半分、青い。

半分、青い。の感想

ファーストインプレッション

朝ドラの1週目は子役の品評会。
矢崎由紗は抜擢に近いようだが、「悦ちゃん」で共演した平尾菜々花に負けない演技力である。良かった。
来週から永野芽郁。

そして半年後の終了後の感想

ｇ志尊淳、豊川悦司など役者の評価は高いにも関わらず（中でも、清野菜名の死を告げる志尊の声だけの演技は出色だった）、「私はこのヒロインとは違う」というコメントを永野芽郁が出さざるをえないほどの批判の大合唱になり（見なければいいのに、とつくづく思うが）、自身も左耳が失聴しているらしい北川センセの株はダダ下がりとなった。

何の話になるのかわからない、という当初の展開は終盤まで続くことになったので（何者にもならない主人公は、朝ドラはじまって以来のことではなかろうか）、それはそれで脚本家の意図通りの話と言えないこともない（「同日に生まれた幼馴染との恋物語」という少女マンガの枠組みは、話と呼べるほどのものではない）。

平成最後にバブル期の物語を、というNHKの希望に北川センセが応えた結果で、あまりにも実りに乏しいのは仕方のないことかもしれないが、さすがに虚しいものがあると言わざるを得ない。

矢崎由紗はその後あまり観ることができず、アフレコの仕事が多いようだ（？）

半分、青い。の見どころ

1. 永野芽郁の等身大のヒロイン像
   永野芽郁が、片耳が聞こえないながらそれを乗り越えて前向きに生きる鈴愛を演じた。失敗してもめげずに立ち上がる姿が共感を呼んだ。
2. 北川悦吏子脚本の「セリフの妙」
   恋愛ドラマの巨匠・北川悦吏子ならではのポエティックなセリフ、ユーモラスな会話の応酬が大きな魅力。独特な表現ながら、登場人物の感情や人生の機微を巧みに表現した。
3. 佐藤健との「幼馴染」の絆
   鈴愛の運命の相手であり、共に育った幼馴染の律を演じる佐藤健との関係性が物語の軸。互いに「半分」を補い合うような二人の絆は、恋愛でも友情でもない、不思議で温かい関係として描かれ、多くの視聴者を魅了した。
4. 個性豊かなキャスト陣と家族の温かさ
   鈴愛の破天荒な父（滝藤賢一）と、それを支える優しい母（松雪泰子）、祖父（中村雅俊）といった家族の温かい描写、漫画家志望の仲間たち（清野菜名、志尊淳など）、岐阜の人々など、個性豊かなキャスト陣がドラマを彩る。彼らが鈴愛の人生にどう関わり、影響を与えていくのかが見どころ。
5. 「失敗」を恐れない人生の応援歌
   鈴愛は、漫画家、発明家、そして様々な物作りに挑戦しますが、その度に失敗。しかし彼女は決して諦めず、その失敗を糧に次へと進む。この「七転び八起き」の精神が「失敗しても大丈夫」「自分らしく生きればいい」というメッセージを届けた。

半分、青い。　あらすじ

楡野鈴愛は、1971年（昭和46年）、岐阜県東美濃市の小さな町に生まれた。高度経済成長期の終わり、日本中の人々が夢を見られた時代。鈴愛は小学3年生の時に病気で左耳の聴力を失ってしまう。片耳が聞こえないというハンディキャップを抱えながらも、天真爛漫でちょっとおっちょこちょいな鈴愛は、幼馴染の律（佐藤健）や家族、そして個性豊かな町の人々に支えられ、明るく成長していく。高校卒業後、バブル経済の絶頂期を迎え、漫画家になることを夢見て上京した鈴愛は、厳しい漫画の世界で挫折を経験。その後も、発明家を目指したり、物作りに挑戦したりと、様々なことに情熱を注ぎますが、失敗の連続。しかしどんなに転んでも諦めず、常に新しいことに挑戦し続ける鈴愛は、やがて自分だけの「ものづくり」の道を見つけていく。波乱万丈の人生の中で、幼馴染の律との間に育まれる「半分」の絆や、家族の愛情、友人との友情が温かく描かれる。

半分、青い。を観るには？

半分、青い。　キャスト

■楡野家

■「つくし食堂」関係者
健人 – 小関裕太
■萩尾家

■西園寺家

■木田原家

■朝露高校の人々

■その他の岐阜の人々

■オフィス・ティンカーベルの人々

■出版社の人々

■西北大学の人々

■クールフラットの人々

■鈴愛の“モノづくり”に影響を与える人々
津曲 雅彦（企画会社社長） – 有田哲平(くりぃむしちゅー)
加藤 恵子（津曲の妹） – 小西真奈美

半分、青い。　スタッフ