『ハングリー!』ってどんなドラマ?
ロックか、フレンチか——。
夢をあきらめた元フレンチシェフが、破天荒な仲間とレストランをオープン!
『ブザー・ビート〜崖っぷちのヒーロー〜』やNHK連続テレビ小説『あさが来た』を手掛けた大森美香脚本のオリジナル・フレンチコメディ。
向井理が、ロックバンドのベーシストから一転、亡き母のフレンチレストランを継ぐため立ち上がる元シェフの主人公・山手英介を熱演。瀧本美織演じる農家の娘や国仲涼子演じる年上彼女との恋模様、稲垣吾郎演じる冷酷な実業家とのレストラン対決を描いた、青春とグルメの痛快ラブ&フードコメディ。
あらすじ
ロックバンド「ROCKHEADS」のベーシストとして夢を追っていた山手英介(向井理)。しかし、30歳を目前にバンドは解散。英介はかつて名フレンチシェフだった亡き母・華子(片平なぎさ)のレストラン「ル・プティシュ」を継ぐ決意をする。
だが、店に向かうと、母の店は英介のライバルである敏腕外食経営者・麻生時男(稲垣吾郎)の手によって買い取られ、高級フレンチレストラン「GAUCHE(ゴーシュ)」へと様変わりしていた。
諦めきれない英介は、バンド仲間の賢太(塚本高史)や剛(三浦翔平)らを巻き込み、倉庫を改装して自分たちの手で新たなフレンチレストラン「BAKERY & DINING le petit chou」を開店させる。
不器用で型破りな英介たちの料理と店作りは、有機野菜を育てる農家の女子大生・大楠千絵(瀧本美織)や英介の彼女・橘まりあ(国仲涼子)ら周囲の人々を引き込んでいき、やがてライバル・麻生との熾烈なレストランバトルへと発展していく——。
ハングリー! キャスト
山手 英介 – 向井理
大楠 千絵 – 瀧本美織
橘 まりあ – 国仲涼子
麻生 時男 – 稲垣吾郎
住吉 賢太 (30) – 塚本高史
平塚 拓 (25) – 三浦翔平
藤沢 剛 (30) – 川畑要
le petit chou
海老名 睦子 (45) – 片桐はいり
GASTEREA
和泉 佳奈 (29) – 宮地真緒
柏木 一平 (29) – 石黒英雄
東 則夫 (55) – 田山涼成
戸塚 杏 (24) – 林丹丹
その他
高木 奈々 (20) – 山下リオ
山手 華子 (56歳没) – 片平なぎさ
山手 太朗 (57) – 大杉漣
大楠 義明 (52) – 橋本じゅん
大楠 佐助 (14) – 佐藤勝利
川和 透 (33) – 丸山智己
白山 祐希 (37) – 鈴木砂羽
le petit chou常連客
ノリオ – 浜野謙太
本人 – THE BAWDIES
本人 – 斎藤宏介 / 鈴木貴雄
本人 – 社長
本人 – サイトウ “JxJx” ジュン
本人 – 大橋トリオ
本人 – WAZZ UP
本人 – リリー・フランキー
本人 – ASIDBLOW
感想
こちらも2012年当時の感想。ドラマの楽しみ方についての考えは必ずしも今と同じではないが、向井理は今も同じような立ち位置にいる。
松下奈緒を「デキ過ぎた女房」と書いているのは「早海さんと呼ばれる日」のこと。
瀧本美織(当時21歳)は、この頃、見出されるべき女優だった。
別なところにも書いたが、しょせんテレビでしかないドラマでは、たいていの場合、役者は想定内の仕事しかしないし、見る側もそれを前提に予定調和を愉しむのがマナーである。
だから、松下奈緒が「デキ過ぎた女房」を演じ、向井理もまた「芽の出ない天才アーティスト」を演じた今季の同工異曲ぶりは、今に始まったことではない。
しかし向井理の演技の一本調子なのは松下以上で、人気があるようでいてゲゲゲの女房を超える代表作がなく、とても危うい感じがする。
本作単独で見る限り、作り手は向井理の(演じる英介の)天才ぶりをもっとうまく使うべきだった。瀧本美織の崇拝者やゴローちゃんの宿敵を配したのは、そういう設定だからだろう。しかし、大森美香はやはり脚本に恋愛要素を盛り込んでしまい、国仲涼子と三角関係ふうになったりする意味不明の展開になって、結局中途半端に終わった。
結局、瀧本のジュニアな魅力(色気はゼロである)だけが見出されたドラマに終わった。なお、料理は毎回、旨そうだった。




