【実況】巨人の星 ※毎週金曜2話更新

第131回|消える魔球の推理

すごい汗である 【実況】巨人の星 ※毎週金曜2話更新
伴が日野日出志の絵みたいになってるww
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【前回(第130回|左門の挑戦)のあらすじ】
大洋戦で左門は死球を狙って大転倒。土煙が立たなくなり焦る飛雄馬の姿に、左門と花形は「大リーグボールは水に弱い!」と確信。飛雄馬は試合後に「姉ちゃん帰ってきてくれ!」と電波を私物化する。

 

アルバムを繰る飛雄馬「姉ちゃんどこにいるんだ・・・」

アルバムを繰る飛雄馬、「姉ちゃんどこにいるんだ…」


そこへ迎えに来た伴、散らかった部屋を見て、うれしそうに「男所帯はしょうがないのう・・・」と言いながら、甲斐甲斐しく部屋を片付ける。
今日は夜の阪神戦のために飛行機で移動なのだが、飛雄馬は、一徹に会いたいから新幹線に乗ると言う。

*

オズマは飛雄馬の対決以来のスランプに苦しんでいた。
例の3球連続打ち特訓で、ピッチングマシーンで3球連続で発射させている。
これが打てるならバッティングピッチャー要らないじゃんww
「ボス、何とか言ってくれ! なぜ俺が立ち直るように指導してくれないんだ!」
と弱音を吐くオズマ。
「俺には休養が必要なんだ!」
「いつまでも『大リーグボール2号ショック』などと、おのれ自身を甘やかすのではない!」
「俺は俺なりに努力している。そんな言い方はやめろ!」
「何が努力だ!」
一徹がオズマを突き飛ばしたところで、場内アナウンスが飛雄馬の来訪を告げる。
「ヒューマ・ホシ?」思わず膝を伸ばすオズマ。「なぜここに・・・」
「フフン、アームストロング・オズマのポンコツぶりを見学に来たのではないかな」
「なんだとっ」
オズマは俄然やる気を出し、再びバットを握ると、
「ヘイ、カマン!!」

歩み寄ってきた飛雄馬が「父ちゃん・・・」と声をかけるのを無視して、一徹はオズマに向かって、
「何度言うたらわかるんだ! むやみやたらにバットを振り回せばいいわけじゃないんだ!」
「センキュー、ボス!」
飛雄馬は「あのう・・・」と困った様子で、
「父ちゃん、姉ちゃんの居所を知っていたら教えてほしいんだけど」
「足元に火のついているのも知らず、姉の身を心配するとはたいした余裕よな」
と厭味を言う一徹。
オズマはオズマで、
「見たかボス、調子が出てきたぞ!」
と懸命に一徹の気をひく。(いじらしい)
「姉ちゃんがひとりの人間として歩き出したのだと、今度の家出でそう悟った・・・」
語る飛雄馬に、一徹は無言で新聞を差し出す。

ああ、花形は、明子のことを忘れてしまった――と飛雄馬は慨嘆する。
「花形・・・野球と青春を両立させるのも、プロの道ではないのか・・・?」
「飛雄馬、誰に教わってそんな口を叩くようになった?」
一徹は異星人を見るような目で息子を見る。
「姉ちゃんの家出が、俺にそう教えてくれた・・・」
あくまで野球バカの父を置いて、歩み去っていく飛雄馬であった。

*

さて大阪甲子園――
ナイター前に、食堂で仲良くミートソースなどをぱくつく両チーム。


そこへ飛雄馬が到着すると、花形はナプキンで口元を拭い、「星君、失敬する」と席を立つが、飛雄馬は「ちょっと話がある」と呼び止める。
「今朝のスポーツ紙のことかい?」と得意げな花形。
「そうじゃない。姉ちゃんのことだ」

「明子さん…?」(誰だっけ)

「明子さん…?」(誰だっけ)


「この間、対大洋戦の後で、俺が醜態をさらしたのは見ただろうね?」
「インタビューなどに用はない!」
と胸をはる花形。
「いかにも君らしい・・・とにかく姉ちゃんは家出した」
と飛雄馬は言う。
「自分と花形さんの愛があっては、俺がライバルの勝負に徹することができないと思ったのだ」
「愛…!」とたじろく花形

