有能にしか見えない無能社員という鬼のキャスティング(無能の鷹の感想)
相変わらず本当はどんな顔をしているのかよくわからない菜々緒なのだが、番宣でモーニングショーに出ているのを見て、少しわかったような気がした。やはりドラマ空間の中の人なのだ。
その意味では、有能にしか見えない無能社員という設定は菜々緒にいかにも似つかわしく(原作のヒロインはそこまで有能オーラを出していない)、よくこの仕事を受けたと思う。
原作は読む人の気をラクにするマンガと言われ、IT業界の新人必読の内容になっているところにユニークネスがある。しかしドラマではその深さをあえて描くことはないだろうから、それが少し残念だ。
無能の鷹 見どころ
2024年10月からテレビ朝日系で放送された全8話のコメディ。原作ははんざき朝未による同名漫画、脚本は『ハコヅメ~たたかう!交番女子~』『正直不動産』などを手がけた根本ノンジ。現代の職場における評価や先入観の問題をユーモラスに描いたコメディとして楽しめるだけでなく、働き方や人間関係について考えさせられるドラマである。巷には「菜々緒のの無能っぷりが面白い」「勘違いが連鎖していく展開が笑える、スカッとする」という評価の一方、「1話が長く、中だるみしていた」「鷹野の無能さにイライラする場面もあった」という意見もあり。
- 見どころ1:勘違いが生むミラクル
鷹野の無能さが周囲に勘違いされ、結果的に成功を収める展開。第2話では鷹野の“ペン回し”が伏線となり、ミラクルが起こる。 - 見どころ2:現代の職場への風刺
「有能に見えること」と「実際に有能であること」のギャップを描き、外見や先入観が評価に与える影響をユーモラスに表現。 - 見どころ3:最終回の展開
最終回では、鷹野がアメリカの企業から勘違いで高評価を受けてヘッドハンティングされる一方、鶸田は転職活動に苦戦。最終的に二人は再会し、再びコンビを組む。 ([Mantan Web][8])無能の鷹 あらすじ
https://www.youtube.com/watch?v=NC0dlY6UOGY大事な場面になるとお腹がゆるくなってしまう体質の鶸田道人(塩野瑛久)は、ITコンサルティング企業《株式会社TALON》の面接会場でも男子便所にこもりっきりに。面接会場で、烏森皇子(永田崇人)ら、余裕たっぷりのライバルたちを横目に緊張していると、面接室のドアから、余裕の笑みを浮かべ、スマートな身のこなしから圧倒的な《デキるオーラ》を醸す鷹野ツメ子(菜々緒)が現れる。彼女に目を奪われて、思わずパンフレットを落としてしまう鶸田は「こういうカッコいい人と、仕事したいな」と心に誓うのだった。
無能の鷹を観るには?
無能の鷹 キャスト
■主要人物
鷹野ツメ子 – 菜々緒
鶸田道人 – 塩野瑛久
■ITコンサルティング タロン
○営業部
雉谷耕太 – 工藤阿須加
鵜飼朱音 – さとうほなみ
梟井重蔵 – 鈴木理学
白鳥京香 – 相馬有紀実
朱雀又一郎 – 高橋克実
鳩山樹 – 井浦新
社員 – ごうきち、寺尾真俊、中川健、島田莉沙、ささきみえ
○人事部
烏森皇子 – 永田崇人
○開発部
鵙尾弓 – 土居志央梨
鵤流星 – 宮尾俊太郎
鴫石郁 – 安藤玉恵
鶴田光 – 野田淳文
○経理部
社員 – キャンディ左京、増田三恵子、巻山真結子無能の鷹 スタッフ
原作 – はんざき朝未『無能の鷹』(講談社「Kiss」連載)
脚本 – 根本ノンジ
音楽 – 鈴木真人
主題歌 – ざらめ「まずは今日から」(ソニー・ミュージックレーベルズ / BEAT SEEKER MUSIC)
演出 – 村尾嘉昭、棚澤孝義、高橋由妃
エグゼクティブプロデューサー – 内山聖子(テレビ朝日)
プロデューサー – 貴島彩理(テレビ朝日)、本郷達也(MMJ)
制作著作 – テレビ朝日、MMJ無能の鷹の原作
鶸田は就職活動中、ある会社の面接で見るからにデキる女性(同じく就活生)・鷹野ツメ子に出会う。スマートな身のこなし、落ち着いた声、着慣れたスーツ、自信に満ちあふれているのに謙虚。縁あって一緒にその会社に入社したふたり。ただ、1年半後、彼女は…!?