今回は初回並に面白かった。やはり登場人物の設定が活きている回が面白いのである。
なぜか、石原裕次郎の“オイラはドラマー”の節で、「オイラはチャンピオン…♪」という謎の言葉を口ずさむ村上弘明は意味不明で、横浜という街の掃除のことを毎回口にするのが不気味である。
また、この神奈川県警の警務部長はいつのまにやら滝沢沙織の記者と懇ろになっており、風呂あがりの滝沢のガウンの合わせ目にタンブラーの氷を滑りこませ、「アンッ…カゲキなヒト…♥」と言わせたりしている。
ラストシーンでは、なにやら白湯の料理にエビチリを入れ、生卵を落としたものをかきこんでおり、こういった意味不明な過剰さがとても楽しい。
一方、鈴木浩介は相変わらず暴力団から情報を回してもらっているのだが、借りが加速度的に大きくなっている雰囲気があり、破綻が見えてきた。
鈴木は平山浩行が離婚(別居?)した妻に無言電話で嫌がらせをしているのを知っているし、たぶん内山理名が同居している男がパチンカスのDVだということも知っている。
また今回は梅沢富美男がドスを利かせるシーンがあり、これも楽しかった。
本編の比重を下げて、こういったサービスを増やしてほしいものである。
第5話
【ゲスト】園山徳次 – 木之元亮、宮原栄作 – 佐野圭亮、百瀬真奈美 – 有村架純、大垣友和 – 石垣佑麿
ゲゲッ、死んだ巡査は木之元亮だった。全然わからなかったぞ、ロッキー刑事。昔はあんなに手足が長く見えたのに、ちんちくりんのオッサンおまわりの役とは…しかし相変わらず芝居が下手だなあ。
今週も村上英明の芝居が面白すぎる。
煙草をくゆらせながらマリンタワー前のベンチにひっくり返って、サングラスをかけたまま小泉孝太郎に電話してきたときは、ついに堪えきれずに声を出して笑ってしまった。
なお、おいらはチャンピオン♪の続きは「あんたもチャンピオン♪」であった。
「浮気なドラマー」の節回しではなかったのは、著作権料がかかるからであろう。
今回のストーリーはなかば破綻しかけていて、悪徳警官と噂される木之元は善良な警官で、村上は、木之元が庇っていた悪徳警官の身元を抑えるよう小泉に命じる。何のためかはわからないが、警官の犯罪なので内々に処理しようとしている、ということか。
しかし高橋克典たちの調べにより、もうひとりの同僚が犯人だとわかり、小泉は村上の意に逆らって、これを公に逮捕してしまう。
それで警察の威信が失墜して…というくだりがないと、村上がなぜ小泉をバカ呼ばわりするのがピンとこないし、そもそも村上は、上に書いた通り、まじめにことに当たっているようにはとても見えない。
木之元が悪徳警官なのではないかとネットに書きこまれるくだりや、不良少女・有村架純のエンコー話などまったく不要だし、それ以上に村上の怪しい芝居もまた不要なのだが、あえてこれらを混淆状態で放置することによって、わけのわからない横浜の空気が立体的に醸し出されているように感じた。
一種、映画的なやり口と言えるのかもしれない、と書いてみる。
第6話
このドラマ最大の謎である「おいらはチャンピオン♪」の続きが明らかになった。
おいらはチャンピオン(チッチッチッ、チッチッ)
お前もチャンピオン(チッチッチッ、チッチッ)
俺たちいつも一緒さ
永久の命を
おいらはチャンピオン…
チッチッチ、というのが、たまらなくおかしい。
もはや村上弘明が気になりすぎて、ドラマの筋が頭に入ってこないのであるが、今回の筋は内山理名のDV彼氏のカスぶりが明らかになるというものだった。といっても、意外性は何もなく、ここまで引っ張るほどのものではなかった。
カスを殴る高橋克典に「私の男を殴らないで!」と銃口を向けて逃がし、「私、クビですね」としょげる内山に、「いや。お前は死ぬまで刑事を続けろ!」と言う高橋という、他のドラマでは考えられないようなぶっとんだシーンではあったが。。。
次回はキノコ(鈴木浩介)が悪党チームから転げる話とのこと。
最終回
【ゲスト】警視庁長官官房長 – 石丸謙二郎、民政党元幹事長 – 山田命郷、藤堂秘書・岩村 – 滝藤賢一、国交省政策局長 – 城西良太



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