『星とレモンの部屋』ってどんなドラマ?
18年間閉じた部屋から、チャット越しのSOSが届く。
母を失った一日が、止まっていた時間を動かし始める。
佃良太の第44回創作テレビドラマ大賞受賞作を、福井充広の演出でドラマ化。ひきこもり歴18年の里中いち子(夏帆)は、母・初美(原田美枝子)と、ネットで知り合った「RYO」だけを相手に暮らしている。初美が倒れ、声を出せないまま119番を切ってしまったいち子は、RYOこと涼(宮沢氷魚)へ助けを求める。ドア越しの母娘の会話と画面上の短いメッセージを重ね、外へ出られない二人が直面する切実な一日を描く。
あらすじ
32歳の里中いち子(夏帆)は、18年にわたり自室にひきこもり、家庭用プラネタリウムで星を眺めることを日課にしている。彼女を支えているのは母・里中初美(原田美枝子)と、チャット相手の「RYO」だけ。初美は娘にドア越しから話しかけ続けるが、いち子は、持病を抱える母がいなくなった後の生活を想像して不安を募らせている。
ある朝、初美が台所で突然倒れる。異変に気付いたいち子は119番に電話するものの、応答した相手に助けを求める声を出せず、通話を切ってしまう。初美はやがて息を引き取り、いち子はチャットでRYOにSOSを送る。RYOは遺体をどう扱うべきかを驚くほど具体的に指示してくる。RYOの正体は、いち子と同じひきこもりの青年・涼(宮沢氷魚)で、彼もまた父(田中哲司)を亡くしたばかりだった。
母の死を前に立ち尽くすいち子は、涼とのメッセージのやり取りを頼りに、初美をベッドへ移そうとするが、葬儀の手配も誰かへの連絡もできず、部屋の外へ出ること自体が大きな壁として立ちはだかる。互いに親を失ったいち子と涼は、顔も知らない相手に自分の窮状を打ち明けながら、それぞれの部屋で次に何をするべきかを探し始める。
キャスト
感想
脚本は「創作テレビドラマ大賞」受賞作で、放映後の評判は胸糞ドラマと罵られていたが、その後もNHKは同居孤独死の実態を追いかけている。この問題はあまりにも根が深い。
かたくなに動けず、ガラスを割ることしかできない切ないヒロインは、夏帆にうってつけの役と言える。
『星とレモンの部屋』を観るには?
※配信サービスは記事投稿時点のもので、配信が終了している場合があります



ご感想、ご意見をお待ちしています