『サイレン 〜FORBIDDEN SIREN〜』ってどんな映画?
PS2ホラーゲーム『SIREN 2』(SCE)をベースに、堤幸彦監督が独自の世界観で実写化した一作。「サイレンが鳴ったら外に出てはならない」という不気味なルールが支配する夜美島を舞台に、島民消失事件の謎と、迫りくる「人魚」の恐怖を描く。
『TRICK』を彷彿とさせる阿部寛の存在や、独特の空気感を持つ松尾スズキ、嶋田久作など、一筋縄ではいかない個性派が揃う。市川由衣が演じるヒロイン由貴の弟を守ろうとする必死な姿、終盤に待ち受ける「視界ジャック」を想起させる衝撃の展開が見どころ。
あらすじ
1590年アメリカ。ロアノーク島で島民全員が突然失踪。手掛かりはある家の柱に残された「Croatan」という文字のみ。1872年大西洋。突如失踪したマリー・セレスト号が発見されるが、乗組員の姿はなく、船室に残された航海日誌は「12月4日 我が妻マリーが」という文で唐突に終わっていた。
そして1976年、日本の夜美島。嵐の夜に全島民が消失し、保護された男・土田圭は狂ったように「サイレンがなったら外に出てはならない」と繰り返し叫んでいた……。
29年後、天本由貴は、体の弱い弟・英夫の転地療養のため、フリーライターの父・真一と夜美島に引っ越してきた。由貴たちを待っていたのは、異様な島の空気。島に根付いた奇妙な文化と伝承、島の中心部に聳え立つ謎の鉄塔……。由貴たちは島民たちの冷たい視線を浴びるが、隣人・里美や島の医師・南田豊の助けもあって徐々に島の生活に慣れていった。しかし、島には不穏な空気が漂っていた。「夜は出歩かない」「近所付き合いは大切にする」「森の鉄塔には近付かない」、そして「サイレンが鳴ったら外に出てはいけない」――。
キャスト
天本 真一(由貴の父、雑誌ライター) – 森本レオ
南田 豊(診療所の医師) – 田中直樹
土田 圭(29年前の島民全消失事件の生存者) – 阿部寛
里美(隣人) – 西田尚美
東(謎の男) – 松尾スズキ
山中巡査(駐在) – 嶋田久作
天本 英夫(由貴の弟) – 西山潤
謎の赤い服の少女(謎の少女) – 高橋真唯
しかし、天本英夫っていう登場人物名は、どういう種類のギャグなのか。
島のセットはゲームそのままで、そのことを意識するとかなり恐怖があおられる。
あとはサイレンの音、これはかなり気合い入っている。ゴジラの声並みというと褒めすぎだが(笑)。
うわあと思うのは、しかしそこまで。
この映画は音を聴いてほしいですね、なんて堤監督はたしかキネ旬のインタビューに答えていたが、そーゆーレベルではないんじゃないかな。
映画「ケイゾク」と同じで、わざとつまらなく作ったんじゃないかという疑惑があるのだが、そこまでテレビ的な感性に殉じているなんてことが本当にあるのだろうか。だって映画館で映画を見たことあるのかと疑いたくなるもの、三谷幸喜だってもう少しうまく立ち回ると思う。いや、テレビの「TRICK」は、シリーズの最初から見ていて、好きなんだけどね。
あ、あと、筆者はこわいゲーム好きだけど、この原作ゲームは苦手。マニアックなパズルなんだもん。
あらゆるヴィデオゲームはコントローラ操作と、それに対応している画面のCGによるヴァーチャルなパズルであると今でも思っているが、かといってそれが得意なわけではないのだ。
『サイレン 〜FORBIDDEN SIREN〜』を観るには?
『サイレン 〜FORBIDDEN SIREN〜』作品情報
脚本 – 高山直也
原作 – PlayStation 2 『SIREN2』
製作 – 島谷能成、藤原正道、亀山慶二、亀井修、安永義郎、稲田一郎、古屋文明、岡田稔、水野文英、石川治
音楽 – 蓜島邦明
撮影 – 唐沢悟
編集 – 伊藤伸行
製作会社 – 映画「サイレン」製作委員会
配給 – 東宝
公開 – 2006年2月11日
上映時間 – 87分
『サイレン 〜FORBIDDEN SIREN〜』の原作(PS2「SIREN2})

PS2「SIREN2」(SCE)
映画『サイレン 〜FORBIDDEN SIREN〜』は本作をベースにしているが、登場人物は全て異なっており、その前作『SIREN』の要素も含まれているなど、各設定には多くの変更が加えられている。また、原作では「蜘蛛屍人」「犬屍人」などバリエーションがあった屍人が、本作では「半屍人(人間の原型を留めたままの屍人)」しか登場しない。その点では物語の核心と密接に関わっている。




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