1960年代の映画1968年の映画映画

ペテン師とサギ師/だまされてリビエラ

グレン・ヘドリー(ペテン師とサギ師/だまされてリビエラ) 1960年代の映画
グレン・ヘドリー(ペテン師とサギ師/だまされてリビエラ)
『ペテン師とサギ師/だまされてリビエラ』(原題:Dirty Rotten Scoundrels)は、1988年のアメリカのコメディ映画。大富豪の有閑夫人を相手に詐欺を働くベテラン詐欺師と、ちんけな若手詐欺師の詐欺合戦を描いた。南フランスのリゾート地であるコート・ダジュール(リヴィエラ)が舞台で、デヴィッド・ニーヴンとマーロン・ブランドで1964年に製作された『寝室ものがたり』のリメイク作でもある。2005年にはブロードウェイミュージカル『ペテン師と詐欺師』としてリメイクされている。

『ペテン師とサギ師/だまされてリビエラ』ってどんな映画?

南仏の高級リゾート地を舞台に、対照的な手口を持つ2人の詐欺師が、ある大富豪の娘をターゲットにどちらが先に金を騙し取れるか競い合う、全編に洗練されたユーモアが横たわるコメディサスペンス映画。『寝室ものがたり』(1061)のリメイク。気品あふれる騙し合いの裏で繰り広げられる、男たちのプライドと滑稽な心理戦。
監督は『リトル・ショップ・オブ・ホラーズ』『スコア』などで知られ、登場人物の可笑しみとシリアスな展開を絶妙なバランスで描くフランク・オズ。共同脚本のデイル・ローナーらとともに、二転三転する騙し合いのプロセスを無駄のない群像劇を展開している。
スティーヴ・マーティンは、下品だがどこか憎めないアメリカ人詐欺師の破天荒なエネルギーを体現し、英国紳士を装う凄腕詐欺師役のマイケル・ケインも、気品と冷徹さの裏に覗く焦燥を演じた。
本作は「嘘の中に隠された人間の本音や優しさはどこにあるのか」という騙し騙される関係性における純粋な心理描写が見どころ。グレン・ヘドリーイアン・マクダーミドらが、一瞬の油断が命取りになる手に汗握るコンゲームの緊張感を支えている。

あらすじ

ベテラン詐欺師のローレンス(マイケル・ケイン)は、紳士な見た目を武器にお金持ちのマダムを相手に詐欺を働くプロ。その夜も正装してカジノ場へ赴き、アメリカから来たという有閑マダムを相手に自身はある国の王子だと嘘をついて、まんまと詐欺に成功する。
ローレンスはひと仕事終えて列車で帰路に就くが、突然フレディと名乗る男(スティーヴ・マーティン)が個室に入って来た。ローレンスはフレディが食堂車で若い女性相手に安っぽい詐欺を働いたのを目撃しており、フレディの行き先が自身の縄張りである南仏のコート・ダジュールであることを知ると、女たらしっぽいフレディの性格を利用して自分が降りる駅で下車しないように細工する。厄介者が消え去ったと胸をなでおろすのも束の間、翌日フレディがコート・ダジュールに現れた。人民共済資金の調達を口実に詐欺を働くフレディの存在に焦ったローレンスだったが、結局自分が詐欺師であることまでもフレディにバレてしまう。フレディの存在を邪魔に感じたローレンスは、たまたま居合わせたホテルにチェックインしようとしていたアメリカ人女性のジャネット(グレン・ヘドリー)を相手に自分とフレディのどちらが先に5万ドルを巻き上げるかで勝負して、フレディを追い出そうとする。

キャスト

フレディ・ベンソン – スティーヴ・マーティン
ローレンス・ジェイミーソン – マイケル・ケイン
ジャネット・コルゲイト – グレン・ヘドリー
アンドレ警部 – アントン・ロジャース
ファニー・ユーバンクス – バーバラ・ハリス
アーサー – イアン・マクダーミド
リード夫人 – ダナ・アイヴィ
オクラホマから来た夫人 – ミーガン・フェイ
パームビーチから来た夫人 – フランセス・コンロイ

デヴィッド・ニーブンとマーロン・ブランドを幻視する。

始まったとたんに、これは見たことがあるーと思う。調べてみると「寝室ものがたり」(1961)というデヴィッド・ニーブンマーロン・ブランドの映画のリメイクであるらしい。そうそう、マイケル・ケインを見ながらデヴィッド・ニーブンを見ているような気がしていたのだよ。

マーロン・ブランドの演技は正直おぼえていないのだが、スティーブ・マーチンは嫌いではないはずなのに、鼻についた。60年代のストーリーラインに80年代のズレたギャグがミックスされて、なんだか香ばしすぎるのである(公開された88年でも絶対に古臭かったはずだと思う)。

そういうことであまり気乗りせずに見ていたのだが、「寝室ものがたり」とは180度違う結末を見て驚き、ちょっといい気分になった。

『ペテン師とサギ師/だまされてリビエラ』を観るには?

『ペテン師とサギ師/だまされてリビエラ』作品情報

監督 – フランク・オズ
脚本 – デイル・ローナースタンリー・シャピロ
ポール・ヘニング
製作 – バーナード・ウィリアムズ
編集 – スティーヴン・A・ロッター
配給 – アメリカ:オライオン・ピクチャーズ、日本:ワーナー・ブラザース
公開 – アメリカ合衆国の旗 1988年12月14日、日本:1989年4月1日
上映時間 – 110分

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