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笑の大学

役所広司(笑の大学) 映画
役所広司(笑の大学)
『笑の大学』は、2004年10月30日公開。監督は星護。

『笑の大学』ってどんな映画?

三谷幸喜主宰の劇団「東京サンシャインボーイズ」の舞台を三谷自身の脚本と星護監督の演出で映画化したシチュエーション・コメディ。戦時下の取調室という閉ざされた空間で、笑いを排除しようとする検閲官と、笑いに命をかける劇作家が繰り広げる、奇妙で熱い7日間を描く。
「一度も笑ったことがない」と豪語する検閲官・向坂(役所広司)と、新作の上演許可を求めて奮闘する劇作家・椿(稲垣吾郎)の二人の丁々発止のやり取りがメイン。役所の威厳あふれる変化と、稲垣の浮世離れした芸術家魂がぶつかり合い、いつしか「最高の台本」が作り上げられていく。
笑いを消そうとして出される向坂の無茶苦茶な注文が、椿の機転によってさらなる笑いを生む逆転の構造。対立していたはずの二人が、一つの机を挟んで「面白いもの」を作ろうと夢中になる姿は創作というものの本質を突いている。
「この非常時に喜劇など不謹慎だ」という時代の重圧に、笑いの力で抗おうとする物語は、三谷幸喜の喜劇人としての矜持が込められたもの。舞台版にはなかった、劇中劇のイメージシーンに登場する木村多江眞島秀和木梨憲武といったゲストの使い方も贅沢。
笑い転げた後にやってくる、戦争という現実。あの美しい台本が、その後どうなったのか……。ラストシーンには余韻がある。

あらすじ

1940年(昭和15年)10月。日本は戦争(日中戦争)への道を歩み始めていた。国民の娯楽である演劇は規制され、警察で台本の検閲を受けなければ上演できない時代に、生まれて一度も心の底から笑ったことがない検閲官・向坂睦男と、劇団「笑の大学」座付作家・椿一が警視庁の取調室で顔を合わせる。「笑い」に理解のない向坂は「このご時世に、低俗な軽演劇など不謹慎であり上演する必要はない」と考え、「笑の大学」での演目上演中止に持ち込むべく、椿に無理難題を課すが、椿は何としても上演許可を貰うため、向坂の要求を飲みながらも更に「笑い」を増やす抜け道を必死に考え、一晩かけて書き直していく。

キャスト

向坂睦男 – 役所広司
椿一 – 稲垣吾郎
廊下の制服警官 – 高橋昌也
青空寛太 – 小松政夫
モギリのおばさん – 石井トミコ
ロミエット – 小橋めぐみ
ジュリオ – 河野安郎
石川三十五右衛門 – 長江英和
チャーチル – ダン・ケニー
ヒトラー – チュフォレッティ
戯作者 – 吉田朝陰山泰蒲生純一つじしんめい伊勢志摩小林令門
浅草の警官 – 桜井聖
劇場の呼び込み – 藏内秀樹矢柴俊博加瀬慎一
貫一 – 眞島秀和
お宮 – 木村多江
警官・大河原 – 八嶋智人
カフェの女給 – 加藤あい
劇団の支配人 – 木梨憲武

笑おうと思って、ツタヤで借りたのに…。

うーん、これ、みんな面白いって言ってるな。しかも舞台版(西村雅彦近藤芳正)がさらに面白いらしい。そうだろうな。またラジオドラマ版もあるようだ。

しかし、筆者はまったく楽しめなかったのである。
役所広司の熱演は認めるが(稲垣某は×)、やはり映画としてはひとつも面白くない。
同じ密室劇でも、「十二人の優しい日本人」は、まだ映画としてみるべき点があったように思うのは、空間がまだ構造をなしていたし(長方形の部屋と廊下、暗い続き部屋、屋外)──この映画では真四角な部屋だけが文字通りの舞台なのである──やはり、群像劇だったからだ。
今回の場合、よほどの自信がなければ、これで映画になるとは思えないはずである。そういうコトは考えなかったのだろうか。

演出・台本もさほど面白いとは思えず、笑えなかった。自分の感覚がおかしいのかしらん。

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『笑の大学』作品情報

監督 – 星護
脚本 – 三谷幸喜
原作 – 三谷幸喜
製作 – 重岡由美子、市川南、稲田秀樹
製作総指揮 – 前島良行
音楽 – 本間勇輔
撮影 – 高瀬比呂史
編集 – 山本正明
制作会社 – 共同テレビジョン
製作会社 – フジテレビジョン、東宝、PARCO
配給 – 東宝
公開 – 日本の旗 2004年10月30日
上映時間 – 120分

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