サゲのひとつは、夏木マリによる、次年度のママ友たちへの訓示である。
代替わりしたママ友たちのルックスは大幅にグレードダウンしていて笑えた。何度も書いた通り、杏たちは明らかにフツーのママ友とは一線を画すオーラを発していた。このドラマの魅力は、まずもって、このゴージャス感にあったと思う。
ひまわりの子幼稚園での事件をすべて見ていたかのような夏木マリの訓示は、さらにエキセントリックな事例も含んでいたりもしたのだが、最終的に、お受験という要素はこのドラマに必要なかったのではないかと思う。
倉科カナの引越しに集まった主要人物の表情は、子育てを介してしか知り合うこともなかった関係を懐かしむものであり、言うところの“戦友”ということだろう。
だとすれば、それは何との戦いだというのか。よその子たちとの、よそのママ友たちとの、夫との、姑との、自分との戦い。夏木マリも大意そのようなことを説いていた。非日常的な状況下にあって、ママ友たちの目の色が変わる、というお受験は、“戦い”に最も近いようでいながら、あまりそのメタファーの役割をはたしていなかったように思う。
しかしまあ、自分との戦いと言うと聞こえはいいが、要は、すべての発火点は「妬み」である。
女はメンドクサイね。
全体を通じて、忘れがたい名場面は、尾野真千子が爽君と自宅の庭にレジャーシートを広げているシーンであった。とにかく尾野真千子の存在感が忘がたいドラマである。
倉科カナが木村佳乃に追いつめられるシーンもよかったな。
もうひとつのサゲは、お受験での勝ち組である杏と尾野真千子が、明峰学園幼稚舎での最初の保護者会を間近にして、じわりと緊張するというものだったが、小学校編なんて変な続編は作らないでいいから、と思う。
名前をなくした女神のスタッフ
脚本 – 渡辺千穂
音楽 – 井筒昭雄
主題歌 – アンジェラ・アキ「始まりのバラード」(エピックレコード)
オープニングテーマ – Alice「moving on」(SMEレコーズ)
編成企画 – 太田大
プロデュース – 浅野澄美
演出 – 水田成英、西浦正記、樹下直美
原案協力 – 高橋ナツコ
幼児教育監修 – こぐま会
制作 – フジテレビ
制作著作 – FCC
音楽 – 井筒昭雄
主題歌 – アンジェラ・アキ「始まりのバラード」(エピックレコード)
オープニングテーマ – Alice「moving on」(SMEレコーズ)
編成企画 – 太田大
プロデュース – 浅野澄美
演出 – 水田成英、西浦正記、樹下直美
原案協力 – 高橋ナツコ
幼児教育監修 – こぐま会
制作 – フジテレビ
制作著作 – FCC




