明、伊藤伴雄
脚本 – 清水友佳子
音楽 – 池頼広
VFX監督 – 野口光一
VFXプロデューサー – 氷見武士
撮影 – 藤澤順一
美術 – 中澤克巳
照明 – 豊見山明長
録音 – 湯脇房雄
編集 – 阿部亙英
監督補 – 蔵方政俊
製作担当 – 丸山昌夫
VE – さとうまなぶ
B撮影 – 向後光徳
VFXアートディレクター – 木村俊幸
CGディレクター – 磯部晃一
制服デザイン – 小篠ゆま
タイトルデザイン – 岡野登
装飾 – 平井浩一
記録 – 増田実子
音響効果 – 柴崎憲治
キャスティングディレクター – 長谷川才帆子
音楽プロデューサー – 藤田昭彦
宣伝プロデューサー – 杉田薫
配給 – 東映
制作 – 東映アニメーション、東映、東映ビデオ、スカパー・ウェルシンク、小学館、シリコンスタジオ、アミューズソフトエンタテインメント、博報堂DYメディアパートナーズ

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