2011年のドラマドラマ2010年代のドラマ

悪党〜重犯罪捜査班

4.0
内山理名(悪党〜重犯罪捜査班) 2011年のドラマ
内山理名(悪党〜重犯罪捜査班)
『悪党〜重犯罪捜査班』は、2011年1月21日~3月25日の毎週金曜21:00-21:54にテレビ朝日系列で放送。ABCとテレビ朝日の共同制作。主演は高橋克典。非合法すれすれのあくどい手段の捜査で悪党を追いつめる刑事たちの活躍を描く。

「悪党〜重犯罪捜査班」ってどんなドラマ?

あらすじ

神奈川県警横浜港町署刑事課4係長の徳永がビルから転落し、4人の人間がその所有物を改め、去っていった。
数日後、警務部の里中啓一郎警部補は警務部長の前島隆造に詰め寄る。本部長の甥の不正採用を告発したことで本部長を激怒させ、徳永の後任として横浜港町に異動するという報復人事を受けたのである。前島は里中を宥めつつ、ある特命を下す。刑事課4係に所属する富樫、飯沼、柴田、山下の不祥事を調査し報告しろというのだ。
失意のうちに着任した里中は、初日から非合法的な手段を用いて捜査を行う4人に激しく反発するが、彼らと接していくうちにやがて横浜に渦巻く巨大な利権と悪に対峙していくことになる。

ネタバレ各話感想

ファーストインプレッション

横浜港町署刑事課第四係を監視するために着任した里中啓一郎だったが、刑事たちは運河の殺人事件について素直に里中に報告。被害者麻子は城東貿易の後継者由紀夫との挙式を控え、恨みを買う相手もなく通り魔と見られるという。しかし翌日、麻子の母信子が由紀夫の父幸春にすがりついて突き飛ばされる。式が近づくにつれ、麻子は明らかに様子がおかしかったという。幸春の事情聴取をした里中は、お前の部下と話はついていると言われる。つまり刑事たちの報告はすべてでたらめだった。富樫は麻子の遺体から覚醒剤を発見、金でその事実を隠蔽しつつ、売人を監禁していた。冨樫たちは里中を囮に暴力団をおびき寄せて確保。由紀夫は覚醒剤密売に気づいた麻子の始末をこの男たちに頼んだのだった。マジックミラーを塞いで由紀夫の顔面を机に叩きつける冨樫。「ハイエナを倒せるのはハイエナだけだ」。一連の報告を聞いても驚かない前島警務部長に里中は困惑する…。
【ゲスト】由紀夫 – 窪塚俊介、緑川麻子 – 中丸シオン、緑川信子 – 大塚良重、戸田山刑事 – 高杉航大

お、面白すぎる…。
往年の「ドーベルマン刑事」を彷彿とさせる、少年ジャンプ的ダーティヒーローの登場である。神奈川県警はこんなのを許可していいのかwww

高橋克典平山浩行も顔が優しいので、正直あまりこわくないのだが、どのみちやってるのは賄賂とかチンピラの監禁といった小悪党的なことなので、そう不自然ではない。
犯人を極刑にするために新任係長の小泉孝太郎を襲わせ、陰でそれを見張りながら、無線で「そろそろいいんじゃないですか? 殺人未遂で十分でしょう…」と鬼畜なやりとりをしている図は、爽快に面白くて笑った。

ぱっとしない内山理名が、同棲相によるDVを甘受する日常を送っているという設定もすごい。ゴールデンではぎりぎりな設定であろう。

警察官らしく短髪にした小泉の、里中という役名は、わざとなのか、「ハケンの品格」と同じである。

楽しみなドラマがひとつできてよかった。

第2話

情報屋がチンピラを刺した。縛られた少女の写真を見せ、西永社長の名を口にしたという。写真の少女は誰かと問いつめられた西永は、かつての愛人・千鶴の生んだ娘が誘拐され、身代金を要求されていることを白状。西永の会社は暴力団とつながりがあり、西永は組に依頼して娘の行方を探らせていたのだ。犯人からは千鶴に金を持たせて車で指定場所に向かえと電話があり、次々と場所が変更される。富樫は西永の部下・須藤を尾行し、千鶴の娘を保護。一方、千鶴は指示通り同廃倉庫に辿り着く。指示を与えていたのは柴田だった。千鶴こそが誘拐犯で、すさんだ暮らしの苛立ちを娘にぶつけていた。その夜、里中宅に現れた県警警務部長・前島は、富樫に妻を殺して埋めたという噂があると里中に言い、この街を一緒に綺麗にしようじゃないかと不敵に微笑む…。
【ゲスト】岡本千鶴 – 加藤貴子、西永俊之 – 宇梶剛士、岡本香織 – 佐々木りお、霧島修 – 萩野崇、須藤春樹 – 宮本大誠、名取仁美 – 古川りか、所沢正信 – 小浜正寛

