第18話｜一番おそろしい敵

紅洋との試合は引き分けに終わったものの、新聞部の野球部特集号で星雲校内は大騒ぎ。
最初は飛雄馬も「レギュラーに失礼でしょう」なんて言っていたが、「そこがまた奥ゆかしい！」などとおだてられ、だんだんその気になっていく。
いい気になりやがって、とやっかむ先輩たち。

大造も上機嫌で飛雄馬を食事に誘うのだった。

　
ご馳走でおなかイッパイになって帰宅した飛雄馬を待っていたのは・・・

一徹「うちの飯はまずくて食えんというのか」

飛雄馬、頭に来て外に飛び出す。

とはいえ一徹もやはり父親、校内新聞の写真をスクラップしてるのだった（どうやって入手した？）。

さて日常が戻る・・・
勉強はいまいちの飛雄馬、英語の授業で先生に指され、「carpenter」の意味を答えられない。

数学の授業では、大量の宿題が出てどうしようと頭を抱えると、クラスメートがみんなノートを写させてくれる。
オレが写してやろうか？とまで言ってもらうが、そこは遠慮しておく飛雄馬。
しかし次の場面では…

お前は何をやっているんだ！と一徹に怒られてページを破かれてしまう。

さて、新人戦である。

新人は４人しかいないんじゃなかったっけ？
星はノートを写させてくれた川添君が８ミリを持って撮影に来ているので、フィルム交換の間、投球を休んだり、サービスしまくりである。

しかしいいところを見せるつもりで投げた速球を、補欠の補欠に打たれて二塁打をくたった。
俺の決め球を、今まで打たれたことのない俺の決め球を、あの補欠が…！

今のが決め球だったことは内緒にしておこうとひそかに決めるのだった。しかし・・・

そして数学の授業。
宿題は？と言われて飛雄馬あせってページを繰るが、

姉ちゃんのやつ～！と怒って帰ってきた飛雄馬
　
しかし、お前の決め球を打ったのはこのノートだ！と一徹に殴られるのだった。

一徹ガラリと押入れを開けると、そこになぜか川添君の映写機が。

これを見ろ！と新人戦のフィルムを映写すると、カメラ目線の飛雄馬がｗｗｗ

あんなにキョロキョロして野球ができるか！！と一徹は一喝。
そんな野球、そんな学校、やめてしまえ！！
一言もない飛雄馬だった。

押入れから出たところを父ちゃんがバットを振り下ろした。

しかし飛雄馬の頭ぎりぎりのところでバットは止まり、
「お前はもう少しのところで、自分自身に叩き潰されるところだった」
飛雄馬、思わず一徹に抱きつき、「父ちゃん、今日のことは決して忘れないぜっ」

明子は、母の写真を持ってなぜか外にいるのだった。
（バットがこわかったのだろうか・・・）