【実況】巨人の星

第67話|落日の中の胴上げ

「あの夕焼けを浴びる星が、わしには血まみれに見える…」 【実況】巨人の星
「あの夕焼けを浴びる星が、わしには血まみれに見える…」
【前回(第66話|金田投手のアドバイス)のあらすじ】
台湾キャンプに参加した飛雄馬は金田投手に変化球の伝授を請い、「日本人独自の魔球を創れ」と一喝される。自らの暴投に魔球へのヒントを見出した飛雄馬の「大リーグボール」開発に向けた挑戦が幕を開けた。

跛行しつつ帰国する金田を駅まで送る飛雄馬。
別れ際に金田がくれたのは“巨人殺し”のデータ。・
「新しい変化球に死力を尽くします!」と誓う飛雄馬の姿に、
「星よ、かわいいやっちゃ…」
と見つめる金田であった。

歩きながらデータに目を通すと、“巨人殺し”のデータは王と才所選手の体力比較である。

才所俊郎というのは、1965年のドラフトで5位指名で巨人に入団した外野手(らしい)。→Wikipedia
どうしてこの人と王を比べるのか、今となってはよくわからない。
金田のデータによると、体重、垂直跳び、握力、とにかくすべてにおいて王が劣っているのである。

次の日の練習――
飛雄馬は王と才所の打撃練習を見比べ、やっぱり王のほうが長打力があると思い、このデータは合ってるんですかと王に見せてみる。
野球はタイミングだ、技術だ、一本足打法を生んだ研究心だ!
と王。

そうか、野球は体力じゃないんだ!
うれし涙を流しながら白線を引く飛雄馬

うれし涙を流しながら白線を引く飛雄馬

ムッ、星のやつどこまで線を引くつもりだ…

ムッ、星のやつどこまで線を引くつもりだ…

紅白戦が始まり、飛雄馬は白組の先発投手である。

  赤組  白組
1 高田  黒江
2 土井  滝
3 柴田  森永
4 長嶋  王
5 森   相羽
6 国松  才所
7 末次  山下
8 千田  土屋
9 宮田  星

星、調子よく高田、土井を打ち取り、次は昨日大暴投して怒られた柴田。
なんとかバントするが、ピッチャーフライになってしまう。

柴田「もっと手前に落ちるはずだったのに…」

柴田「もっと手前に落ちるはずだったのに…」

アッ!とショックを受ける星

アッ!とショックを受ける星

だがそのあとは快調、7回表で外し球を長嶋に二塁打とられた以外はすべて抑える。

「あかん、球が見えへん」とぼやく最後の打者高田を、何がなんでもこれで死んでいただく!と打ち取る。
これで「俺は速球でもいける!」と思ってしまった飛雄馬、
「花形や左門にも速球でいけるのでは!」
と胴上げされつつ、それでもやはり不安をぬぐいきれないのだった。
歯噛みをするのは、出番のなかった速水である。

しかし川上は・・・
「あの夕焼けを浴びる星が、わしには血まみれに見える…」

「あの夕焼けを浴びる星が、わしには血まみれに見える…」

【次回の巨人の星は!?】
帰国した飛雄馬に、テレビ出演中の花形と左門から「今の君はバッティング投手、メッタ打ちにする」と衝撃の宣告。金田も進歩のない飛雄馬に呆れ、一徹は静かに息子の敗北を予感。欠点から目を逸らす飛雄馬だった。(第68話|おそるべき予言)
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