いつも誰かに恋してるッは、フジテレビ系列で1990年1月11日~3月22日に放送。DVD・ブルーレイともに未発売で、配信サービスにも入っていないのは、本編中に洋楽(カイリー・ミノーグ「ロコ・モーション」、ティファニー「Could’ve Been(思い出に抱かれて)」、アリッサ・ミラノ「DESTINY」など)を含め、放送当時前後のヒット曲が多数使用され、権利上の関係で著作権料の支払額が高額になるためと言われる。
いつも誰かに恋してるッの感想
1990年の冬季ドラマで、同じ金谷祐子という脚本家で、秋にはもう続編(「いつも誰かと朝帰り」)を放映している。
この人は、のちにカトリーヌ・アルレーを換骨奪胎した「美しい罠」という東海テレビの傑作昼ドラ(「美しき罠〜残花繚乱〜」ではないので注意)を書く人。
17歳(撮影時は16歳だろう)の宮沢りえ、18歳の西田ひかる、美少女山田久子(この人はその後の情報がほとんどない)、そして真木蔵人などがひしめくバブル後期の高校が舞台で、数年後の援助交際ブームにいたる、ビミョーに乱れつつあるユルさが感じられる。
あとBGMがDX7みたいな音源でいちいち恥ずかしい。
宮沢はこの翌年に朝日出版社から「サンタフェ」を出版し、さらにその次の年には貴花田と婚約発表するのだが、あまりに若すぎたこと、そして90年代という時代がこの女優の前途を狂わせてしまったような気がしてならない。
いつも誰かに恋してるッ 見どころ
懐かしのトレンディドラマの雰囲気を味わいつつ、青春時代の恋愛や友情の普遍的な輝きを楽しめるドラマ。
- 多角的に描かれる「恋」の形
タイトル通り、登場人物たちが「いつも誰かに恋してる」状態で、片想い、両想い、三角関係、すれ違いなど高校生ならではの多様な恋愛模様がテンポ良く描かれる。 - 当時の「月9」らしい軽快なラブコメディ
90年代初頭の月9ドラマらしい、明るく爽やかな雰囲気と、コミカルな演出。深刻にならず気軽に楽しめるラブコメディとして人気を博した。 - 大鶴義丹、田中律子、中山忍ら若手俳優の魅力
主演の大鶴義丹が頼りないが純粋な主人公を好演。明るく快活なヒロインとして田中律子、ミステリアスな転校生として中山忍が登場。瑞々しい演技が見どころ。 - 友情と青春の輝き
恋愛だけでなく、高校生たちが共に過ごす学校生活、部活動、そして未来への不安を共有し、支え合う友情も丁寧に描かれる。青春時代の輝き、かけがえのない仲間との絆が温かい感動を残す。 - 当時を象徴する音楽とファッション
1990年代初頭のJ-POPが多数使用され、雰囲気を盛り上げる。登場人物たちのファッションや髪型なども当時の流行を反映しており、懐かしさを感じさせる。
いつも誰かに恋してるッのあらすじ
沖縄旅行中の桜井理子は砂浜で眠るうちに潮が満ちて溺れたところを各務築と兄の聡に助けられ、築を“沖縄の星”と思い続けて捜していたが、1年後、理子が通う桜桃学院高校に築が転校してくる。築は在学していた麻布台高校で乱闘事件を起こして退学処分を受け、卒業証書欲しさに桜桃学院高校に転校してきたのだが、理子は沖縄で出会った時の築とのあまりの違いに驚く。
いつも誰かに恋してるッのキャスト
桜井理子(桜桃学院高校2年D組、新聞部員) – 宮沢りえ
各務築(桜桃学院高校3年) – 真木蔵人
紺野貴子(桜桃学院高校3年、生徒会委員長、新聞部OB) – 西田ひかる
田川久美(理子の友人・同級生、新聞部員) – 島崎和歌子
元木正網(理子の幼なじみ・同級生、新聞部員) – 大沢健
大関陽子(理子の友人・同級生、新聞部員) – 山田久子
折口可奈子(理子の同級生、後に生徒会新委員長) – 濱島夏子
みどり(桜桃学院高校1年、新聞部員) – 秋山みどり
小谷鉄夫(桜桃学院高校2年D組担任、新聞部顧問) – 小倉久寛
饗庭恭介(えすぷれっそマスター、礼子の旧友) – 関口和之(サザンオールスターズ)
桜井正人(理子の父) – 蛭子能収
桜井佐子(理子の妹) – 高橋貴代子
各務聡(誠愛総合病院医師、築の兄、1年前に他界) – 山下真司(特別出演)
河田百合(都立高校生徒) – 中村由真
桜桃学院高校クラスメート(理子の同級生) – 島田雄一郎、山形雄子 他
矢沢(築と乱闘して退学処分となった元生徒の兄) – 湯江健幸
桜井淳子(理子の母) – 浜美枝
矢代礼子(誠愛総合病院内科医、聡の元婚約者) – かとうかずこ
各務周一郎(誠愛総合病院院長、築・聡の父) – 平幹二朗
各務築(桜桃学院高校3年) – 真木蔵人
紺野貴子(桜桃学院高校3年、生徒会委員長、新聞部OB) – 西田ひかる
田川久美(理子の友人・同級生、新聞部員) – 島崎和歌子
元木正網(理子の幼なじみ・同級生、新聞部員) – 大沢健
大関陽子(理子の友人・同級生、新聞部員) – 山田久子
折口可奈子(理子の同級生、後に生徒会新委員長) – 濱島夏子
みどり(桜桃学院高校1年、新聞部員) – 秋山みどり
小谷鉄夫(桜桃学院高校2年D組担任、新聞部顧問) – 小倉久寛
饗庭恭介(えすぷれっそマスター、礼子の旧友) – 関口和之(サザンオールスターズ)
桜井正人(理子の父) – 蛭子能収
桜井佐子(理子の妹) – 高橋貴代子
各務聡(誠愛総合病院医師、築の兄、1年前に他界) – 山下真司(特別出演)
河田百合(都立高校生徒) – 中村由真
桜桃学院高校クラスメート(理子の同級生) – 島田雄一郎、山形雄子 他
矢沢(築と乱闘して退学処分となった元生徒の兄) – 湯江健幸
桜井淳子(理子の母) – 浜美枝
矢代礼子(誠愛総合病院内科医、聡の元婚約者) – かとうかずこ
各務周一郎(誠愛総合病院院長、築・聡の父) – 平幹二朗