ドラマ1990年代のドラマ1993年のドラマ

もう涙は見せない

後藤久美子(もう涙は見せない) ドラマ
後藤久美子(もう涙は見せない)
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『もう涙は見せない』は、1993年10月20日~12月22日にフジテレビ系列「水曜劇場」枠で放送されたサスペンスドラマ。主演は後藤久美子。吉本昌弘脚本の作品で、『もう誰も愛さない』『あなただけ見えない』に続くジェットコースタードラマとしてAVECカンパニーが制作した連続ドラマ。
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『もう涙は見せない』ってどんなドラマ?

かつて同じ養護施設で育ち、ある“凄惨な過去の嘘”を共有した3人の女子高生。それから20年、美しく成長した娘たちの世代を巻き込みながら、封印されていた血塗られた真実と、逃れられない復讐の歯車がじわじわと回り出す――。フジテレビのヒットメーカー宅間秋史金田耕司らが企画し、吉本昌弘林誠人の強力な脚本陣が、大映ドラマを彷彿とさせる濃厚な愛憎劇を構築。ケレン味あふれる演出により、日本中をドロ沼の衝撃に陥れた世紀のドロドロサイコサスペンスドラマだ。

見どころは、親世代の「罪」に翻弄される娘たちが、嘘の迷宮のなかで孤立無援の恐怖に追いつめられていくプロットだ。
娘たちは欲望と謀略の渦に巻き込まれ、姉妹の関係にもじわじわと亀裂が走り始め、その裏には巨大な権力の影がちらつく。嘘と裏切りが交錯。極めつけは、すべての謎の核心を握る、碧と瓜二つの容姿を持つ謎の女性・加納和美(後藤久美子、二役)の存在だった。誰が本当の味方で、誰が自分を陥れようとしているのか、剥ぎ取られていく過去の真実の前に、若者たちは逃げ場のないパニックへと追い詰められていく。雷鳴が轟くかのような劇的な展開の果て、追いつめられた女たちが最後に下す驚愕の選択とは?
国民的美少女・後藤久美子の圧倒的な存在感と、名取裕子手塚理美ら実力派怪優陣による息詰まる情念のぶつかり合いが融合した、今なお色褪せない90年代サスペンス・ノワールの金字塔だ。

あらすじ

碧(後藤久美子)は両親を知らないまま、カナダ・ケベックの修道院で育ち、日本で女優になった。撮影でケベックを訪れた碧は修道尼ヨーコを訪ねるが消息は分からなくなっていた。碧はヨーコから母の頭文字はK・Kと聞かされていた。
事務所の社長・竜夫(野口五郎)は、少女だった碧を修道院から連れ出して食いものにしてきた。碧は竜夫をケベックの渓谷で殺そうとするが、直前に、竜夫は刑事にサギで逮捕され、手帳から、清美(名取裕子)、佳代(萬田久子)、香織(手塚理美)の名前が見つかった。3人とも頭文字はK・K。碧はこの中に母がいると確信する。そんな折、ヨーコの死の知らせが――

https://www.youtube.com/watch?v=yqpqfBIGFNI
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もう涙は見せないのキャスト

瀬戸碧 – 後藤久美子
春日克己 – 伊原剛志
野口秀人 – 清水貴博
倉持圭子 – 墨田ユキ
春日一彦 – 大出俊
郭泰陽 – 寺田農
北原香織 – 手塚理美(少女期:駒崎香織)
西田佳代 – 萬田久子(少女期:吉沢瞳)
加納清美 – 名取裕子(少女期:大越史歩)
加納夕貴 – 瀬戸朝香
和田豊彦 – 芹澤名人
西田良樹 – 春田純一
瀬戸竜夫 – 野口五郎
三枝奈津子 – 新藤恵美
瀬戸和夫 – 大澄賢也
加納和美 – 後藤久美子(二役)
もう涙は見せないの人物相関図

