【実況】巨人の星 ※毎週金曜2話更新

第102話|落日の悲しみ

ニヤリッ 【実況】巨人の星 ※毎週金曜2話更新
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【前回(第101話|奈美のひみつ)のあらすじ】
飛雄馬は美奈に別れを告げるが、衝撃の秘密を打ち明けられる。翌日、二軍行きを命じられて「色ボケ」と叩かれる飛雄馬だったが、インクの滲んだ速達で真相を知った一徹は、息子の過酷な初恋に涙を流すのだった。

都城二軍キャンプで行われているのは、紅白試合である。
・・・と、1軍に残ったはずの伴もなぜか飛雄馬と並んでベンチ入りしている。

飛雄馬はといえば、沈みっぱなしで、試合なんかどうでもよさそう。

美奈の病魔のイメージ

美奈の病魔のイメージ

「この紅白試合さえなければ、今だって、今だって・・・」

ところが、中尾二軍監督は飛雄馬にピッチャー登板を告げる。
伴は喜びいさんでキャッチャー位置につくが、飛雄馬は動けないままだ。

急かされて、ようやく、トボトボとマウンドへのぼる。
「美奈さん、手早く片付けてすぐ会いに行くから・・・」
本当に大リーグボールであっという間にゲッツーをとってしまう。

大リーグボールまでは錆びつかせておらんぞ!

大リーグボールまでは錆びつかせておらんぞ!

どういう心理状態なのか、ちょっとよくわからない。

*

その頃――美奈はフララになりながら診療室に出ようとしていた。
「先生、最期のお願いです、手伝わせてください!」
「・・・そうか、いいだろう・・・」

しかし薬を取りに行ったかと思ったら・・・
ガシャーン

ガシャーン

*

飛雄馬は大リーグボールを投げ続けて、ついに9回裏、ラストバッターとなる。
「この打者を片付けたらすぐ駆けつけるぜ!」
しかし、大リーグボールを投げようとした瞬間――

ネット裏に沖先生が!

ネット裏に沖先生が!

もしや!(スゴイ顔)

もしや!(スゴイ顔)

不安で頭がいっぱいになった飛雄馬、「ああっ、美奈さん」とつぶやきながらも投げるが、ビーンボール。
今度こそ、と続けて投げるが、またしても大暴投。
何も知らない沖先生「しっかりしろ、星君・・・日高君が、日高君が・・・」

あんたのせいだよwww

あんたのせいだよwww

「だめだ・・・沖先生の出現の意味に気をとられ、精神を集中できん!」

大リーグボールは一向に決まらず、ついにフォアボール。
「あと1回でいい、成功してくれ!」
だが、二度とボールはバットに当たらなかったのである。
次の打者もフォアボール。
「大リーグボールが自滅だぜ!」記者たちもどよめく。
飛雄馬、大リーグボールをあきらめ、速球でストライクをとりにいくが、ほいきたと打ち込まれてしまう。
その次の打者も大きな当たり。

「くそっ! いつになったら終わるんだ、いつになったら・・・!」
ついに中尾監督はピッチャー交代を宣言した。

ニヤリッ

ニヤリッ


あとで罰金もとるぞ!という中尾の言葉も聞かず、飛雄馬はネット裏に一目散。
「何があったのですか!」と沖先生につかみかかる。
「う、うん、病態が悪化してな・・・今日一日もつまい・・・」
ウ、ウウッ

ウ、ウウッ

先生の手をつかんで走りだす。
「星ぃっ!」と追る伴を轢かんばかりに発車するタクシー。

*

車中の飛雄馬「なぜもっと早く知らせてくれなかったのですか!」
もし飛雄馬がマウンドにいたら、絶対声をかけるな、というのは美奈の指示だった。
「そこは星さんにとって美奈よりも大切な場所なのだから・・・」

「どうして君はそこまで気高いのだ…!」

「どうして君はそこまで気高いのだ…!」


タクシーを飛ばさせ、山道を一気呵成に駆け上がり、
しかし診療所の奥の間には…

しかし診療所の奥の間には…

白布をとることができない

白布をとることができない

「いやだ、みたくない、信じたくない・・・!」
頭を抱えて走り出す飛雄馬。
樹木に頭を打ちつけ、血だるまで崖から足を踏み外し・・・
死んだなこりゃ

死んだなこりゃ

暮れていく山の景色を眺めながら、「もう日の出はない・・・」
「 俺 は ・ ・ ・ ダ メ だ っ ! 」

悲痛な姿であった

悲痛な姿であった


 

【次回予告】
美奈の葬儀で「もう一生誰も愛さない」と誓った飛雄馬は、東京へ戻る二軍のバスを拒否して宮崎に残留。絶望の中で診療所にとどまる中、山崩れで生き埋めになった村人を救うため、大学病院へ血清を求めて猛激走する。危機を救った充実感から、飛雄馬は「第二の美奈さん(奉仕の心)になる!」という、野球から大きく脱線した決意を固めるのだった。(第103話|飛雄馬よいずこえ)

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