「鉄の骨」ってどんなドラマ?
あらすじ
2005年、一谷組勤務3年目の富島平太は土木部営業一課に異動。大手ゼネコンの代表者が集まり、公共事業の割り振りを調整する「談合」が仕事だった。違法行為に抵抗を感じつつも、巨額プロジェクトの受注、会社の命運を握る仕事にやりがいを見出していく平太。怪文書で談合を告発された一谷組はチャンピオン(受注業者)を外される。数々の官製談合が摘発され、社会全体が厳しい眼を建設業界に向ける。常務・尾形総司は「一谷つぶし」が進んでいる事実を掴む。業界が競争相手を減らすために、一谷に仕組んだ陰謀だった。尾形は山関組顧問・三橋萬造の監視役を平太に命ずる。平太と同郷である三橋は、彼に心を許していく。「一谷つぶし」の裏側で多額の金が三橋を通じて政治家・城山和彦に流れていた。ゼネコン業界の深い闇に迷い込んだ平太は、恋人・野村萌(臼田あさ美)にも言えない深い葛藤を抱えることになる。検察の強制捜査のメスが大手ゼネコンに入り、ついに「談合」崩壊の時が訪れる中、平太は――。
感想
昨夏ドラマの秀作で、評判は聞いていたのだが、第1回の録画に失敗したので再放送を待っていた。
今回も地震のために一部ズタズタになっていたが…
童顔そのものの小池徹平は怪作「おひとりさま」以来で、オヤジ祭りの中に投げ出される子羊のようである。
なにしろ上司が豊原功補と陣内孝則、社長が笹野高史、そして渡り合うのが中村敦夫に金田明夫、無駄に美声の志賀廣太郎w、田中実、草見潤平、菅原大吉といったオヤジ達である。
さらに社長クラスのジジイどももたくさん。
渡辺哲まで出てくるにいたって、これは一種のヤクザ映画なのだとようやく気づいた。
これらオヤジ軍団のゼネコン営業畑は全員ダークスーツ、雀荘やホテルの一室、空き倉庫、川岸などに集まって、マフィアの結束にも似た談合の「調整」を続けるのだが、あからさまに怪しすぎねえ?
中でも豊原功補と金田明夫がかっこいいねえ。
建設省OBを演じているのは誰かと思ったら秋野太作だった。
数少ない女優のひとりは小池のカノジョで臼田あさ美、これはNHKらしいキャスティング。
志賀廣太郎の奥さんに烏丸せつ子で、これは迫力があった。
小池のお母さんとしては若杉じゃね?と思ったが、松田美由紀は現実にも龍平や翔太の母親なわけである。
臼田あさ美が銀行マンに心を揺らがせるくだりなど、不要なようで、ちゃんと考えられたつなぎで、悪くない。
ほぼ最終回まで緊迫感が持続する、すぐれた脚本であった。
怪文書を書いたのは誰だったのだろう?
「鉄の骨」を観るには?
「鉄の骨」作品情報
キャスト
富島平太(土木統括本部営業一課) – 小池徹平
遠藤安男(土木統括本部営業一課長) – 豊原功補
西田吾郎(遠藤の後任) – カンニング竹山
柴田理彩(土木統括本部営業一課) – 小谷早弥花
竹下庄一(土木統括本部営業一課員) – 秋野太作
吉川良哉(専務) – 矢島健一
尾形総司(常務) – 陣内孝則
松田篤(社長) – 笹野高史
永山徹夫(平太の現場勤務時の上司) – 大河内浩
■白水銀行
野村萌(初台支店) – 臼田あさ美
園田俊一(本部・融資審査部) – 宅間孝行
■山関組
三橋萬造(顧問) – 中村敦夫
和泉勇人(営業部長) – 金田明夫
市原範一(社長) – 真実一路
■真屋建設
長岡昇(営業部長) – 志賀廣太郎
迫水頼久(社長) – 石田太郎
■トキワ土建
山本勲(社長) – 高橋一生
榊原保(営業本部長) – 渡辺哲
■一谷・真屋・山関と共に談合をするグループ
田中勝(三沖建設営業課長) – 田中実
牛島雅彦(岩波工務店営業課長) – 草見潤平
岸原薫(村河建設営業課長) – 菅原大吉
建設会社社長 – 沼崎悠、阿部六郎
■その他の人々
細井(国土建設省・東部地方開発局の担当官) – ヨシダ朝
三橋満子(三橋萬造の妻) – 高林由紀子
城山和彦(衆議院議員) – 北村総一朗
坂元敦志(一谷組の下請け会社、坂元舗装の社長) – 寺島進
富島八重子(平太の母親) – 松田美由紀
北原慎二(東京地検特捜部検事) – 小市慢太郎
長岡妙子(長岡昇の妻) – 烏丸せつこ
内藤肇 – 多田木亮佑
一谷組の取引メーカーの社員 – 近江谷太朗
スタッフ
脚本 – 西岡琢也
音楽 – 川井憲次
演奏 – コンセール・レニエ
主題歌 – moumoon「トモシビ」
演出 – 柳川強、松浦善之助、須崎岳
制作統括 – 磯智明
制作 – NHK名古屋放送局
制作・著作 – NHK名古屋放送局

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