「愛・・・!」とたじろく花形


「しかし・・・明子さんの気持ちは、一度も聞かせてもらえなかった・・・」
「慎み深い姉ちゃんの性格さ・・・」
飛雄馬はわざわざテーブルを回って、花形の傍に行き、
「はっきり言おう! 星明子は花形満を愛している!」
食堂で何を大暴露してるんだ、こいつww
さすがの花形もあっけにとられたが、しかし背を向けると、
「フフフ・・・今となっては、遅い!」(その「フフフ」は何だ)
「愛よりも恋よりも、俺の大リーグボール2号打倒だと言いたいのだな」
恋なら俺のほうが先輩と言いたげな飛雄馬、
「だが俺も悟った、割り切った! 君も姉ちゃんとの愛を両立させてくれ!」
「わざわざ呼び止めて何の話と思いきや・・・」
と花形は苦りきる。
「ずいぶん甘い話だな! たった今すっぱ抜いてやる、大リーグボール2号の正体を!」
「しかし、お前はまだ一度も大リーグボール2号と対面しとらんだろうが・・・」
と、もっともな疑問を呈する伴。
「伴豪傑は相変わらず単純だな?」花形は笑って、「左門の必死の対決が、僕に絶対のデータを提供してくれたのだ」と胸を張る。
「聞こうじゃないか!」
飛雄馬もむっとして、
「君がぶちのめしてくれるのなら、むしろありがたい。俺は鬼となって、ライバル花形との勝負に狂うだろう」
「こっちもそれが目的だ!」
花形は得々と解説を始める――

データ1! 伴が目を痛めたこと

データ2! わずか3週間でボールを消したこと

データ3! 一徹が初対面から見ぬいたこと

データ4! ボールがコースを変えること

データ5! 消える魔球は水分に弱い

「これらを総合すると――消える魔球の正体は、星親子には馴染み深い投球法の応用だ!」
伴は蒼くなり、
「よせっ、花形、もうやめてくれ!」
「恐ろしい男じゃ・・・そこまで的確な判断をしているとは思いもよらなんだ・・・」
「伴! 言わせろ、最後まで」と飛雄馬。

すごい汗である

すごい汗である

伴が日野日出志の絵みたいになってるww

伴が日野日出志の絵みたいになってるww

花形、たっぷり1分以上の沈黙をはさんで、「消える魔球の正体は!」

魔送球だ!

魔送球だ!


飛雄馬の顔も日野日出志化

飛雄馬の顔も日野日出志化


「君は、ランナーの顔をかすめて横に変化する魔送球を、縦に変化させたのだ!」
水面すれすれに投げた石が波を立たせるように、
すさまじい魔送球のカーブは地面すれすれから上昇するため土が舞い上がる
上から見た打者から見ると保護色となってボールを押し包む
下に土のないホームプレート上に来るとボールは突然姿を現す・・・

「そ・・・それから・・・?」
と、飛雄馬はおそるおそる訊く。
「それからもこれからもなかろう、これが消える魔球のすべてだ!」
「すべて・・・?」
「そうだ! これでも、君はまだ愛だの恋だのという話を持ち出すつもりかね?」
――飛雄馬はついに笑い出し、伴も、
 「花形、話はそれまで――だな?」

「花形、話はそれまで――だな?」

「ヒュー、助かったあ! 心臓が止まると思ったぞ、なあ星!」
急に元気になる伴である。
「見破るなら見破るで、中途半端はよしやがれ、人騒がせな、このばかもん!」

花形はむっとして、
「去勢をはるとは男らしくないぞ!」
「事実、まだ後があるんだから仕方がないわい! 残りの20%が問題なんじゃよ」←また言わなくてもいいことを

「卑怯だぞ、星君!」と花形は得意のセリフ

「卑怯だぞ、星君!」と花形は得意のセリフ


「今夜、君への第一球に魔送球を投げよう」
と飛雄馬も急にクールになり、
「そして第2球に、消える魔球を投げる・・・結果はグラウンドの上で見てもらおう」
明子姉ちゃんに勝手に愛を仕掛けておき、こと勝負となるとけろりと忘れるこの男を、俺は、叩く!
徹底的に叩きのめしてやれば、
この自分の強さに思い上がった男も、姉ちゃんの愛が必要になる!

花形――叩きのめしてやる!

花形――叩きのめしてやる!

花形の推理が「魔送球」という80%の段階で止まり、核心である「残り20%(って何だっけ?)」には届いていなかったことを知り、死ぬほど蒼ざめていた状態から一転、大ドヤ顔であらためて花形に宣戦布告した飛雄馬。いよいよ甲子園のナイターで、飛雄馬対花形の「消える魔球」本格対決が始まる!

【次回予告】
1球目の「魔送球」と2球目の「消える魔球」を見せられた花形は、自説の間違いを認められず「ごまかすために1球目に消えそこないを投げた!卑怯だ!」と見苦しく抗議して三振。そこに左門から電話が入り、一徹の元を訪ねて「縦の魔送球だけでは消えない」と実演してもらった事実を伝えられ、花形は自身の完全敗北と惨めさを痛感する。巨人は阪神を下してセ・リーグ優勝、勢いのまま日本シリーズで阪急も撃破。スタンドには漫画家としてデビューした元同級生・牧場春彦の姿が・・・(第132回|天才・花形の敗北)

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