前回買いかぶりすぎたか、今回はまるで面白くなかった。
犯人の加藤貴子はまるで外人みたいに演技が下手だし、哀愁漂う宇梶剛士もぱっとしない。社長室の場面がいやに長く感じるのだが、展開上、意味がない。
その場にいた部下のひとりが加藤貴子の共犯なのだが、だからといって何か伏線があったわけではない。
まったく、急に予算がなくなったとしか思えない降下ぶりである。

四係の刑事たちの悪行もキレがないし、電話の相手が鈴木浩介だとなぜ気づかないのか加藤貴子、など展開の意味がまったくわからない。

初回にもあった内山理名のDV彼氏のクズ描写だけが、ささやかな見どころであった。

第3話

横浜の雑居ビルで企業専務・胡桃沢の刺殺体が見つかった。富樫は現場近くで目撃者と思われる東南アジア系の少年を見かけ、署で保護できないため富樫は自宅に匿うことに。胡桃沢は大手外食チェーンの会長立石ともめていたという。里中は立石を怒らせ、前島に抗議の連絡が来る。富樫たちが少年タケルの身元を調べたところ、最近、品のいい女性と遊んでいたらしい。里中はその女性が篠崎社長だと気づくが、篠崎はそれを否定して屋上から転落死。富樫は霊安室で篠崎の手首のパワーストーンに注目。彼女は死んだ我が子とタケルをだぶらせていた。富樫は池ノ上をおびき寄せ、ビルの屋上で犯行を否定する池ノ上を脅して自白をとる。一連の事件を報告する里中に、前島は「犯罪者同士が殺し合ってくれて無駄な裁判の手間が省けた」と答える。街の掃除をするように言われた里中は、入国管理局と不法滞在者の検挙に乗り出す。その中にはタケルの姿もあった…。
【ゲスト】篠崎光代 – RICACO、池之上義男 – 緒方幹太

犯人役の緒方幹太はビルの屋上から高橋克典らに突き落とされそうになり、渋々犯行を自供するのだが、自白は後で覆すことができる。こんな違法捜査をしていたらなおさらのことで、どうするのかなと思っていたら、平山浩行たちは、鶴見の運河に捨てたという凶器をちゃんと見つけていた。なかなか優秀なのである。

殺害の共犯なのに子供に優しいという中途半端な役柄でRICACOが出ていたりして、どうも相変わらず歯切れが悪く、初回で感じた爽快感には遠い。
変わらず良い味なのは村上弘明で、毎回「街の掃除」を口にするのだが、今回のラストでは、小泉孝太郎が小泉孝太郎がその言葉をまともにとって、富樫たちが匿っていた少年も密入国ホステスも一網打尽にしていた。
小泉は、高橋らの捜査を違法と知りつつ認めざるを得なくなる、という役柄のはずだが、ここでは体制のイヌに成り下がっているのが興味深い(村上弘明が体制側かどうかはビミョーだが)。

内山理名のDVの話が出てこなかったので残念。
日本人に見えない子役・本川嵐翔を匿ってくれと高橋に頼まれて、田舎から母が出てきていて…と言い訳したので、本川は高橋の家に行くことになるのだが、DVの彼氏と同居をする展開になるのかと一瞬期待させただけに、残念である。

第4話

5年前、遊び仲間と少年を殺害して服役、更正してテレビに覆面で反省を語っていた和田が刺殺された。足取りを調査した里中は、殺害された少年の父・村越がテレビ局駐車場で和田を襲った映像を入手。村越の復讐を予期して張り込み、体を張って村越を止める富樫の姿も映っていた。村越は姿を消し、報告しなかった富樫を責める里中に、柴田によれば、5年前、少年はリンチの痕があり、和田は取調べ中に富樫から暴力をふるわれたと主張、彼らの自供を鵜呑みにせざるを得なかったという。一方、もうひとりの遊び仲間・北村も殺され、凶器から村越の指紋が検出された。富樫は少年の親友・大倉の言葉から、彼が和田・北村の仲間だったと気づく。二人に金をせびられた大倉が殺害したらしい。そんな中、村越の居所がわかり、富樫らは大倉を止め、逆に村越が大倉を刺そうとしたのも止める。富樫は大倉に銃口を向けるが、村越の言葉で拳銃をしまう。その夜、中華街で前島と料理を囲む富樫。「全員死ねば美談になったのに」と言う前島は富樫に札束を渡す…。
【ゲスト】村越健作 – 斉藤洋介、大倉俊哉 – 武田航平

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