『救命病棟24時』ってどんなドラマ?
伝説の不屈の救命医・進藤一生と小島楓が16年ぶりに黄金タッグを結成!
医療の働き方改革と次世代への継承をテーマに描く医療ドラマの金字塔
日本の医療ドラマの最高峰『救命病棟24時』が、前作(第5シリーズ)から13年ぶり、そして進藤一生と小島楓のコンビとしては16年ぶりに復活を遂げた待望の新シリーズ。シリーズ史上初となる「月9」枠での放送となり、変わりゆく令和の医療現場における働き方改革、多様化する価値観、後進への「継承」と「命の優先順位」をめぐる葛藤を圧倒的な臨場感と人間ドラマで描き出す。
あらすじ
都立第三病院救命救急センターの副センター長として赴任した小島楓(松嶋菜々子)は、残業規制や責任回避、将来の美容外科転身などを理由に救命の現場と適度な距離を保とうとする若手専攻医・研修医たちとの価値観のギャップに頭を悩ませていた。
そんな折、過酷な海外医療支援やアメリカでの経験を経て帰国した伝説の救命医・進藤一生(江口洋介)が、病院長となった落合雅人(沢村一樹)の強い要請によって現場へ着任する。
妥協を一切許さず「目の前の命を救う」ことにすべてを捧げる進藤の復帰は、効率や私生活を重視する若手医師たちに大きな波紋を広げる。かつての恩師であり相棒でもある進藤と再び並び立った楓は、時代の変化を受け入れながらも「医師として絶対に捨ててはならないもの」を若者たちに伝えようと奮闘していく——。
キャスト
進藤一生(外科医) - 江口洋介
小島楓(副センター長) - 松嶋菜々子(少女期:朝倉さくら)
■医師
宮沢 蓮(専攻医2年目) - 木戸大聖
天野 智也(同) - 萩原利久
柊木 亜美良(研修医2年目) - 白石聖
田中 芽生(同) - 横田真悠
長良達平(同) - 中山翔貴
鳥羽野 椿(救命医兼循環器専門医) - 宮野真守
高見 梢(救急科専門医) - 長井短
益田 藤吉郎(救命医) - 田島亮
■看護士
菅野 心也(看護師長) - 金田哲
畦地優夏(看護士4年目) - 杏花
■その他
澤 暢介(院内救急救命士) - 谷恭輔
落合雅人(院長) - 沢村一樹
辻智宏(センター長) - 八嶋智人
広瀬斎(平塚記念病院救命救急センター医師長) - 風間俊介
江口洋介×松嶋菜々子が魅せる16年ぶりの圧倒的バディ感と存在感
1999年の第1シリーズ開始から四半世紀以上、かつて指導医と研修医だった進藤一生と小島楓が、共に熟練の命の守り手として同じ現場に並び立つ胸熱な展開。互いへの絶対的な信頼と、言葉に出さずとも呼吸で通じ合う緊迫の救命処置シーンは、シリーズファンならずとも息をのむ圧巻の完成度を誇る。
初代~過去作からの奇跡の再集結(沢村一樹・八嶋智人・風間俊介)と歴史の重み
27年ぶりのレギュラー復帰となる沢村一樹(院長役)や八嶋智人(センター長役)、さらには成長した姿で復帰する風間俊介ら歴代キャストが再結集。かつて迷い苦しんでいた若手たちが年月を経て医療組織を支える立場となり、新たな壁にぶつかりながらも進藤たちと共に命に向き合う人間ドラマの深みが光る。
令和の医療問題「働き方改革」「世代間の価値観」への真正面からの答え
ワークライフバランスやタイパ(タイムパフォーマンス)を重視するZ世代の若手医師たち(木戸大聖、萩原利久、白石聖ら)と、命のためなら自らを賭してでも現場に立つ進藤・小島らの理念の衝突。単なる根性論の押し付けではなく、「変わるべき環境」と「時代が変わっても失ってはならない医師の魂」の着地点を模索する現代的なテーマ性が共感を呼ぶ。
感想
なんと20世紀(1999年)から続いている第6シリーズであるということも知らずに、おそらく初めて観た(ような気がするが、あてにならない)。
脚本陣でいうと、橋部センセ、福田靖、飯野陽子が始めたシリーズで、秦建日子、林宏司、林誠人、一色伸幸、ひかわかよなども合流している(今回残っているのはひかわだけ)。
舞台となる病院も都立第三病院救命救急センター→港北医大救命救急センター→東都中央病院高度救命救急センター→海南医大高度救命救急センター→国立湊大学附属病院救命救急センターときて、今回、第1シリーズの都立第三病院救命救急センターに戻ってきた。沢村一樹(院長)と八嶋智人(センター長)は第1シリーズ以来とのこと(第1シリーズではそれぞれ内科医、研修医だった)。
ということからもわかるように、勤務医は多くの場合、大学病院の医局に所属しているので、ちょくちょく(2~3年で)病院を変わるというドラマに都合の良い設定なのだった。
キャストを観ると、松嶋菜々子は毎回出ているわけでもなく、第2シリーズでは松雪泰子がメインだったようだ。一方、江口洋介のほうは、第5シリーズでは不在で、医局長となった松嶋の活躍がメインだった。
このクロニクルを表にするとこうなる。
| 江口洋介(進藤一生) | 松嶋菜々子(小島楓) | |
|---|---|---|
| 第1シリーズ(1999年) | 都立第三病院・外科医(指導医) 植物状態の妻の看病をしつつ現場に立つ。 |
都立第三病院・研修医 進藤の指導のもと、救命医の道を志す。 |
| 第2シリーズ(2001年) | 港北医大・外科医 妻の他界による一時引退から復帰。ラストで海外へ。 |
出演なし |
| 第3シリーズ(2005年) | 東都中央病院・救命医(臨時) 一時帰国中に東京大震災に遭遇。楓と再会する。 |
東都中央病院・救命医 震災で婚約者を失う悲劇を乗り越え奔走。 |
| 第4シリーズ(2009年) | 海南医大・救命医 海外から帰国。崩壊寸前の救命センターを支える。 |
海南医大・救命医 訴訟問題に苦悩するが、進藤と再び戦う。 |
| 第5シリーズ(2013年) | 出演なし | 国立湊大学附属病院・医局長 進藤なき救命センターでリーダーとしてチームを率いる。 |
※この世界線では2005年に首都直下型の「東京大震災」(M7.3、震度6強)というのが起こっていて、環七内回りは火の海となり、ライフライン・通信・交通がすべて遮断された。
ということで、本作は、第1シリーズ時に33歳の指導医(外科医)だった江口と、25歳の研修医だった松嶋が、60歳と45歳で胸熱の再タッグを組むドラマということになる(といいつつ、江口は都度都度海外渡航しているので、上記の「東京大震災」での再会のほうが劇的だったのではないか)。
さて、そこでようやく本作について。
過去にも、人員不足で救命医が全員辞める(第4シリーズ)という事態は描かれていたが、本作は「働き方改革」をメインモチーフにしている。残業時間の上限規制などの新制度が医療現場に施行されたのが2024年と遅かったために、なんだか今さら感の強い状況だが、ドラマではここにZ世代問題なども重ねられて、「厳しい指導医のもとで研修医や専攻医が成長していく人間ドラマ」というコアが守られているようだ。
過去を振り返ると、第2シリーズでは伊藤英明が、第3シリーズでは小栗旬が成長前の若者だったというのは、なかなかに感慨深いではないか。
本作では、第1話にはちょろっとしか出なかった白石聖が、現場を引っかき回すボスキャラになるのではないかと予想する。
『救命病棟24時』を観るには?
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