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果つる底なき

菅野美穂(はつる底なき) ドラマ
菅野美穂(はつる底なき)
『果つる底なき』は、2000年2月11日21:00 – 22:52にフジテレビ系「金曜エンタテイメント」で、『果つる底なき-銀行の融資打ち切りが生んだ倒産の悲劇- 銀行の影に潜む巨悪犯罪』として放映。支店名が渋谷支店から緑町支店になっているほか、登場人物の設定が多少変更されている。

絶頂期の菅野美穂が文句なく美しい(果つる底なきの感想)

1998年の池井戸潤のデビュー作(乱歩賞作品)を2000年にテレビドラマ化したもので、伊集院光を蜂で殺すという意表をつく場面を盛り込んでいるが、今となっては意味がわからない。

ストーリーは、銀行に融資を打ち切られて倒産、社長の自殺の裏に、実は経理部長が銀行とサラ金の陰謀があったという池井戸作品の原点のような話である。
正義感の強い主人公を渡辺謙が、自殺した社長の娘を23歳で絶頂時の菅野美穂(文句なしに美しい)が演じる。

原作だと二人はいい仲になるらしいのだが、ドラマでは渡辺に高樹沙耶の妻がいて、父娘のような中途半端なコンビになる。
池井戸作品では主人公たちは銀行に絶望しながら銀行を辞めるという選択肢を取らない。そこに夢があるというわけか。

果つる底なき あらすじ

ある日、二都銀行渋谷支店に勤める伊木遥の研修時代からの友人である坂本健司は、「なあ、伊木、これは貸しだからな」と謎の言葉を残して死んだ。死因はアシナガバチによるアナフィラキシーショックだった。
翌日、坂本が顧客の口座から金を引き出し、自分の口座に送金していたことが発覚する。伊木は、坂本の無実を信じ、坂本が生前何をしようとしていたのか調べ始める。その過程で、自分が融資を担当した「東京シリコン」倒産の真の原因を突き止め、坂本が言っていた「貸し」の意味を理解し、痛恨の思いに駆られる。
しかし、坂本の死には更に深い闇が隠されていた。真相を探る伊木の行動を邪魔する者が現れ、更なる死人・怪我人が出始める。

果つる底なき キャスト

伊木 遥:渡辺謙(本店勤務)
坂本 健司:伊集院光(緑町支店勤務)
佐伯:津嘉山正種(常務)
北川 睦夫:西田健(支店長)
西口 淳:段田安則(副支店長)
柳葉 朔太郎:石田太郎(東京シリコン社長)
仁科 佐和子:山下容莉枝(東京シリコン経理部長)
柳葉 奈緒:菅野美穂(朔太郎の娘)
青木 扶佐子:松本圭未(北川の愛人)
伊木 史子:高樹沙耶(遥の妻)
木下ほうか
藤田宗久
倉持一裕
青山: 元井須美子(史子の主治医)
舞(谷口舞)
笠井一彦
瑞木健太郎
山崎満
中根徹
池田稔
福原尚虎
中込佐知子
上野由香里
藤森みゆき
古舘昌彦

果つる底なき スタッフ

脚本:福田靖
企画:清水賢治
プロデュース:中山和記鈴木伸太郎
演出:福本義人
特別協力:日本推理作家協会、講談社
協力:ベイシス、バスク、フジアール
制作:フジテレビ、共同テレビ

果つる底なきの原作(池井戸潤)


「これは貸しだからな。」謎の言葉を残して、債権回収担当の銀行員・坂本が死んだ。死因はアレルギー性ショック。彼の妻・曜子は、かつて伊木の恋人だった……。坂本のため、曜子のため、そして何かを失いかけている自分のため、伊木はただ1人、銀行の暗闇に立ち向かう!第44回江戸川乱歩賞受賞作
江戸川乱歩賞受賞の金融ミステリー!
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