『ほんまもん』ってどんなドラマ?
「男の世界」だった日本料理界に飛び込んだ紀州熊野の少女。
本物の味=《ほんまもん》を愚直に追い求め、
女性料理人として道を切り拓く波乱万丈の一代記
連続テレビ小説第65作。豊かな自然に育まれた和歌山・熊野の山里で生まれ育ったヒロインが、料理の面白さに目覚めて大阪の老舗料亭の門を叩き、厳しい修行や伝統の壁、人間関係の摩擦を乗り越えながら、一人前の料理人として、そして一人の女性として力強く成長していく姿を描く。
あらすじ
和歌山県熊野の雄大な自然に囲まれた山村で育った山中木葉(池脇千鶴)は、山林を愛する頑固な父・大介(根津甚八)と優しい母・きよ(風吹ジュン)のもとで大らかに育ち、山菜や川魚など自然の恵みを料理することに人一倍の情熱を傾けるようになる。
高校卒業後、本格的に料理の道を志した木葉は、父の大反対を押し切って大阪へ単身修行に出る。紹介を受けて飛び込んだのは、大阪・天満にある格式高い老舗料亭「天竹」。しかし当時の料理界は完全な女人禁制・男社会であり、木葉は包丁すら握らせてもらえず、追い回しや雑用の毎日に追われながら厳しい現実に直面するが、持ち前の明るさと天性の味覚・直感を武器に、厳しい料理長や先輩板前たちの試練に愚直に立ち向かっていく。京都の精進料理店での修行や自らの店を持つ夢、そして料理仲間との切ない恋やすれ違いを経て、木葉は人を幸せにする本物の味——《ほんまもん》を掴み取ろうと奮闘していく——。
キャスト
山中 木葉 → 松岡 木葉(料理人) - 池脇千鶴
山中 千里(母) - 風吹ジュン
山中 一路(父) - 根津甚八
山中 定道(祖父) - 佐藤慶
山中 フジ(祖母) - 小林千登勢
田中 道代(叔母) - 小林幸子
桜井 泉恵尼(修行先の庵主) - 野際陽子(語り兼任)
松岡 武司(夫) - 海東健
松岡 誠司(義父) - 村野武範
松岡 陽子(義母) - 星由里子
浅井 エミ子(八百屋) - 宮川花子
浅井 勝義(エミ子の夫) - 愛川欽也
村沢(魚屋) - 宮川大助
入江(料亭の出資者) - 桂三枝(現・六代桂文枝)
白鳥 聖子 → 小室 聖子(同僚) - 麻生祐未
小室(同僚で和食料理人) - 永澤俊矢
田渕先生(小学校の恩師) - 坂上忍
山中 隆次 - 佐武勝義
松岡 雪枝(娘) - 川端夕海香
松岡 健司 - 三島嘉崇
松岡 友香子 - 神谷けいこ
加賀 新一 - 笑福亭松之助
加賀 節子 - 加茂さくら
加賀 匠 - 仁科克基
木村 裕次郎 - 井上順
田中 周 - 岡本信人
田中 和宏 - 畠中洋
田中 竜生 - 上瀧昇一郎
田渕 夕美 → 浅井 夕美 - 春木みさよ
田渕 勇人 → 浅井 勇人 - 森田直幸
落合 一実 - 斉花舟周
落合 一 - 西園寺章雄
落合 百合子 - 田中恵理
畑中 - 玉生司朗
畑中 幸代 - 中村節子
如月 萌子 - 夏樹陽子
如月 すず - 占部房子
タエ - 絵沢萠子
加代 - 紅萬子
ヒカラビ - 朴本早紀子
ミヤ子 - 中野若葉
藤木 剛 - 大和屋ソセキ
青田医師 - 小倉久寛
笹川 - 不破万作
権藤 - 喜味こいし
榎本 - 国田栄弥
ウィリアム - 剣太郎セガール
浦杉 健矢 - 千原浩史
小野寺 - 徳田興人
譲治 - 泉口由希哉
滝子 - 島村晶子
椎名 美代子 - 服部明美
大橋 - 花紀京
野村 - 稲健二
相原 知夏 - 金田典子
美山 結子 - 田中あや
桑山 平八郎 - 平井昌一
ラウラ・キング - ソフィー
葉月 - 長井梨紗
板谷部長 - 南条好輝
高梨 - 川原田樹
麻衣 - 小林麻子
知代子 - 小笠原町子
美智子 - 李昌齢
マサ - ホープユタカ
石井 - 生田朗子
津山 大三郎 - 小西博之
田所 - 橋田雄一郎
栗原 - 山本禎顕
安西 - 福田転球
チエコ - 麻生えりか
渡辺医師 - 冨家規政
小夜 - 三原あや
細井 友紀 - 稲田奈緒
一倉シェフ - 上杉祥三
堀川取締役 - 須永克彦
麻美 - 西村美保
浅井 勇人 - 倉益瑠我
田中先生 - 森下じんせい
松本 - 田尾安志
片岡 - 石丸謙二郎
百合子 - 広田レオナ
写真屋 - 天王寺一
視察員 - 湯口和明
和服の女 - 石本由美子
中年女 - 摩耶美
不動産屋 - ミッキー大場
池脇千鶴の瑞々しくも芯のある圧倒的な演技力と愛され力
映画『ジョゼと虎と魚たち』などでも絶賛された池脇千鶴が、泥臭くも清々しい等身大のヒロイン・木葉を好演。屈託のない笑顔、美味しそうに料理を味わう表情、そして男社会の理不尽な扱いや理不尽な叱責に悔し涙を流しながらも凛として厨房に立ち続ける姿が、視聴者の熱烈な支持と応援を集めた。
「男社会の日本料理界」に立ち向かう骨太なお仕事・修行ドラマの面白さ
包丁を触ることすら許されない下働きからスタートし、出汁の取り方、魚の捌き方、食材の目利き、季節のしつらえまで、徹底した日本料理の奥深さと職人の世界を克明に描写。佐藤慶演じる老匠・笹川をはじめとするベテラン板前たちの厳しい指導と、その裏にある料理への誇りと愛情が胸に迫る。
熊野の原風景と千住明による壮大で美しい劇伴
世界遺産登録前夜の熊野古道や豊かな山林の息をのむ美しさと、そこから生まれる郷土の素朴な味わいが物語の根底に流れる。千住明が手掛けたメインテーマをはじめとする優美で郷愁を誘う音楽が、大自然の包容力と料理を通じた人の心の温もりを情緒豊かに彩っている。
感想
再放送が始まったので見てみた。
「ばけばけ」での髙石あかりの母役が絶賛されていた池脇千鶴主演の、2001年の朝ドラである。池脇はハタチで瑞々しいのひとこと、「ジョゼ」はこの3年後である。ドラマにも多数出演しているが、どちらかというと映画、それも助演に主軸を置いた活動をしているように見受けられる。主演作にも2006年の「ストロベリーショートケイクス」など佳作が多い。「ばけばけ」の老け役には、たしかに目を疑った。
本作には西荻弓絵脚本作で、前半は爽やかだが後半は昼ドラ風のドロドロ展開になる「幻の朝ドラ」らしい。
佐藤慶や野際陽子など、今は見られない人がたくさん出ているのがうれしい。
『ほんまもん』を観るには?
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