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Sweet Home -俺と世界の絶望-

3.5
イ・シヨン(sweethome 俺と世界の絶望) ドラマ
イ・シヨン(sweethome 俺と世界の絶望)
『Sweet Home -俺と世界の絶望-』(スウィートホーム おれとせかいのぜつぼう、原題:스위트홈)は、韓国の配信ドラマである。原作は、キム・カンビによる韓国の同名ウェブ漫画。2020年12月18日よりビデオオンデマンドサービスのNetflixにて、全10話が一挙配信された。シーズン2、3の製作が決定されている。

Sweet Home -俺と世界の絶望-の感想

感染(?)によって、人がゾンビならぬ「バイオハザード」的なクリーチャーに変身してしまうという意表をつく趣向で、主人公は半人間半クリーチャーという「デビルマン」型のヒーロー(なかなか覚醒しない)という設定。

舞台は構造のわかりにくい雑居ビル(1階はテナント、2階以上は住居?)で、閉じ込められた十数人の主要人物を覚えるのが大変。

ひと癖ある人物ばかりなのだが説明が乏しく、そこへコ・ミンシをはじめ何人も美少女が出てくるので、半ばまでは混乱してしまう。

クリーチャーのVFXは「地獄が呼んでいる」の怪力スノーマン型のほか、バイオ的なクモ型、液体型、エイリアン型、そして「寄生獣」型など。

最終話はお約束で非常に思わせぶりな幕切れなのだが、イ・シヨンがいきなり軍服になる必要はないと思う(そもそも、消防士という設定が途中で変更されたとしか思えない)。

Sweet Home -俺と世界の絶望- 見どころ

極限状態の中で、人間としての尊厳や、生き残るための道徳的選択が問われるサバイバルホラー。

  1. 「欲望」が形を変えた怪物たち
    人間が心に抱く「欲望」が具現化して怪物になるという設定。怪物の姿や能力は多種多様で、非常にグロテスクでありながらも、どこか人間らしさや悲哀を感じさせる。この独創的なクリーチャーデザインと、それぞれの怪物が象徴する人間の欲望が本作の特徴である。
  2. ハイクオリティなVFXとアクション
    Netflixの潤沢な資金が投入され、韓国ドラマとしては破格のVFX(視覚効果)とアクションシーンは圧巻。怪物のCGは非常にリアルで迫力があり、生存者たちの死闘も激しく描かれ、ハリウッド映画を見ているかのようなクオリティ。
  3. 極限状態での人間ドラマ
    閉鎖されたグリーンホームという空間の中で、様々なバックグラウンドを持つ住民たちが、生き残るために協力し、対立し、葛藤する人間模様が展開。キャラの抱える過去や秘密、そして極限状態での選択が感情を揺さぶる。
  4. ソン・ガンをはじめとする豪華キャスト
    ヒョンスを演じるソン・ガンは、繊細で複雑なキャラクターを見事に演じた。イ・ジヌク、イ・シヨン、イ・ドヒョン、コ・ミンシ、パク・ギュヨンなど、実力派から若手まで豪華な俳優陣が揃った。
  5. 先の読めない展開と謎
    物語が進むにつれて、怪物化の謎や、特殊感染者の秘密、そして政府の隠された意図など、次々と新たな謎が提示。サスペンス要素も強く、最後まで目が離せない展開。

Sweet Home -俺と世界の絶望- あらすじ

いじめで引きこもりとなった少年チャ・ヒョンスは、家族を交通事故で亡くして、廃墟のような巨大なマンション「グリーンホーム」の1410号室に引っ越ししてきた。残り少ない遺産を受け取り、人生に絶望しているヒョンスは自殺することを考えていた。
しかし、そのマンションには「奇妙な住人たち」が住んでおり、次第に奇妙な出来事が起こっていく。やがて、ゾンビのような怪物たちがマンションに侵入して、住人の一人を殺害。亡くなった住人も、ゾンビとして復活する。

Sweet Home -俺と世界の絶望-を観るには?

Sweet Home -俺と世界の絶望- キャスト

主要人物
 チャ・ヒョンス – ソン・ガン
 ユン・ジス – パク・ギュヨン
 ピョン・サンウク – イ・ジヌク

Sweet Home -俺と世界の絶望- スタッフ

原作 キム・カンビ
原題  Sweet Home
企画 Netflix
脚本 チョン・ボフン
演出 イ・ウンボク

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