もう涙は見せないの人物相関図

もう涙は見せない 見どころ

  1. 複雑な人間関係と衝撃的な展開
    碧の実母探しを軸に、過去の殺人事件や愛憎劇が絡み合う複雑なストーリーが展開。各話ごとに予想外の展開が待ち受けており、視聴者を引き込む。
  2. 豪華キャストによる熱演
    後藤久美子はじめ豪華キャストが集結、各キャラクターの複雑な感情や背景を繊細に演じる。碧の実母候補として登場する名取裕子、萬田久子、手塚理美の演技が見どころ。
  3. ジェットコースタードラマの集大成
    「ジェットコースタードラマ」シリーズの第3弾として制作され、前作同様にスリリングな展開と濃密な人間ドラマで、シリーズファンにとって集大成とも言える作品。

トリビア

  • 2024年現在、本作はビデオソフト化されておらず、再放送や配信でしか視聴することができない
  • 2024年にTOKYO MXや千葉テレビなどで再放送され、再び注目を集めた

90年代の人たちは本当にこれらのストーリーを理解できていたのだろうか。

「もう誰も愛さない」に始まる吉本昌弘の「ジェットコースタードラマ」の3本目にあたる。
今、早朝にTVKで再放送しているのを録画しているわけだが、「もう誰も…」の後にこれが始まったので、2本目の「あなただけ見えない」(幻の月9ドラマ)は放映できないようだ。

さて、聞きしに勝る、という感じで、第1話の冒頭15分足らずで、3人の女子高生が男を滝壺に突き落とし、その直後に男の子どもを妊娠しているのに気づきケベックの教会で出産、しかし赤ん坊は養護施設を経営する野口五郎に誘拐されて虐待を受け続け、20年経って後藤久美子に成長した、というところまでがみるみる描かれる。ツッコミを入れる間もない早業である。

ゴクミは「K・K」というイニシャルを頼りに母親を探すのだが、それがつまり冒頭の3人の女子高生ということで、今は手塚理美(テレビ制作会社の社長)、萬田久子(銀行員の妻)、名取裕子(仏文翻訳者)の誰かというわけ。

ケベック教会のシスター(ティナ・グレースという詳細不明のアイドル歌手)が殺され、伊原剛志の刑事が話に割り込んでくるのだが、これも出自がゴクミに絡んでいたり、滝壺に落ちた男が生きていたり、Wikipediaによると名取裕子の母親をゴクミが二役で演じるらしいのだが、なぜそういうことになるのか、展開が予想不能すぎる。

役者は全員棒読みだし、伊原刑事はアホみたいにすぐにピストルを撃つし、90年代の人たちは本当にこれらのストーリーを理解できていたのだろうか。

【完全ネタバレ】もう涙は見せないは結局どうなったのか

本作の物語は、平凡な女子大生・瀬戸加奈(後藤久美子)と、刑務所から出所してきたばかりの謎の女・加納(安藤)希(瀬戸朝香)の出会いから始まった。希は加奈の父が過去に起こした事件の被害者遺族であり、加奈の家族を崩壊させるために復讐を仕掛けてくる。

クライマックスへの流れ

希の復讐は苛烈を極め、加奈の恋人や家族を次々とターゲットにしていくが、物語が進むにつれて、二人の間には憎しみだけではない、奇妙な執着と絆が芽生え始める。
さらに、物語の後半では「加奈と希が実は異母姉妹である」という衝撃の事実が浮上。二人の争いは、単なる復讐劇から「家族」を巡るさらに深い悲劇へと加速していく。

結末:衝撃のラスト

最終回、これまでの全ての因縁に決着をつけるべく、加奈と希は激しく対峙する。

  • 和解と悲劇: 最終的に二人はお互いの苦しみを受け入れ、憎しみの連鎖を断ち切ろうとするが、希はこれまでの罪の意識や絶望から、自ら命を絶とうとする、あるいは死に直結するような行動に出る(崖や屋上といった高所でのシーンが印象的)。
  • ラストシーン: 加奈は希を救おうと必死に手を伸ばすが、希は加奈に微笑みかけ、あるいは何かを言い残して去っていく(生死が曖昧な形で姿を消す)。
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