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恋におちたシェイクスピア

4.0
グウィネス・バルトロウ(恋におちたシェイクスピア) 映画
グウィネス・バルトロウ(恋におちたシェイクスピア)
『恋におちたシェイクスピア』(原題:Shakespeare in Love)は、1998年のアメリカ合衆国・イギリスのロマンティック・コメディ映画。

『恋におちたシェイクスピア』ってどんな映画?

若き日のウィリアム・シェイクスピアが、傑作『ロミオとジュリエット』を書き上げるまでの裏側に、禁断の恋があった……という大胆でロマンティックなフィクション。演劇を愛するあまり男装して舞台に立つヴァイオラの凛々しさと瑞々しい美しさは圧巻。グウィネス・パルトロウは本作でアカデミー主演女優賞を獲得した。
『ローゼンクランツとギルデンスターンは死んだ』の劇作家トム・ストッパードが脚本に参加しているだけあって、シェイクスピアの史実や戯曲のフレーズを巧みに織り交ぜた構成が秀逸。「演劇とは何か?」「愛とは何か?」を、笑いと涙を交えて描き出している。
ジェフリー・ラッシュコリン・ファースといった主役級はもちろん、わずか数分の出演でアカデミー助演女優賞をさらったジュディ・デンチのエリザベス女王、さらにベン・アフレックや、後に『ハリー・ポッター』シリーズ等でも活躍するイメルダ・スタウントンマーク・ウィリアムズなど、豪華なキャスティング。
現実の壁に阻まれながらも、その想いを永遠の物語へと昇華させていくラストは、映画史に残る名シーンの一つ。エンドロールが流れる頃には、誰もが「演劇の魔法」にかかっている。16世紀のロンドンを再現した美術や衣装も素晴らしく、五感でエリザベス朝を楽しめる贅沢な作品。

あらすじ

ペスト禍のロンドン。スランプ中のシェイクスピアは新作『ロミオとジュリエット』の準備を進めていた。一方、芝居を愛する令嬢ヴァイオラは、政略結婚を控える身ながら男装して劇団に潜り込み、ロミオ役を射止める。正体を知ったシェイクスピアと彼女は、禁断の恋に落ちていく。

キャスト

ヴァイオラ・デ・レセップス – グウィネス・パルトロー
ウィリアム・シェイクスピア – ジョセフ・ファインズ
フィリップ・ヘンズロー – ジェフリー・ラッシュ
ウェセックス卿 – コリン・ファース
ヒュー・フェニマン – トム・ウィルキンソン
ネッド・アレン – ベン・アフレック
エリザベス女王 – ジュディ・デンチ
クリストファー・マーロウ – ルパート・エヴェレット
ジョン・ウェブスター – ジョー・ロバーツ
ウィル・ケンプ – パトリック・バーロー
リチャード・バーベッジ – マーティン・クランス
ロザライン – サンドラ・レイントン
ティルニー – サイモン・キャロウ
ノル – バーナビー・ケイ
ラルフ・バッシュフォード – ジム・カーター
ウォバッシュ – マーク・ウィリアムズ
ジェームズ・ヘミングス – グレゴア・トラッター
デ・レセップス夫人 – ジル・ベーカー
メイド – アンバー・グロソップ
サム – ダニエル・ブロックルバンク
乳母 – イメルダ・スタウントン

指南書のお手本のようなみごとな脚本。

前にも見たのだが、グウィネスがひげを付けて現れるまで、なぜか見たことをすっかり忘れていた。

しかしこれは面白すぎるなあ。
脚本がみごとで、クライマックスに向かって畳み込むような伏線の張り方、盛り上げ方ときたら、まるでシナリオ指南書のお手本のようである。
しかもシェイクスピアの要素を巧みに織り込み、バレバレな展開をなぞって観客にカタルシスを与えるなんて、まさに曲芸的な職人技であろう。
小屋の中を縦横無尽に移動するキャメラも臨場感たっぷりである(小屋の入り口から舞台、奈落、それから1階と2階に抜けられる楽屋の内部、といった構造が自然に頭に入る)。

と、なんとなく棘のあるホメ方をするのもいやらしくてイヤなのだが、どうもテレビドラマのように軽く見えてしまうのがイケナイ。
べつに重ければいいわけではないが、記憶からは抜け落ちてしまうところがあるのは、なぜなのだろうか。

『恋におちたシェイクスピア』を観るには?

『恋におちたシェイクスピア』作品情報

監督 – ジョン・マッデン
脚本 – トム・ストッパードマーク・ノーマン
製作 – デヴィッド・パーフィット、ドナ・ジグリオッティ、ハーヴェイ・ワインスタイン、エドワード・ズウィック、マーク・ノーマン
製作総指揮 – ボブ・ワインスタイン、ジュリー・ゴールドスタイン
音楽 – スティーヴン・ウォーベック
撮影 – リチャード・グレートレックス
編集 – デヴィッド・ギャンブル
製作会社 – ユニバーサル・ピクチャーズ、ミラマックス、ベッドフォード・フォールズ・プロダクションズ
配給 – アメリカ:ミラマックス、日本:UIP
公開 – アメリカ:1998年12月11日、日本:1999年5月1日
上映時間 – 137分

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