飛雄馬は美奈に別れを告げるが、衝撃の秘密を打ち明けられる。翌日、二軍行きを命じられて「色ボケ」と叩かれる飛雄馬だったが、インクの滲んだ速達で真相を知った一徹は、息子の過酷な初恋に涙を流すのだった。
都城二軍キャンプで行われているのは、紅白試合である。
・・・と、1軍に残ったはずの伴もなぜか飛雄馬と並んでベンチ入りしている。


美奈の病魔のイメージ
ところが、中尾二軍監督は飛雄馬にピッチャー登板を告げる。
伴は喜びいさんでキャッチャー位置につくが、飛雄馬は動けないままだ。

急かされて、ようやく、トボトボとマウンドへのぼる。
「美奈さん、手早く片付けてすぐ会いに行くから・・・」
本当に大リーグボールであっという間にゲッツーをとってしまう。

大リーグボールまでは錆びつかせておらんぞ!
*
その頃――美奈はフララになりながら診療室に出ようとしていた。
「先生、最期のお願いです、手伝わせてください!」
「・・・そうか、いいだろう・・・」

ガシャーン
飛雄馬は大リーグボールを投げ続けて、ついに9回裏、ラストバッターとなる。
「この打者を片付けたらすぐ駆けつけるぜ!」
しかし、大リーグボールを投げようとした瞬間――

ネット裏に沖先生が!

もしや!(スゴイ顔)
不安で頭がいっぱいになった飛雄馬、「ああっ、美奈さん」とつぶやきながらも投げるが、ビーンボール。
今度こそ、と続けて投げるが、またしても大暴投。
何も知らない沖先生「しっかりしろ、星君・・・日高君が、日高君が・・・」

あんたのせいだよwww
大リーグボールは一向に決まらず、ついにフォアボール。
「あと1回でいい、成功してくれ!」
だが、二度とボールはバットに当たらなかったのである。
次の打者もフォアボール。
「大リーグボールが自滅だぜ!」記者たちもどよめく。
飛雄馬、大リーグボールをあきらめ、速球でストライクをとりにいくが、ほいきたと打ち込まれてしまう。
その次の打者も大きな当たり。
ついに中尾監督はピッチャー交代を宣言した。

ニヤリッ
あとで罰金もとるぞ!という中尾の言葉も聞かず、飛雄馬はネット裏に一目散。
「何があったのですか!」と沖先生につかみかかる。
「う、うん、病態が悪化してな・・・今日一日もつまい・・・」

ウ、ウウッ
「星ぃっ!」と追る伴を轢かんばかりに発車するタクシー。

車中の飛雄馬「なぜもっと早く知らせてくれなかったのですか!」
もし飛雄馬がマウンドにいたら、絶対声をかけるな、というのは美奈の指示だった。
「そこは星さんにとって美奈よりも大切な場所なのだから・・・」

「どうして君はそこまで気高いのだ…!」
タクシーを飛ばさせ、山道を一気呵成に駆け上がり、

しかし診療所の奥の間には…

白布をとることができない
頭を抱えて走り出す飛雄馬。
樹木に頭を打ちつけ、血だるまで崖から足を踏み外し・・・

死んだなこりゃ
「 俺 は ・ ・ ・ ダ メ だ っ ! 」

悲痛な姿であった
美奈の葬儀で「もう一生誰も愛さない」と誓った飛雄馬は、東京へ戻る二軍のバスを拒否して宮崎に残留。絶望の中で診療所にとどまる中、山崩れで生き埋めになった村人を救うため、大学病院へ血清を求めて猛激走する。危機を救った充実感から、飛雄馬は「第二の美奈さん(奉仕の心)になる!」という、野球から大きく脱線した決意を固めるのだった。(第103話|飛雄馬よいずこえ)



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