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ブレット・トレイン

4.0
ジョーイ・キング(ブレット・トレイン) 映画
ジョーイ・キング(ブレット・トレイン)
『ブレット・トレイン』(原題:Bullet Train)は、2022年公開のアメリカ合衆国のアクション・コメディ・スリラー映画。監督はデヴィッド・リーチ、出演はブラッド・ピットとジョーイ・キングなど。原作は伊坂幸太郎の小説『マリアビートル』。

ブレット・トレインの感想

伊坂幸太郎タランティーノが好きらしいが、本作はかなり嬉しかったのではないか。
アクションを含め、これは「キルビルvol.1」の世界が延々と続いているような映画であった。
未読だが、原作のテイストはほぼ損なわれていないと聞く。

撮影はほぼスタジオで行われ、コロナのため日本では撮られなかったという。
今をときめくジョーイキングをはじめ、キャスティングの豪華さにはそんな理由もあるのかも。
中でもみかん(タンジェリン)とレモンの二人組がキュートなのと、福原かれんの怪演が印象的だった。
もちろんクライマックスを堂々と演じた真田広之は恰好良すぎる。

ブレット・トレインのあらすじ

殺し屋の木村雄一は、息子を意識不明にした犯人に復讐するため東京発京都行の夜行新幹線に乗り込むが、少女プリンスの罠にはまり拘束される。彼女はロシア人ヤクザ「ホワイト・デス」の暗殺を狙い、木村を利用していた。列車にはホワイト・デスの息子救出と身代金回収を任された殺し屋タンジェリンとレモン、不運な運び屋レディバグ、メキシコ人殺し屋ウルフらも乗り合わせる。身代金入りのスーツケースはレディバグに盗まれ、中身は爆弾と判明。プリンスはホワイト・デスを爆殺しようと画策する。
列車内は殺し屋たちの暗闘が繰り広げられ、毒殺専門の女殺し屋ホーネットやタンジェリンらが次々と死亡。木村の父親エルダーが現れ、ホワイト・デスの暗殺を計画する。実は今回の騒動は、ホワイト・デスが最愛の妻の死に関わった者たちを抹殺するため仕組んだものだった。プリンスは彼の実娘で、復讐を試みるも失敗。スーツケースの爆発で列車は暴走し、ホワイト・デスはエルダーに致命傷を負わされる。列車が大破する中、プリンスはレディバグらを殺そうとするが事故死。レディバグは運について考えながら現場を去る。物語は偶然と因縁が絡み合う中で、生き残った者たちの運命を描く。

ブレット・トレインを観るには?

ブレット・トレイン キャスト

レディバグ(てんとう虫)(不運な運び屋) – ブラッド・ピット
プリンス(王子)(狡猾な少女) – ジョーイ・キング
タンジェリン(ミカン)(フリーの殺し屋) – アーロン・テイラー=ジョンソン
幼少時のタンジェリン – マイルズ・マーチ
レモン(フリーの殺し屋) – ブライアン・タイリー・ヘンリー
幼少時のレモン – ジョシュア・ジョンソン=ペイン
木村雄一(日本人の殺し屋) – アンドリュー・小路
幼少時の木村 – パーカー・リン
エルダー(長老)(木村の父親) – 真田広之
壮年期のエルダー – ヨシ・スダルソ
ホワイト・デス(白い死神)(裏社会を牛耳るロシア人) – マイケル・シャノン
ホーネット(毒殺専門の女殺し屋) – ザジー・ビーツ
ウルフ(オオカミ)(メキシコのカルテル専属の殺し屋) – ベニート・A・マルティネス・オカシオ
幼少時のウルフ – イアン・マルティネス
サン(ホワイト・デスの息子) – ローガン・ラーマン
マリア・ビートル(ハンドラー(仲介屋)) – サンドラ・ブロック
■その他
車掌 – マシ・オカ
車内販売員 – 福原かれん
木村渉(雄一の息子) – ケヴィン・アキヨシ・チン
アレクセイ・イリイン(ホワイト・デスの手下) – パシャ・リチニコフ
ジェフ・ズフェルト(17人目の被害者) – デヴィッド・リーチ
新幹線の乗客 – チャニング・テイタム
峰岸(ヤクザの大親分) – 嶋本信明
カーバー(レディバグの同僚) – ライアン・レイノルズ

ブレット・トレイン 作品情報

監督 – デヴィッド・リーチ
脚本 – ザック・オルケウィッツ
原作 – 伊坂幸太郎『マリアビートル』(角川書店)
製作 – ケリー・マコーミック、デヴィッド・リーチ、アントワーン・フークア
製作総指揮 – ブレント・オコナー、三枝亮介、寺田悠馬、カット・サミック
音楽 – ドミニク・ルイス
撮影 – ジョナサン・セラ
編集 – エリザベット・ロナルズドッティル
製作会社 – コロンビア ピクチャーズ、87ノース・プロダクションズ
配給 – アメリカ:ソニー・ピクチャーズ・リリーシング、日本:ソニー・ピクチャーズ・エンタテインメント
公開 – アメリカ 2022年8月5日、日本 2022年9月1日
上映時間 – 126分

ブレット・トレインの原作(伊坂幸太郎)

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★英国推理作家協会賞(ダガー賞)翻訳部門 ショートリスト作品(最終候補作)(英題『Bullet Train』)
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幼い息子の仇討ちを企てる、酒びたりの殺し屋「木村」。優等生面の裏に悪魔のような心を隠し持つ中学生「王子」。闇社会の大物から密命を受けた、腕利きの二人組「蜜柑」と「檸檬」。とにかく運が悪く、気弱な殺し屋「天道虫」。疾走する東北新幹線の車内で、狙う者と狙われる者が交錯する――。
小説は、ついにここまでやってきた。映画やマンガ、あらゆるジャンルのエンターテイメントを追い抜く、娯楽小説の到達点!
『グラスホッパー』『AX アックス』に連なる、殺し屋たちの狂想曲。

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