『踊る大捜査線 THE LAST TV サラリーマン刑事と最後の難事件』ってどんなドラマ?
湾岸署最後のパーティーが大騒動の舞台に——!
15年の歴史を締めくくる映画最終作へと繋がる、最初で最後のドラマスペシャル!
日本ドラマ・映画史に金字塔を打ち立てた『踊る大捜査線』シリーズのラストを飾る映画『踊る大捜査線 THE FINAL 新たなる希望』の公開に先駆けて放送されたスペシャルドラマ。
織田裕二演じる青島俊作をはじめ、和久伸次郎(伊藤淳史)、篠原夏美(内田有紀)といった新旧おなじみの湾岸署メンバーが総出演。連続ドラマ期を彷彿とさせるコミカルな「サラリーマン警察官」たちの日常と、国際警察が絡む事件が交錯する、『踊る』の魅力が凝縮された最後の一大エンターテインメント。
キャスト
◼︎湾岸署
青島俊作(刑事課強行犯係係長・警部補) - 織田裕二
恩田すみれ(盗犯係主任・巡査部長) - 深津絵里
真下正義(署長・警視) - ユースケ・サンタマリア
和久伸次郎(刑事課強行犯係・巡査部長) - 伊藤淳史
篠原夏美(同) - 内田有紀
緒方薫(同) - 甲本雅裕
栗山孝治(同)- 川野直輝
王明才(同・研修生) - 滝藤賢一
森下孝治(刑事課盗犯係・巡査部長) - 遠山俊也
中西修(刑事課盗犯係係長・警部補) - 小林すすむ
魚住二郎(刑事課課長・警部) - 佐戸井けん太
⚫︎スリーアミーゴス
袴田健吾(副署長・警視) - 小野武彦
秋山晴海(湾岸署指導員) - 斉藤暁
神田総一朗(湾岸署指導員) - 北村総一朗
◼︎警察庁
室井慎次(長官官房審議官刑事局担当・警視監)- 柳葉敏郎
池神静夫(長官) - 津嘉山正種
大森裕幸(組対部国際犯罪指定捜査準備室室長) - 大高洋夫
安住武史(次長・警視監) - 大和田伸也
◼︎その他湾岸署
仙波(刑事課暴力犯係係長) - 前原実
川村(刑事課暴力犯係) - 真柴幸平
赤羽(同) - 佐藤正行
黒田(同) - 山口年男
緑川(同) - 赤池公一
捜査員 - 白木隆史
盗犯係刑事(刑事課盗犯係) - 森啓一郎、山本栄治、久保貫太郎
知能犯係刑事 - 本間剛
◼︎その他警視庁
福田徹(警視庁警務部部長) - 山路和弘
鳥飼誠一(刑事部捜査第一課強行犯捜査担当管理官・警視) - 小栗旬
捜査一課係長 - 久松信美
本庁捜査員 - 佐藤誠、浜田学、幸田尚子、大波誠、古川りか、李千鶴、中野剛、西ノ園達大、反田孝幸、岩田知幸、青山草太、安部賢一
所轄捜査員 - 浦田キンタ、花戸祐介、日比大介、
浜口満(警務部監察室長) - 永野典勝
中島雄二(刑事部部長) - 平井真軌
◼︎警察庁
清水咲子(組対部国際犯罪指定捜査準備室) - 石橋けい
平川逸郎(同) - 村上新悟
辺見英人(同) - 日野誠二
林田毅(同) - 佐伯新
永峰公平(同) - 竹井亮介
橋本洋二(刑事局刑事企画課課長) - 信太昌之
◼︎その他
制服警官 - 永井秀樹、金子岳憲、
機動捜査隊 - 檜山裕司、三橋潔
野添久美子(湾岸署婦警) - 小橋めぐみ
湾岸署婦警 - 川田希、広澤草、川隅奈保子、荻野友里、鄭亜美、東加奈子、平田薫、小松彩夏、神農幸、柊瑠美、山本真由美、小泉麻耶、川村紗也、谷麻紗美、水野綾子、一双麻希、丸山陽子、葉加瀬マイ、新生かな子、渡部彩、吉田エマ、茨木菜緒
窃盗犯 - 平賀雅臣
V-CUBEエンジニア - 岩井秀人
虹の橋本舗営業マン - 辻修
王の父親 - 吉川威史(キャスティング会社吉川事務所代表)
王の母親 - 石垣光代
シン・スヒョン(国際指名手配犯) - イ・ヘイン
猿渡亮二(警察備品連続窃盗犯)- 名高達男
感想
湾岸署員総出の群衆シーンがほぼ全編にわたって描かれており、あっけに取られる。
「結婚披露宴催しの練習」という日常的・世俗的なイベントと、「国際指名手配犯の追跡」というシリアスな事件が並行して進んでおり、ある場所ではダンスの練習(日常)、ある場所では捜査資料を運んでいる(非日常)など、異なる目的を持った人間が100人規模で画面内に混在するというのは、タイトルの「サラリーマン」を表す組織としての不条理なエネルギーの表現だという。
署内も捜査本部も見たことがないほど巨大な空間なのだが、画面のあちこちで、エキストラを含めた署員や関係者たちの細かな演技が見切れていた(全員に細かいバックストーリーやタスクが与えられ、動きにも厳密なタイムラインが組まれていたという)。手前・中間・奥のすべてのレイヤーに人間が動き回ることで、映像に圧倒的な奥行きが生まれるとともに、群衆に負けないようにメインキャスト(織田裕二、深津絵里)らが演技することになり、力技で雑音を突き破るようなエネルギー、張りのある声と視線を維持せざるを得なくなった。これがあのテンポ感と熱量につながっている。周囲の群衆が仕掛けてくる予期せぬ「小ネタの動き」に対して、青島たちが静止したまま演技することでリアルな空気感も生まれている。
こうした画面作りは、もちろんフェリーニの祝祭性(8 ½、アマルコルド)ばかりでなく、アルトマンの重層的なノイズ(M★A★S★H マッシュ、ナッシュビル)、黒澤明の徹底したエキストラ管理(七人の侍)、ジャック・タチの空間コメディ(プレイタイム)といった系譜をも思い起こさせるものだが、VFX全盛の今、非常に特異な演出方法と言えるのではないだろうか。
『踊る大捜査線 THE LAST TV サラリーマン刑事と最後の難事件』を観るには?
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