夫婦の秘密の感想
「登場人物全員が裏の顔を持つ欺瞞に満ちた“愛憎・闇堕ち”ミステリー」とのことで、細かく意味ありげなフラッシュバックが挟まるのだが、若い男優の顔がみんな似ていて説明も不十分なので、話がちっともわからない。
出てくる女優(剛力彩芽、宮本真希、桃月なしこ)はみんな悪そうだ。
臼田あさ美がまともにヒロインを務めるドラマを見るのは初めてで、期待はある。
剛力はまだ女優をやっているのかと驚いた。
趣里が主役だった『サワコ〜それは、果てなき復讐』(これも同じBS-TBSのドラマ)を書いた脚本家のオリジナルらしいのだが…
夫婦の秘密 見どころ
花屋を営む夫婦とカフェを営む女店主、彼らを取り巻く人々の一見幸せそうな日常の裏に潜む「ダークサイド」を描いた「愛憎・闇堕ちミステリー」。回想シーンの多さ、過去と現在が細切れに描かれる構成が分かりにくいのが難点だが、伏線が張り巡らされており、考察ファンや、愛憎と闇が渦巻く衝撃的なミステリードラマを体験したい方にはおすすめ。
- 全員が裏の顔を持つ「欺瞞に満ちた」人間関係
本作最大の特徴は、登場人物全員が何らかの秘密を抱え、本当の自分を隠して生きていること。一通の手紙をきっかけに、夫婦や友人同士の絆が裂け、次々と秘密と裏の顔が明らかになる。疑心と裏切り、復讐が連鎖していくスリリングな展開が見どころ。 - 予測不能な展開
登場人物たちの秘密が複雑に絡み合い、物語は常に予想を裏切る方向へ。誰が味方で、誰が敵なのか、何が真実で何が嘘なのか、最後まで目が離せない。 - 臼田あさ美、剛力彩芽ら共演陣の演技
主人公・野山穂花を演じる臼田あさ美の幸せな日常から徐々に崩壊していく様子の演技が光る。友人役の剛力彩芽をはじめ、豊田裕大、山下幸輝、古川毅など、個性豊かなキャスト陣がそれぞれの「裏の顔」を巧みに演じる。臼田あさ美の「悪女ぶり」が話題に。 - ダークな世界観を彩る演出
パイプオルガンなどを使った印象的なBGMやSEが不穏な雰囲気を盛り上げる。 - 現代社会の問題を映し出すテーマ
「本当の自分を隠して作りあげた偽りの幸せ」というテーマは、SNSなどで見せる表面的な関係性や、現代人が抱えがちな心の闇を象徴している。
夫婦の秘密 あらすじ
花屋「リリアス」を夫・雅道と経営する野山穂花に「夫の秘密を知っている」という手紙が届き、無言電話がかかってくる。雅道とアルバイトの朱音の関係を疑うが、実は結婚1周年のサプライズ企画だった。過去には、有名フラワーアーティストの水無瀬香子との確執や、雅道との大口契約のトラブルがあった。
穂花の過去には、母親からの虐待や弟の死、ストーカー事件など暗い影が。翠も夫の不倫や事故死、万引きの罪を抱え、2人は秘密を共有する仲に。雅道の本名が「黒岩涼介」で、戸籍を交換していたことが判明し、さらに雅道が15歳で母親の交際相手を殺害していた過去も明らかになる。
穂花は雅道に別れを切り出され、母親の幻覚を見ていたことや、弟を殺害した過去を告白。翠は夫を殺した罪悪感から自首を決意するが、穂花に包丁を向けられる。雅道は穂花を庇い負傷し、穂花は雅道を刺殺する。穂花は雅道の遺体を埋め、日常に戻る。翠はホステスとして働き始め、穂花は雅道の幻想に寄り添いながら生きていく。秘密と罪が絡み合う中で、穂花は自分の過去と向き合いながら、新たな人生を歩み始める。
夫婦の秘密を観るには?
夫婦の秘密 キャスト
野山穂花 – 臼田あさ美(幼少期:五藤希愛)
野山雅道 / 黒岩涼介 – 豊田裕大(幼少期:黒川晏慈)
植村翠 – 剛力彩芽
小野寺真白 – 山下幸輝
栗原蒼太 – 古川毅(SUPER★DRAGON)
三枝朱音 – 桃月なしこ
黒岩涼介 / 野山雅道 – 別府由来
周辺人物
水無瀬香子(みなせ きょうこ) – 宮本真希
水無瀬蘭(みなせ らん) – 大月美里果