川上監督は一徹に二軍コーチ就任を打診するが、一徹は「自分の野球は古い」と辞退。激怒した明子は「お父さんはカラッポ人間!」と言い放って長屋を出て行く。一徹は涙を流しながら新たな闘志を燃やすのだった。

「長屋はどっちかしら・・・」

最新式のカラーテレビ
「巨人では、一軍選手ですら一人前になるまでは合宿生活を送る不文律があるのに、こいつときたら・・・」
という伴の心配をよそに、

うーん、いい香りだ♪

ハロー、星君♪
「あのう、あなたは?」
「あら、テレビ見てないの?」とルミは自己紹介して、「下の車で待ってるわね」
「なんじゃい、あいつは!」と伴は憤り、「星、お前本当にあんなやつに恋してるのか?」
返答しにくい質問であるwww
いそいそと支度をしていそいそ出かける飛雄馬。

もっとましな女はおらんのかい!
と頭を抱える伴を、
「今の飛雄馬はいろんなことを試してみたいのよ」
と明子がたしなめる。

「遅いわよ!」
飛雄馬「伴よ、俺はオズマが来るまでに人間になっておかなければならないんだ・・・だから納得いくまでルミさんに付いて、人間修行に打ち込んでみる」
人間修行www
なんでも特訓にしてしまう飛雄馬であった。
ルミは急に公園の前で急停止し、歓声をあげてブランコに腰かけて、「星君、押してくれる?」
「このまま空に飛んで行きそうよ!」
とはしゃいで、
「戻って来るとき、ルミのおへそがなくなるみたい!」(なんだそりゃwww)

「へそといえば…」と飛雄馬は「昔、父ちゃんのへそ打法にまいったっけなあ・・・」
あらためて、貧しい野球人生であるwww
ルミはスペアをとりそこねて

いやーん、くやしいわー
飛雄馬はすでにボウリングは余裕しゃくしゃくである。
(野球なら相手のミスで勝つこともあるが、こいつは自分がすべてだ・・・)
ルミ「「楽しそうにしなさいよ、ボウリングはボウリング、野球は野球よ!」

はっ、そうだった!

ルミに雪玉を投げられ
「雪か・・・雪といえば日本アルプス・・・」とまた思い出すのは野球のこと。
飛雄馬は、だんんだんルミについていけなくなる自分を感じる。
「ねえ、雪の中を走ってみない?」
「えっ、どこまで?」
「どこまでだっていいのよ――いざさらば雪見に転ぶところまで、ねえ行きましょう、子供になって!」
(驚いたことに、これは芭蕉の句である)
「ようし、今度は本当に捕まえるぞ!」
「待ってよう~」

記事を見た伴「ううーん・・・」
「このまま放っておくと取り返しのつかないことになるぞ!」
「伴まであんな記事を信じるのか?」
いや本当のことですけどwww
「さっき球団側と話してきた。悪いようにはせんそうだ」
「なんのことだ?」
「とにかく早く更改をしてくれ!」
「会って話そう。君は何か誤解をしている」
「だめだ! 今会えば俺はお前を叩きのめしてしまう!」

伴はマンションの前の電話ボックスからかけているのだった。
ボックスを出てタクシーの後部座席で腕を組みながら、
「星よ、野球だけは忘れんでくれ・・・お前は今、危険なところにいるんだぞ!」
立ち尽くす飛雄馬。
「心配してくれる気持ちは猛烈に嬉しい。だがルミさんのことと契約更改は別々に考えられないんだ」

さらに階上から見下ろす明子

今度はスケート
そこにまた記者が・・・「オッ、いただき!」

見出し「デートは堂々と」
二軍宿舎でも飛雄馬の乱行は噂もちきりである。
「おい伴、新聞見たか!」と声をかけられ、伴はやけくそで丼飯をかき込む。

「でえーい!」

そのころ飛雄馬は・・・

スタンドのスポーツ紙に目をとめたルミ「ねえ、自主テレってなあに?」
「ねえ、自主トレってなあに?」
「早く言えば、練習のことさ」
「どうして参加しなかったの? 知らなかったの?」
「いや・・・行かないほうがいいのさ」
「どうして? あたしが誘ったから?」
「関係ないよ、ルミさん」
「ほんと? ならいいけど」
マンションの前で別れてから、
「変わったわ、星君・・・」
とルミは俯く。
飛雄馬の帰宅を待ち構えていた伴、
「貴様、自主トレにも来ないでどういうつもりなんだ! 何も言えないのか!」
「言える!」
「言ってみろ」
「契約未更改のまま参加するくらいなら、やりたいことをやったほうがましだ」
「やりたいこと?」
「そうだ、俺にも若い人並みの青春があるってことを確かめることだ」
伴はほとほと呆れて、
「何を言うか、話し合いにも応じなかったくせに」
「なんだって?」
「球団からの呼出状は見なかったのか?」
飛雄馬、手紙の山をひっくり返して、

「あ。あった」
伴に引きずられて、渋々、代表事務所を訪れた飛雄馬。
「今日はハンコをもってきただろうね」
と代表が提示したのは、前回と同じ6割アップだった。
「これじゃ前回と変わりないじゃないですか!」
「その通り。今の君を見てると・・・ww」
「どういうことですか!」
「よく考えてみるんだな、野球選手にとってオフシーズンとは何か」
「橘ルミのことを言っているんでしょうか。評価はグラウンドだけで十分です!」
飛雄馬は憤然と立ち上がり、
「それに彼女はあなたが考えているような女じゃありません! では!」
代表は「待ちたまえ」と飛雄馬を呼び止め、「君はこれを読んだのかね?」とスポーツ紙を差し出す。

「星くんとデートしたのは有名になるため」

「う、うそだっ・・・!」

「ルミさんの真意がまだわからんのか!」
飛雄馬はハッとして、
「俺を野球に戻そうと、ルミさんは悪者に!」
「そうだ」
「俺は野球人としての自分を見失っていたというのか!」
どう見てもそうですけどww
「ルミさんと付き合うことで、野球にもプラスするものがあると思っていたのに!」
イヤ、正直ちょっとビミョーだったと思う。。。

心配するマキとエミに答えて、
平気よ、人の噂も七十五日って言うでしょと強がるルミ。
飛雄馬がかけてきた電話にも、「あれは本当のことだもの」と答える。
「世界が違うのよ、あたしはスキャンダルを栄養に生きていく世界に生きているのよ」
かっこいいね。

さようなら、星君・・・
気をとり直した飛雄馬は、「明日から自主トレに参加するよ」。
伴は大喜びで、「よく言った、それでこそお前だ!」
こうしてルミとの短い付き合いは終わったのである。

自主トレに復帰した飛雄馬が遅れを取り戻そうともがく中、一人長屋でチキンラーメンをすする一徹に大きな転機が訪れる。宿敵・中日ドラゴンズの水原監督から直々にコーチ就任を打診されたのだ。一徹は「オズマの獲得と指導」を条件に快諾、「鬼」と恐れられながらも飛雄馬の最大の「敵」として球界へ復帰する。(第94回|水原監督と父一徹)



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