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犬を飼うということ〜スカイと我が家の180日〜

3.5
水川あさみ(犬を飼うということ〜スカイと我が家の180日〜) 2011年のドラマ
水川あさみ(犬を飼うということ〜スカイと我が家の180日〜)

これによって、本郷家はさらに収入が不安定化することが見込まれたのだったが、ところが、訪ねてきた泉谷しげるが、退職金の残金380万円あまりがおさめられた預金通帳と印鑑を提供したので、出産費、スカイの治療費、そして激減したはずの収入といった本郷家の問題はあらかた解決してしまった。
一家は夏休みの行楽にこそ出かけられなかったが、風見しんごがマスターをしている「CrossRoad」へスカイを連れて行き、週末の外食を愉しむことができる程度の余裕をもてるまでになった。
このドラマにおける問題は、ほとんど金がないことに起因していたのである。
こういったドラマもいまどき珍しい。

夫婦は団地の自治会から呼び出しをくらって、年内の退出を求められる。
「12月になんてなる前に…」と水川が口をすべらせたので、すでに380万円を頭金にマンションか一戸建てを買って引っ越す予定なのかと期待したが、年末までスカイはもたないと言われているということのようであった。
泉谷しげるは月に一度はすき焼きを食べに来ると言いおいていたので、やっぱり入り用ができたから金を返してくれと、いつ言われるかわからないと思う。
ラストシーンは、どう見てもそのままスカイが死ぬのであろうという描写だったが、予告編を見るかぎり、逝き際のスカイと別れを惜しむシーンが満載になるようだ。

最終話「鱧と松茸のすき焼きを食べてみたい」

スカイの危篤に幸子はすぐさま勇次、大、眞子に連絡。勤務中の勇次は駆けつけたい気持ちを懸命に抑えながら働き続ける。果たして、本郷家の切なる想いは天に届き、奇跡を起こすことができるのか…!?

最終回は、スカイが死ぬだけのシンプルなものだった。
杉村哲太がペットロスの話をして、ロスから目を背けるのではなく、受け入れることを受け入れるというのが本郷家のエンディングだった。

水川あさみは無事に出産を終えるが、生まれてきた子供は双子の女の子だった。臨月にしては大きすぎると思われた腹は、じつは伏線だったのである。水川が言うまでもなく、双子の養育費は、そうでない場合の2倍かかる。先週までの本郷家であれば、これは壊滅的というべき事態なのだったが、今の本郷家には、泉谷しげるからもらった380万円があるし、錦戸亮は誘われて入った窓清掃の会社の取締役になった。
社長はなかなかのやり手らしく、完成した東京スカイツリーの清掃契約をとりつけ、会社は順風満帆である。
水川あさみもこの会社の事務員として働くようになったようで、持ち前の気丈さを発揮して、早くも社長や社員をアゴで使っていた。
錦戸は娘の久家心をこの会社の社長にするつもりである。
双子の娘は会社の良い広告塔になるだろう。

一方、山崎竜太郎は獣医になりたいという夢を家族に披露した。竜太郎はスカイの死にあたってテキパキと祭壇をしつらえるなど気丈なところを見せたが、泣いていいんだぞと言われて急に顔をくしゃくしゃにしたのが可愛かった。
田口淳之介は、水川あさみの分娩中、高校時代から水川に片思いしていたことを錦戸になぜか告白していた。医師だというのに、分娩という事件に興奮して冷静な判断力を失っていたのだろうか。錦戸のほうはそれどころではないといった様子で、田口の告白を聞き流していた。
この描写は意味がわからなかった。

最後には杉村哲太と泉谷しげる、風見しんご、武田航平が本郷家に現れ、鱧と松茸のすき焼きをみんなで食べていた。
6月に放映するにしては時季外れだが、ドラマ中の時間はスカイツリーの完成が近い秋なのであろう。
スカイツリーを望む画面もあったのだが、完成が近いのかどうかはわからなかった。

鱧と松茸のすき焼きというのは、未体験である。溶き卵で食べるなど、モッタイナイような気がしてならないが、京都に行くと食べられるようなので、一度食べてみたい。

『犬を飼うということ〜スカイと我が家の180日〜』を観るには?

『犬を飼うということ〜スカイと我が家の180日〜』作品情報

キャスト

■本郷家
本郷勇次(機械メーカーの人事担当) – 錦戸亮
本郷幸子(妻) – 水川あさみ
本郷大(長男) – 山崎竜太郎
本郷眞子(長女) – 久家心
スカイツリー(ポメラニアン) – ダイヤ
■勇次と幸子の関係者
堀田克彦(幸子の高校の元同級生) – 田口淳之介
川島秀樹(勇次の元バンド仲間) – 武田航平
■CrossRoad
中尾啓介(バーのマスター) – 風見しんご
店員 – 鈴木康太
■ローアングルス
ベースボーカル – 宗田明紘
ドラム – 石井聡
■眞子と大の学校関係者
安住由紀子(眞子の担任) – 鹿沼憂妃
畑山静香(眞子の同級生) – 庵原涼香
静香の友人 – 北村燦來
畑山芳子(静香の母親) – 森脇英理子
タクマ – 谷端奏人
いじめっこリーダー – 原田一輝
いじめっこ仲間演 – 鈴木励和
■団地住人
海老原孝造(自治会長) – 渡辺哲
団地住人 – 立原麻衣
加納義和(管理人) – ト字たかお
団地住人 – 平尾仁原田麻由沢井小次郎
江藤奈津美 – 来栖あつこ
■幸子が働いているスーパー
児玉克彦(店長) – 小浜正寛
三村喜代美(パート仲間) – 大島蓉子
■動物保護センター
奈良橋宗一(獣医) – 杉本哲太
獣医 – 菊池健一郎
■中流機械メーカー
窪田松夫(勇次の元上司) – 泉谷しげる
窪田初枝(松夫の妻) – 大森暁美
野崎誠吾(勇次の上司) – 吹越満
曾根田和也(勇次の同僚) – 三上真史
労働組合員 – 金山一彦
■神埼動物医療センター
獣医(院長の息子) – 永江祐貴
動物看護師 – 飯野めぐみ
■ルードミュージック
小清水典和(音楽プロデューサー) – 田中要次

スタッフ

脚本:寺田敏雄
音楽:沢田完
演出:本木克英遠藤光貴髙橋伸之木内麻由美
主題歌:関ジャニ∞「マイホーム」(インペリアルレコード)
ゼネラルプロデューサー:内山聖子
プロデューサー:木内真由美大江達樹池田禎子
制作:テレビ朝日、ザ・ワークス

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