『スカム』ってどんなドラマ?
社会から見捨てられた若者たちが落ちたのは、オレオレ詐欺の底なし沼だった——。
ルポライター・鈴木大介のノンフィクション『老人喰い』を原案に描く、実話ベースの痛快で切ない闇ビジネス・犯罪エンターテインメント!
杉野遥亮が、リーマンショック後の不況の波に呑まれ、追い詰められた末に「振り込め詐欺」の世界に身を投じていく真面目な若者・草野誠実をリアルに好演。
「騙さなきゃ、生きていけない。」
悪に手を染めた若者たちの葛藤と焦燥、そして裏社会のリアルな生態を圧倒的リアリティで描いた切なく激しいクライムスリラー!
あらすじ
2008年、リーマンショック直後の日本。名門大学を卒業して大手企業に就職した草野誠実(杉野遥亮)だったが、わずか半年で会社が倒産。半年分の給料が未払いのまま職を失ってしまう。
さらに追い打ちをかけるように、父親が病に倒れ巨額の治療費が必要に。頼みの綱だった奨学金の返済督促も迫る中、追い詰められた誠実は学生時代の友人・祥太郎(戸塚純貴)から紹介を受け、ある高額バイトの面接に向かう。
そこに待っていたのは、詐欺グループの番頭・神部(大谷亮平)と店長・毒川(和田正人)が仕切る「オレオレ詐欺」のアジトだった。一度足を踏み入れたら二度と抜け出せない暗黒街で、誠実は生き残りをかけた凶悪な詐欺ビジネスに手を染めていく——。
キャスト
草野誠実 - 杉野遥亮
清宮壮一(詐欺の相棒) - 前野朋哉
吾妻美咲(誠実の幼馴染) - 山本舞香
田中祥太郎(誠実の友人) - 戸塚純貴
来栖達也(研修参加者) - 福山翔大
杜洋平(同) - 水間ロン
剛力卓(同) - 若林拓也
辻姫花(祥太郎の恋人) - 華村あすか
小沼(なんでも屋) - 栁俊太郎
山田良(出し子のリーダー) - 山中崇
毒川馨(詐欺グループの店長) - 和田正人
草野幸子(誠実の母親) - 西田尚美
東条(金主のヤクザ) - 杉本哲太
神部逸(詐欺グループの番頭) - 大谷亮平
感想
ファーストインプレッション
2話以上見る気になれなかった「GIVER 復讐の贈与者」のコンビ(脚本・監督)で、「新しい王様」の杉野遥亮と、最近よく見る山本舞香。
9話ものらしいが、30分ドラマなので話があまり進まない。
最終回まで観て
話が横道にそれることもなく、普通に起承転結で終わってしまった。
ダークな演出はよかったし、杉野君も見ていて心地よかったので、もう少しひねりが欲しかったところだ。
『スカム』を観るには?
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『スカム』作品情報
原案 – 鈴木大介『老人喰い』(筑摩書房刊)
企画プロデュース・脚本原案 – 原祐樹
脚本 – 継田淳
監督 – 小林勇貴、原祐樹
音楽 – 中川孝
編集 – 目見田健
チーフ・プロデューサー – 西山剛史、丸山博雄
プロデューサー – 村島亘、梶原富治、瀬崎秀人
ラインプロデューサー – 八木佑介
OPテーマ – まふまふ「ジグソーパズル」(A-Sketch)
EDテーマ – BiSH「DiSTANCE」(avex trax)
制作プロダクション – ROBOT
制作・著作 – 「スカム」製作委員会、avex pictures、MBS
『スカム』の原作
オレオレ詐欺、騙り調査、やられ名簿……。
牙を剥く、最貧困の若者たち
平均2000万円の預金を溜め込んだ高齢者を狙う詐欺「老人喰い」が、いま急速に進化している。高齢者を騙すために合理化された組織をつくり、身元を徹底的に調べあげ、高いモチベーションで詐欺を行う若者たち。彼らは、どのような手口で高齢者を騙しているのか。どのような若者たちが、どのような心理で行っているのか。裏稼業で生きる若者たちに迫ることから、階層化社会となった日本の抱える問題をあぶりだす。
丸山ゴンザレスさん熱賛! !
ここにいる詐欺組織の若者たちは、就職氷河期、平成不況に無職期間を過ごした私だったかもしれない。あり得るかもしれないルートのひとつとして読み込んでしまった。
賛否ではなく共感。それこそが私の読後感だ。
世代をまたいだ加害者と被害者のルポルタージュ。これは日本の今後を示唆している「箱庭」でもある。
――丸山ゴンザレス


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